コップ一杯の水の記憶

なんだか今週は長く感じた

会社の主任にも５月で辞めることを伝えたので
もう本社の課長にも話は通じているはずで。
ハローワークからも「おめでとうございます」連絡があり。
先方の病院からも入職手続きのために
もう一度来院して欲しいとのことで
「今の仕事はいつまでですか？」と問い合わせがあり。

相談室の皆や何かと関わったことのあるDrや
外来のNsや検査室の人とか、その他諸々の人に
辞めることを話すのは、‘My病院はいつまで働く’と
ハッキリわかってから言うことにしよう。。。
そうじゃないと私が何だか働きにくい(笑)

なんだかイマイチまだ実感がないんだよな。
でもやっぱりなんとなく。
ちょっとだけ寂しさも湧きあがる気がしないでもない？

月１で患者では通うんだけどね(笑)

リハビリ室の前を通った時に急に思い出した。
１人で立つことすら出来なかったときのこと。
起立台のリハビリがホントに嫌で嫌で仕方なかったこと。
（←起立台はこんなやつ。ベルトで身体を固定して
　ほぼ無理やり立位をとらせるリハビリ機器）

ほんの数分だったと思うんだけど。
なんであんなに辛くて嫌だったんだろう。。。

ある日ホントに辛くて嫌で泣き出してしまい。
鼻水も垂れ流して(自分で拭うことすら出来なかったからね)
リハビリを拒絶したコトがあった。

その日は起立台からすぐ降ろされて。
でも降りてからも泣き続けた覚えがある。
PTがコップ１杯の水を持ってきて。
そのコップ１一杯の水をゆっくり飲んだら
なぜか落ち着いてきて泣き止んだ覚えもある。
結局その日はリハビリせずに病室に帰ったかな。

確かにただの水道水だったはず。
『水』ってスゴイ(笑)

いつもはリハ室の前を通ったとしても、
「あぁ～リハビリしたよなぁ～」程度で
何となく思い出すくらいだけど。

ホントに急にバッと記憶が詳細に蘇える時がある。
ほんの数秒まで何も思い出すことは無かったのに。

こういうのがフラッシュバックというやつで
もしそれが災害の記憶だったとしたら。
それを思うと被災地の方たちの
ココロの平安を案じずにはいられません(――)