===読者様へ===
これからもっと知りたいカンボジアの産業別ビジネス情報などございましたら、こちらまでどんどんリクエストお寄せください。
メールアドレス: be-cam@mail.goo.ne.jp
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カンボジア企業Try Pheap Import and Export Co Ltdはこのほど、リゾート地開拓のためにカンボジア・ラタナキリ州オ・ヤダー群に150ヘクタールの土地を購入した。このリゾート地にはゴルフコースやカジノが含まれる予定。
同州パックニャイ自治区内にもホテル、カジノ、ゴルフコース、スポーツ施設を構えるリゾート地の開発許可が2005年に既に出されている。
ただし、このラタナキリ州そのものが隣国ベトナムと国境を接しているため、土地開発に多少の難渋があるものの、同社によって土地そのものの売買契約は州の土地管理者と既に交わされており、その地に住まう先住民の住人にも土地開発の許可を取り付けている。
同社の開発構想は、カンボジア・タイ国境に既にリゾート地が確立されているポイ・ペトのような土地開発を理想としている。現在土地開発に着手されているラタナキリ州パックニャイ自治区の500平方メートル敷地にある商業センターには、土地開発費用として$290,000(凡そ3400万円)がベトナム政府側より融資されている。
ちなみにこのリゾート地に併設されるカジノでの賭博行為について、カンボジア国民には法律で禁止されているゆえ、国境を跨いでベトナム国民に利用されることを同社は年頭においている…と、している。(了)
出所: 2007年03月07日付 THE CAMBODIA DAILY –HEADLINE-
原題 “Casino Planned on Minority Land in R’kiri”
<閑話>
カンボジアと国境を直に跨ぐ土地にカジノの出現――いくらカンボジア国民が法律で違法行為とされ、法律許可されているベトナム国民に楽しんでもらうことを年頭において…いれども、どこまでその道理がこのリゾート地で通用されるのか、か・な・り・曖昧(;)。カンボジア・タイ国境の街ポイ・ペトは、既にカジノ立国地として余りに有名。また別の意味で国境を挟むというその土地柄、カンボジア人とタイ人の往来がとても激しい土地としても有名だ。かつてのポルポト政権時代の残党が住まう土地としても有名で、カンボジア国内で最もひた隠されてきた/見てみぬふりをされてきた独特の社会風土を持っている土地。
参考: 『「ミッシング・リンク」ポイペトとシソポン間鉄道路線貫通へ』(運輸業―鉄道業) 2007年2月19日ブログ掲載
商業施設であるカジノに行かなくとも、カンボジア人(特に男性)は元来、賭博行為が好きらしい。なものだから、しょっちゅう道端で、たむろう男達がまっ昼間からトランプ等簡単な遊戯賭博に興じている姿をよく目にする(←目にしない日はない、というくらいあちらこちらでよく見かける日常風景)。
…というわけだから、自分たちの直ぐ目の前に現われたカジノで、「他国籍人だけ遊んでカンボジア国籍人は遊ばない」という理屈は、もはや通用しない道理に近いか???
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カンボジア企業Try Pheap Import and Export Co Ltdはこのほど、リゾート地開拓のためにカンボジア・ラタナキリ州オ・ヤダー群に150ヘクタールの土地を購入した。このリゾート地にはゴルフコースやカジノが含まれる予定。
同州パックニャイ自治区内にもホテル、カジノ、ゴルフコース、スポーツ施設を構えるリゾート地の開発許可が2005年に既に出されている。
ただし、このラタナキリ州そのものが隣国ベトナムと国境を接しているため、土地開発に多少の難渋があるものの、同社によって土地そのものの売買契約は州の土地管理者と既に交わされており、その地に住まう先住民の住人にも土地開発の許可を取り付けている。
同社の開発構想は、カンボジア・タイ国境に既にリゾート地が確立されているポイ・ペトのような土地開発を理想としている。現在土地開発に着手されているラタナキリ州パックニャイ自治区の500平方メートル敷地にある商業センターには、土地開発費用として$290,000(凡そ3400万円)がベトナム政府側より融資されている。
ちなみにこのリゾート地に併設されるカジノでの賭博行為について、カンボジア国民には法律で禁止されているゆえ、国境を跨いでベトナム国民に利用されることを同社は年頭においている…と、している。(了)
出所: 2007年03月07日付 THE CAMBODIA DAILY –HEADLINE-
原題 “Casino Planned on Minority Land in R’kiri”
<閑話>
カンボジアと国境を直に跨ぐ土地にカジノの出現――いくらカンボジア国民が法律で違法行為とされ、法律許可されているベトナム国民に楽しんでもらうことを年頭において…いれども、どこまでその道理がこのリゾート地で通用されるのか、か・な・り・曖昧(;)。カンボジア・タイ国境の街ポイ・ペトは、既にカジノ立国地として余りに有名。また別の意味で国境を挟むというその土地柄、カンボジア人とタイ人の往来がとても激しい土地としても有名だ。かつてのポルポト政権時代の残党が住まう土地としても有名で、カンボジア国内で最もひた隠されてきた/見てみぬふりをされてきた独特の社会風土を持っている土地。
参考: 『「ミッシング・リンク」ポイペトとシソポン間鉄道路線貫通へ』(運輸業―鉄道業) 2007年2月19日ブログ掲載
商業施設であるカジノに行かなくとも、カンボジア人(特に男性)は元来、賭博行為が好きらしい。なものだから、しょっちゅう道端で、たむろう男達がまっ昼間からトランプ等簡単な遊戯賭博に興じている姿をよく目にする(←目にしない日はない、というくらいあちらこちらでよく見かける日常風景)。
…というわけだから、自分たちの直ぐ目の前に現われたカジノで、「他国籍人だけ遊んでカンボジア国籍人は遊ばない」という理屈は、もはや通用しない道理に近いか???