北欧圏最初の寄港地はスウェーデンです。
ヨーテボリ港沖にある灯台がぼんやりと見えてきました。
日の出は4:15ですが、厚い雲で見られません。
タグボートのお迎え、スウェーデン国旗を掲げて入港します。
岩礁だらけの沖合いをゆっくりと通過します。
港内にも無数の岩礁があります。
客船埠頭アーレンダルに着岸します。
6:00の予定が遅れ、6:30に雨のヨーテボリに着岸。
ヨーテボリはヴェストラ・イェータランド県に属するスウェーデンの港湾都市。
人口は約52万人。スウェーデンではストックホルムに次ぎ、北欧でも5番目の大きさの都市である。
ヴェストラ・イェータランド県の県庁所在地。町の名前は「ゴートの都市」を意味する。
日本語ではイェーテボリ、イエテボリとも呼ばれる。
朝食後、下船してツアーバスに乗車し8:45に港を出発。
【2012/6/25、ヨーテボリ観光と運河クルーズを選択】
◎ヨーテボリ市内観光 ◎ハーガ地区散策 ◎運河クルーズ ◎昼食 ◎マストフッグ教会
大航海時代においては貿易の拠点として栄え、特にスウェーデン東インド会社が有名である。
19世紀に北欧全体にナショナリズム(汎スカンディナヴィア主義)が昂揚するとヨーテボリは、
北欧諸国の国家連合「スカンディナヴィア連合王国」の首都と目された。
北欧は女性が活躍しているそうですが、バスの運転手は女性です。
男性ガイドと女性通訳さん。
雨が降りしきるヨーテボリ市内です。
西海岸に面しているため海洋性気候であり、夏場でも天候の変動が激しく、にわか雨などが多い。
そのため、地元では「小さなロンドン」などと呼ばれるそうです。
最初に運河のヨットハーバーで下車。
地元では「魚の教会」の名で親しまれる魚市場フェスケショルカ。
独特な建物は1873年に建てられ、シーフード料理を楽 しめるレストランが2階にあります。
◎ハーガ地区散策
石畳の古い町並みに、アンティークショップや雑貨屋、カフェやレストランが並ぶ雰囲気の良いエリアです。
便利なレンタル自転車の駐輪所。自転車道が整備されています。
朝9時に到着しましたが、ほとんどの店は閉じています。
仕方なくウィンドショッピングとなりました。
セブンイレブンだけは開店していますので覘いてみました。
傍にあるハーガ教会の外観を見学。
スウェーデンのカラスかな?
傘無しの母子、雨に慣れているのでしょうか。
僅かに開店していたインテリアのお店。
日本人客が殺到してラッキーでしたね。
ツアーリーダに聞くと「雨で閉店しているようです」とのこと。
他のツアーでは買い物できたことから、10時の開店前に連れて行かれたようでガッカリ。
便利なトラムが走る市内。車道、歩道、自転車道と整備されています。
◎運河クルーズ
ビニール合羽を着用し、平べったい船に乗ります。
水上船の観光ガイドも美人の女性でした。
雨と波しぶきを浴びながらカメラを抱いて運河を出発。
旧スウェーデン東インド会社の建物がありますが、どれでしたか。
「魚の教会」フェスケショルカを通過。
運河の橋を何本もくぐりますが、低すぎるためイスから降りて床に伏せて通過。
平べったい理由が分りました。運河を出て港内を周遊します。
ヨーテボリはグスタフ2世アドルフによって建設されたという伝説がある、比較的新しい都市である。
デンマーク=ノルウェーとの度重なる戦争の結果、ようやく北海への出口を手に入れたスウェーデン人は、
この地に拠点を建設することを決定した。これこそがヨーテボリである。
建設当時、町のすぐ北にはノルウェー人が迫っており、すぐ南にはデンマーク人の領地があった。
北欧神話によりこの地はイェート人の領地としての呼び名が伝わっており、
イェート人=ゴート人の伝承によりゴート人の町つまりヨーテボリが誕生した。
スウェーデン語などでは、日本語でいうゴート人とイェート人を区別せず、同一視している。
ヨーテボリ海洋センターの埠頭、潜水艦等の軍船が見えます。
歴史的な建物をガイドしてくれますが、記憶に残っていません。
帆船や沢山の大型船が両岸に停泊しています。
橋とは僅か30cm位の隙間しかありませんので緊張して運河に戻ります。
一時間程のクルーズで体がかなり冷えました。
バスに戻ってヨーテボリ中央駅に移動し、徒歩見学。
中央駅からはスウェーデン鉄道でスウェーデン各地に行くことができます。
首都ストックホルムまでは3時間弱とのこと。
駅構内のショッピングモールで20分のトイレタイム。
ここでも買い物できずに時間切れ。
駅前から昼食会場に移動します。
広場にあったグスタフ2世アドルフ「北方の獅子王」の銅像。
立派な像ですが、頭の上が鳩の定位置のようです。
グスタフ2世アドルフ 1594年~1632年(在位1611年~1632年)
市内のレストランで魚中心の昼食です。
◎マストフッグ教会
ヨーテボリ市全体や港が見渡せる見晴らしの良い丘にあります。
ログハウス造りのような教会です。
いかにも北欧らしい天井ですね。
ガイドは雨の観光でヨーテボリを嫌いにならないよう、何度も謝っていました。
高台からの展望。航海中の夫を待つという妻の像が見えます。
最後まで雨に降られながら15:30に港に戻りました。
17:00の帰船リミットまで港にあるボルボ博物館を見学。
無料見学コースでボルボ社の車両や飛行機を見学。
様々な車種があり、地元の子供達に人気のようです。
有料コースはパスしましたが、無料でも充分な展示数でした。
ボルボ社後援の世界ヨットレースやゴルフ大会のグッズコーナーがあり、
ほとんど買い物できなかった私達が買い占める勢いで購入。
船に戻ると送別パフォーマンスが始まりました。
風雨の中でパフォーマンスを開始。
かなり寒い筈ですが、笑顔のリーダー嬢。
色々な演技パターンを次々と見せてくれます。
寒さに負けず、船が離岸するまで演技してくれました。
降られっぱなしで寒さに閉口したヨーテボリでしたが、
30分間の寒中パフォーマンスを見てスウェーデンが大好きになりました。
港ゲートを出る最後まで演技を続けています。
船尾では南中ソーラン踊りが続いています。
19:00にヨーテボリを出港。
残念ながらスウェーデン観光はこれで終了です。
ヨーテボリでは岩礁の合間にも港湾施設が設置されているようです。
小島のある近くの街並みを通過。
スウェーデンの見所は沢山ありますのでチャンスがあれば訪れたいですね。
灯台の傍にある三角建物が気になりました。
次のノルウェーに向けて沖合いに出ると雲が切れて夕焼けになりました。
スウェーデンの日没は22:15、白夜に近づいてきました。
明日はノルウェー王国の首都オスロに寄港します。
霧のロンドンから雨続きですが、北欧での快晴に期待です。
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