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熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

ギリシャ・アテネ(ピレウス)観光

2012年11月16日 | 旅行

地中海は穏やかでいつも快晴なのでしょうか。
昨日のミコノス島に続き、今日はギリシャ・ピレウス港に入港してアテネ観光です。

入港待ちのため約2時間遅れでピレウス入港となりました。

着岸ポイントには大型客船が入港しています。 

専用バルコニー付きの豪華なルビープリンセス号。
長崎造船所で火災にあったサファイヤプリンセス号と同型艦です。
この船の着岸待ちで2時間待たされたようです。

7時の着岸予定が9時になってしまいました。
直ぐに下船してツアーバスの待つ駐車場に向かいます。

我々ではなく、ルビープリンセス号の歓迎セレモニーをパチリ。

【6/8、アクロポリスの丘観光とプラカ観光を選択】

       ◎ アクロポリスの丘  ◎ パルテノン神殿  ◎ ゼウス神殿  ◎ 旧オリンピック競技場
       ◎ レストランにて昼食  ◎ プラカ地区にてフリータイム

アテネへ海の玄関口としての役割を担うピレウス港をツアーバス6台分乗で出発。
なんとか30分遅れで済みましたが、ここでクレーマーおじさんが登場。

ツアースタッフを怒鳴りつけてバスの発車を止めています。姉弟三人で参加したが、二人が別のバスに
乗ったのはお前のミスだから二人をここに連れてこい。それまでは発車させんぞとゴネています。
お二人は構わないと言って別のバスに乗りましたと説明しても聞き入れません。

スタッフが迎えに行き、やはり二人はこのままでいいよと言ってバスが発車しましたと説明。
二人と別々になったわしはどうしたらいいんだと怒鳴っています。

結局、最後に港を出発しましたが、車内では二人がわざと別のバスに乗ったんだろうと噂しました。
このおじさんは私の船室近くの人で、航海中は常に船の関係者に文句を言っては怒鳴りつけていました。
後日に昼食が一緒になったら、お姉さんから子ども扱いされて口答えもできないようです。
航海の最後までニコリともせず挨拶も返さないという怖い般若顔で歩くおじさんでした。

 アテネ市内を走行して30分程でアクロポリスの丘に到着。

坂道と階段を上って世界遺産のパルテノン神殿に辿り着きます。
バス単位のグループ行動で入場しましたが、途中からフリーで見学しました。

ヘロデス・アティコス音楽堂(オデオン)

アクロポリスへの坂を上る途中、右下に見えるのはパナシナイコ・スタジアムの改修もした富豪、
ヘロデス・アティコスが寄贈した5000人収容可能な音楽堂です。
かつては戦争でぶんどった船の帆や柱を使って作った天井があったそうです。
1961年に修復され、現在では夏にアテネ・フェスティバルとして、演劇や音楽会が上演されています。

  

神殿の門前は大勢の観光客で混み合っています。

いよいよ前門(プロピュライア)を通ります。

世界遺産パルテノン神殿が目に飛び込んできました。

パルテノン神殿は、古代ギリシア時代にアテナイのアクロポリスの上に建設された、アテナイの守護神である
ギリシア神話の女神アテーナーを祀る神殿。紀元前447年に建設が始まり、紀元前438年に完工、
装飾等は紀元前431年まで行われた。
パルテノン神殿はギリシア古代建築を現代に伝える最も重要な、ドーリア式建造物の最高峰と見なされる。
装飾彫刻もギリシア美術の傑作である。この神殿は古代ギリシアそして民主政アテナイの象徴であり、
世界的な文化遺産として世界遺産に認定されている。

  

 神殿は完全な新築ではなく、この地には古パルテノンと呼ばれるアテーナーの神殿があったが、
紀元前480年のペルシア戦争にて破壊された後に再建され、当時あった多くの神殿と同様にデロス同盟、
そして後のアテナイ帝国の国庫として使われた。

6世紀にはパルテノン神殿はキリスト教に取り込まれ、生神女マリヤ聖堂となった。
オスマン帝国の占領後の1460年代初頭にはモスクへと変えられ、神殿内にはミナレットが設けられた。

  

古代文明の聖域である丘一帯のアクロポリス建築郡は現在も修復が続いています。

◎ ディオニソスの聖域

◎ ゼウス神殿 も確認できました

 1687年9月26日、オスマン帝国によって火薬庫として使われていた神殿は
ヴェネツィア共和国の攻撃に
よって爆発炎上し、神殿建築や彫刻などはひどい損傷を受けた。

なるほどそうだったのか・・・・火薬庫にするとはひどすぎです。

  

1806年、オスマン帝国の了承を得たエルギン伯は、神殿から焼け残った彫刻類を取り外して持ち去った。
これらは1816年にロンドンの大英博物館に売却され、現在でもエルギン・マーブルまたはパルテノン・マーブル
の名で展示されている。ギリシア政府はこれら彫刻の返却を求めているが、実現には至っていない。
ギリシア文化・観光庁は、パルテノン神殿の部分的な破壊の修復や保全など、
後世に伝えるための再建計画を実行している。

◎ アテナ・ニケ神殿

  

アクロポリスの丘からはアテネ市内を360度パノラマで見渡すことができます。 

   

◎ エレクテイオン神殿

アクロポリスの丘の北側に立つ神殿で、目を引くのは柱として屋根を支える6体のコレー(乙女)像。
カリアティディスと呼ばれ、高さは2.3m。1体はパルテノン神殿の彫像と一緒に大英博物館に拉致。
残り5体も近年空気汚染のため破損がひどくなったので複製と置き換えられ、
現在アクロポリス博物館で展示されています。

