熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

お花畑の200名山・石狩岳

2013年07月07日 | 登山

北海道山行三日目、3:00に起床してオニギリで朝食。
足を痛めている女性がパスして10名で4:00にホテルを出発。

【6/30、ホテル-シュナイダー登山口-石狩の肩-石狩岳北峰-南峰-往路下山-ホテル泊り】

林道を走行して4:35にシュナイダー登山口-804mに到着。
今日は200名山・石狩岳で、高低差1200m、12km、10時間の登山になります。

 

駐車場の正面中央に双耳峰の石狩岳が見えます。

軽く体操後、 4:50にシュナイダー登山口を出発。

石が祭られた社に安全登山を祈願します。 

河原沿いの平坦な道を進むと、ガイドからイラクサに触れないよう注意がありました。

夏から秋にかけ、緑白色の雄花と淡緑色の雌花が咲く。茎や葉の表面には毛のようなとげがある。
そのとげの基部にはアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体の入った嚢があり、
とげに触れその嚢が破れて皮膚につくと強い痛みがある。

樹林帯の笹道をしばらく進みます。 

5:40に渡渉ポイントに到着。 倒木二本を使って向こうに渡れました。

対岸の河原沿いを更に進みます。 

いよいよ噂のシュナイダーコースの急登に入ります。

 

縦走路のエスケープ路として造られた急登ですが、今は日帰りルートとして使われるそうです。 

 

前半は中・急斜面が交互に続く尾根道で、ときおり稜線が見え隠れします。

後半から急峻な道となり、8:45にかくれんぼ岩を通過。
十分にホールド箇所があり、順番待ちしながらゆっくりと登りました。

 

徐々に日陰が少なくなり暑くなりますが、吹き抜ける風に助けられます。 

高度が上がり、昨日のニペソツ山が見えてきました。

 

右手にユニ石狩岳方面からの縦走尾根が見えます。 

岩や木の枝、笹を掴んで最後の急坂を頑張ります。

石狩の肩までもう少しです。

9:45に石狩の肩-1750mに到着。縦走路との合流点になります。

咲き誇る花々が点在する尾根道でした。

 

昨日以上の快晴となり、合流点の正面に大雪山の山々。

左手には間近になった石狩岳の山頂。

その奥に昨日のニペソツ山-丸山-ウペペサンケ山。

右手には音更山とユニ石狩岳への縦走尾根。

 

10:00に山頂へ向かって約200mの尾根道を登ります。

 

南斜面には沢山の花々が咲き誇っていました。

二組のパーティとすれ違いましたが、皆さんお花畑に感激していました。

 

10:50に200名山・石狩岳-1967mに到着。ただし、ここは双耳峰の【1966m峰】とのこと。

石狩岳(いしかりだけ)は、北海道中央部、石狩山地にある標高1,967 mの山。
山頂は上川町(石狩国)と上士幌町(十勝国)の境にある。名称は石狩川の水源であることから付けられた。
大雪山国立公園に属している。稜線は北東-南西方向に伸びている。
北東へ辿ると音更山(1,932m)、ユニ石狩岳(1,541m)、三国峠を挟んで三国山(1,541m)と続いており、
この稜線は上川町と上士幌町の境をなし、日本海側と太平洋側の分水嶺もなしている。
これらの山々(三国山は除かれることもある)を指して石狩連峰と呼び、石狩岳はその主峰である。

南西へ伸びた稜線はまもなく南へと方向を変え、ニペソツ山(2,013m)、丸山(1,692m)、
ウペペサンケ山(1,848m)と続いていく。石狩連峰とこれらの山々は大雪山の東に列をなしていることから、
総称して東大雪と呼ばれる。石狩連峰は日高山脈と同様の褶曲山脈であり火山ではない。
森林限界は1,600m程度にあり、その上部はハイマツ帯である。北西斜面に石狩川の、
南東斜面に音更川(十勝川の支流)の水源がある。

 

昨日より間近になった大雪山系の山々。

トムラウシ山と沼の原方面。
A社の会員でしたので、不幸な遭難事故を思い出します。
今日のように天候が良ければ何の問題もなく縦走を楽しめたでしょう。

富良野岳-十勝岳-オブタテシケ山の稜線。

ニペソツ山を見ながら200m先にある双耳峰の【1967m峰】に向かいます。

5分程で到着し、最高峰から【1966m峰】を振り返ります。

 

【1966m峰】に戻ってゆっくりと昼食後、11:45に下山開始。
連日の快晴とお花畑に感謝!!

 

お花畑でゆっくりと撮影時間を取りながら下山します。

 

12:15に石狩の肩に到着。

 

急峻な下山道に備えてストレッチします。

 

お花畑に別れを告げて12:30に尾根を下ります。 

 

急坂を慎重に降りますが、ホールド箇所は十分にあります。

 

ニペソツ山とも間もなくお別れです。 

 

急降下で効率的に標高を下げながら、尾根後半の中斜面に出ました。

樹林帯のジグザグ道に出ると沢の音が聞こえてきます。 

河原脇の草原帯に出ました。

14:40に河原の登山口に出て休憩。

朝方より水量が増えていましたが、濡れずに渡渉できました。 

沢沿いの樹林帯で、吹き抜ける風に心地よく下ります。

石が祭られた社前を感謝しながら通過。

15:45に登山口に帰着。河原で登山靴を洗って後始末。

今日も氷入りの冷たい水をタップリ頂いてから車に乗ります。

今日は最後まで青空のままで、しばらく好天が続くようです。

16:30にホテル到着。直ぐに温泉でのんびりと体を癒します。
高低差1200m、急登に配慮した10時間35分、27000歩のゆっくりとした山旅でした。

18:00から三日目の美味しい夕食を頂き、ガイドさん達と山談義で盛り上がりました。 

シュナイダーコースの語源は、ハンネスシュナイダーとは無関係のようです。
ジャンプ台の助走路のような尾根の形からスライダー→シュナイダーと訛った? 確かな語源は不明です。

今日、日高山系で山岳講座を主催したガイドが落石事故でヘリ搬送されたそうです。
ガイド仲間とのことで負傷程度を心配されていました。

トムラウシ遭難事故で聞いたところ、死亡した七人はゴアテックスの雨具を持っていなかったようです。
一人は雨具を持たずにゴルフジャケットらしく、他は雨中の長期縦走に耐えられないカッパだった・・・?
しかし事故報告書では全員装備に問題無しとなっています。私が気になっていた装備については、
詳細は警察が把握しており、裁判が始まると
明らかになるかも知れませんね。

明日は7:00朝食、然別湖で遊覧観光、六花亭本店で買い物をして帰ります。


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