バスティン研究会広島

バスティン研究会広島の活動内容

水谷先生・指の講座(2017年1月)

2017年02月01日 | 指の講座
2017年1月27日(金)
ヤマハミュージックリテイリング、広島店3階サロンにて、水谷稚佳子先生による指の講座が行われました
初級、中級、上級で行われたリストボードを使った指導法について簡単に記事にさせていただきます

【初級】
初級は脱力がテーマ

手首に力が入るということは腕の筋肉を使っていること

脱力の指導にリストボードを着けてレクチャーを受けます。
・脱力したまま2.3指を動かしたり
・実際に鍵盤を弾いてみる。

この時に大切なのは、大きな音を出そうとするのではなく、自分の素の音をまず知ること
そうすることで楽に音が出せるようになる

【中級】
バスティン・ピアノパーティーAよりグーモーションについて



「手首を楽に。指先はしっかり。
と教えていたけれど、もっと効率のいい導入はあるか?」
という参加講師のお悩み相談から、グーモーションはどのように弾くのが好ましいか、実際に腕を動かしながら確認しました。

まずは、グーモーションを鍵盤で行わず講師の掌の上でやってみる。
そうすることで、乱暴にならないようにしたり、力が下へ落ちてるかどうかを確認する。



そもそもグーモーションに必要な事とは??体のメカニズムから、注視する点をクローズアップ
↓↓↓
離鍵するときには、指先から離れるのでなく、腕から離れて行って、最後に指先が離れる。
打鍵するときには真逆で、指先から触れるようになる。

押す事と、落とす事の違いを見極める。
押して力が入っていると、その場で力んで止まる。
脱力をして、上から自然に落ちて来た音は、普段転けた時の音になる。なので、コントロールして音量を変える。


ブルグミュラーより「小さな集会」について



「レガートを上手く弾くには?」

まずは冒頭の3度スタッカートを弾いてみる。
ボードをつけて1を収めて。高音のみ弾いた後、3度音程弾く。その際に1だけ弾かない。
ボードを外した後も、1抜きで3度音程を練習して、その後1は「触れるだけ」に集中して入れてみる。

その後は、レガートも同様に「触れるだけ」に集中するために、同じ方法で指導。

中級の後半は駆け足だったので、特に次回の課題は決まっていません


【上級】
チェルニー30番より17番
で、指導のポイントとなりそうな部分を講座で取り上げていただきました。

◎冒頭からの前打音
この前打音は二つの弾き方があり、弾き方によって気をつけるポイントもかわる。

1.軽く弾くなら前に出す。
2.拍頭に合わせる方法もある。(古典奏法)
2つのレの音がきれいに聞こえるように。2つ目のレが消えやすいので、2つ目の音をしっかりと。



実際にボードをつけて練習してみる。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
1の指を収めてボードを装着し、2と5の指を鍵盤においた上で、343,434とリズムをつけて弾いてみる。


◎6連符の指使い「435432」
テンポが崩れるのは、3・4・5をよく使うから。ここでは4に意識して鍛える。
1の指を収めてボードを装着。
黒鍵なしで練習してみる。2を置いて43543で、4にアクセントをつける

上級の次回の課題は、今回と同じく「チェルニー30番より17番の後半」です


レポートを下さった竹中先生、武田先生、ありがとうございました!
水谷先生、いつも有意義な講座をありがとうございます!次回の2月17日(金)の講座でも、よろしくお願いします


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