私は本物と思って撮影していた乙女像。

丘の展望台にて記念撮影。

  

子供達の野外授業でしょうか、世界遺産でとはうらやましい限りですね。

  

古代アゴラ(集会場)

◎ ヘーファイステイオン神殿

  

 バスに戻るとクレーマーおじさんが、またスタッフを怒鳴りつけて連れてこいと騒いでいます。

近くの土産店で絵葉書を購入すると、店のマダムが小銭入れを差し出して話しかけてきました。
どうやら同じ緑のツアーカードをぶら下げたおじさんがレジに忘れていったようです。
バスに戻ってガイドさんを連れて行き、小銭入れを受け取りました。
後で持ち主に感謝されましたが、親切なマダムでした。

バスが発車するとクレーマーおじさんがいません。
姉弟が迎えに来て向こうのバスに移ったそうで皆でヤレヤレです。

◎ 旧オリンピック競技場

近代オリンピックが初めて開かれたパナシナイコスタジアムは、ギリシャのアテネにある競技場。
古代オリンピックにならい、トラック(1周330m)の直線が極端に長く、コーナーはヘアピンカーブ。
総大理石造りのスタンドは4~5万人収容。
 
紀元前329年に建築され、紀元前250年に改築、紀元前131年には大理石によって再建された。
また1895年には、翌1896年の第1回近代オリンピックの為に修復された。
2004年の第28回大会では、男女マラソンのゴール地点とアーチェリーの会場に使われた。
競技場に隣接するエスニコス・スポーツクラブは、ウォームアップで使用され、
道具を保管する場所や選手用のラウンジなど、数多くの設備を備える。

  

そばには近代オリンピックの父、クーベルタン伯爵の石像があります。

  

アテネ市内の各所からアクロポリスの丘が見ることができます。

シンタグマ広場と国会議事堂周辺。
無名戦士の墓では衛兵の交代式がありますが、ツアーではパスです。

ザピオン国際展示場とSL風観光バス。

    

◎ プラカ地区にて昼食とフリータイム

旧市街プラカ地区は19世紀の民家が土産屋やタベルナ(ギリシャ風レストラン)
になっている見どころ満載の地区です。

昼食は一皿をシェアして食べる店で、紛らわしくて混乱しました。

    

 プラカ地区の土産店を物色。
サンダルやカバン等の革製品が安いです。

 可愛い革のショルダーバックを手にすると店番のおばあちゃんが出てきました。
値切るつもりでしたが、おばあちゃんの顔を見たら交渉できませんでした。

叔父さん相手に可愛い革ザックで5€値切り、レジの女性にカードで支払い。
船に戻ってレシートを見たら最初の価格でガッカリ、要チェックですね。

サイフを開いて残り金を見せて値切る方法がベストです。
私が65€で買った革バックを47€で買ったようで、後で私も残金を細工して採用しました。

◎ アクロポリス博物館

アクロポリス博物館はパルテノン神殿の南東側に建っていて、周囲の景観を損ねないよう半地下になっています。
アクロポリスから発掘されたものを収蔵していますが、パルテノン神殿がらみのめぼしい物は大英博物館に
持って行かれてます。
しかしそれでも後に発掘された超一流の美術品が展示されていて、
アルカイック期の傑作
の仔牛を担ぐ男の像、神殿の破風を飾っていた青色に塗られたひげを生やした
テュポーン
(半人半蛇)像、様々なコレー(乙女)像、パルテノン神殿の東の内壁に飾られていた坐せる三神像、
ニケ神殿のレリーフであるサンダルのひもをほどくニケなどが有名です。
またエレクテイオンから外されたカリアティディスも展示されています。

  

ゼウス神殿の見学に行きましたが、午後3時で料金所を閉められました。
午後7時のはずですが原因不明で、経済危機に陥るのも当たり前だとグチります。
やむなく塀の外からパチリ。

ハドリアヌスの門近くに15:30に集合し、バスで乗って港に戻ります。

  

船に戻って荷物を置き、港周辺の散策に出ました。

港近くにあった修復中の教会でしょうか。

可愛い小さな教会が傍にありました。

  

これも教会ですね。

ギリシャ国旗が掲揚された公的な建物のようです。

外観巡りで歩きましたので何の建物かは未確認です。

スーパーを見つけてお菓子や飲み物、キャンデー等を購入。

  

21:00の帰船リミット前の20:00に船に戻って夕食。

ルビープリンセス号は早々に出港し、空いた岸壁からアテネの夕日を撮影できました。

夕闇に包まれ始めたピレウス港で、遠くに打ち上げ花火が見られました。

ピレウス出港は22:00になりました。

34年前にアルプス三山を登った帰路の南周りでアテネ空港周辺に半日滞在しました。
今回も日帰りのためパルテノン神殿のライトアップは絵葉書で我慢です。

三度目は是非に宿泊してじっくりと「神々の住まう国」ギリシャ・・・
守護神アテナに祝福されて、偉大な古代ギリシャ文明を完成した象徴的な都市として、
多くの都市国家の中でも特別な存在であったアテネの世界遺産を巡りたいですね。

次の寄港地は明後日で、イタリア・シチリア島のカタニアです。
すでに船内テレビではゴットファーザーシリーズを放送しています。


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