晴天を確認して昭島を5:00に出発。
中央道経由で豊科ICを下りて、国道147号線を穂高方面へ、
北穂高の信号を左折し、中房温泉へ通じる狭い県道を慎重に走行。
有明荘の裏手にある第3駐車場に8:10に到着。
【11/4、登山口-稜線分岐-有明神社-中岳-奥社-中岳-有明神社-稜線分岐-三段の滝-登山口】
200名山・有明山-2268m
「信濃富士」ないし「有明富士」とも呼ばれ、安曇野の人たちに昔から愛されてきた。
山姿が富士山にそっくりなのと、観天望気で農作業の目安になった山であることが大きく貢献している。
山の神社の祭神が手力雄命(たぢからおのみこと)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)、天思兼命
(あめのおもいかねのみこと)で、戸隠山と同じであり、正保年間(1644年~1648年)に松本藩で出した
“国絵図”には「取(戸)放(とっぱなし)山」とあるほど「天の岩戸」伝説が絡んだ霊山。
駐車場奥の登山口-1360mを8:40に出発。
出だしは霜が降りた緩やかな笹道を進む。
9:20に三段の滝分岐を通過、数日前の雪が残っています。
徐々に傾斜がきつくなり、木ハシゴから急登が始まる。
見上げると見事な紅葉と青空が絵になります。
高度が上がると冠雪した北アルプスの稜線が見えてきました。
標識はまばらで急登を上に上にと進んだが、途中からヤブ漕ぎになる。
清水岳の方に登ってしまったようで、GPSで確認すると登山道は右の沢をトラバースしている。
横に進むと傾斜がきついため、笹薮を50m程下って道に戻った。
最初の鎖場、足場用のボルトが打ち込んであり問題無し。
北アルプスの稜線がさらに見えてきて、頂上の展望に期待。
ロープがある急登、倒木と大岩と残雪が続く難所です。
有明山・山頂の稜線が見えてきました。
高度を稼ぎ、稜線の奥に大天井岳?のピークが見えてきました。
清水岳との稜線分岐-2150mを10:40に通過。
右に折れて有明山山頂への最後の登りになります。
途中に展望箇所が二ヶ所ありました。
明日登る爺ヶ岳方面ですが、白く冠雪しています。
清水岳への尾根と燕岳-餓鬼岳方面。
有明神社・大鳥居に到着。ピカピカの鳥居は落雷対策でしょうか。
本日会った唯一のペアの登山者が食事中でした。
11:10に有明山・北岳山頂-2268mに到着。
有明神社の祠の裏手を回って奥社に向かいます。
シカの足跡でしょうか、人の踏跡がありません。
5分程で三角点のあるピークを通過。
ここで200名山・有明山の記念撮影。
常念岳に続く大天井岳の稜線が見えます。
薄雲が流れる安曇野の平野。
奥社へのルートは修験の山らしい厳しい稜線歩きが続きます。
11:20に中岳の祠を通過。
奥社へ行く途中の難所。さらに足場が悪くなり厳しい参道です。
11:30に南岳・奥社の祠に到着。
三角点のあるピークに戻り、大展望を楽しみながら昼食。
安曇野の先に富士山が浮かんでいます。
燕岳の稜線。今日の登山者は最高の気分でしょう。
12:15に下山開始。急斜続きで効率良く降りられそうです。
残った雪でズルズル滑る厳しい下山となりました。
大無限山で違和感が残った右膝をかばって慎重に降ります。
日が当たらない樹林帯のため、午後になっても雪が結構残っています。
やっと笹薮の登山道になり、 三段の滝分岐を右折して滝に向かいます。
三段の滝周辺を歩いて見学しました。
中房温泉駐車場に出ると、さすが人気の燕岳で登山者の車が沢山駐車しています。
14:20に第3駐車場に戻り、すぐに有明荘・有明温泉に600円で入浴して汗を流しました。
高低差900m、19000歩、6時間弱の快晴で静かな山旅でした。
15:30に有明荘を出発。狭い県道で定期バスや自家用車とすれ違いながら下って
明日の爺ヶ岳登山口の扇沢に向かいます。
チェーン着用の表示が出ている扇沢を走って16:40に爺ヶ岳登山口に到着。
ここは冷たい風が吹き抜けるため、扇沢ターミナルの無料駐車場に移動。
無料駐車場は無風で、車中泊に決めて扇沢駅周辺を歩き回っていると
右膝をかばった影響から左足のアキレス腱を痛めたようで、引きずりながら歩きました。
後立山連峰の上にジェット機の十字雲が掛かりました。
日没の空を見ながら17:00に夕食。19:00にシェラフに潜って就寝。
無風の駐車場は正解で、暖かく寝られました。
満天の星空を見ると明日も快晴が期待できそうです。
登山靴を履けば何とか歩けるでしょう。
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