
「⑤多田エイドステーション」で美味しい塩おにぎりを食べて、22Km先の「⑥小木エイドステーション」を目指して出発した。

・Pm1:07
トンネル渋滞を越えて、山沿いに上り木々のトンネルを抜けて海沿いを走り軽快に進んだ。


(引用:2016佐渡ロングライド210オフィシャルHP ゲストサイクリスト紹介 益子直美&山本雅道夫妻 )
途中で一昨年から参加しているゲストライダーの益子さんと並行して走行。

表情が険しい。

「頑張ってくださ~い」と声を掛けても頷くだけだった。

後にブログを拝見すると「今年は五十肩や体調不良であまり練習できなかった」とあったが、無事210Kmを完走出来て良かった。


この区間は後半に備えて、シマノスポーツカメラの電源を切って走った。
画像が無いのが悲しい。


街中では信号待ちに合うことが多くなってきた。

前半の信号のない貸し切りサーキットのような区間が懐かしい。

「⑥小木エイドステーション」に到着。
・Pm1:55

スタートから162Km。
身体中に疲労が溜まってきた。

補給食リストでは「カニおにぎり・つみれ汁・たいごろう・フルーツ」。



カニおにぎりこと、「さくらごはん」の場所には何もない。

楽しみにしていたのに残念。


待っていると、運ばれてきた。

目の前で、ご飯の上に赤伯ズワイガニフレークをふりかけてくれた。


「さくらごはん」は、お腹が一杯でも美味しい。

器も貝の形でカワイイ。

・Pm1:58

「つみれ汁」を頂いた。
「つめたぃ~みそ汁」だった。


「さくらごはん」は人気で列が絶えない。

みなさん、ロングライドで疲れていても食欲旺盛。


小木名物の「たいごろ」。
「おもちですよ」と親切に書かれていた。


笹の葉で包まれている。

新潟県の名産“笹もち”を連想させるフォルム。
中にはお餅が入っていた。

定番のフルーツ。
習慣のように“オレンジ”を頂いた。

テントの端には「リタイア受付」が設置。
近づきたくない。


場内を押して移動し、スタートした。
・Pm2:03

標高図からして、これからの「⑦素浜エイドステーション」までが最大の難所。
これを乗り越えなければ、ゴールは出来ない。


最初平地で軽快に進んだ。

小高い丘のような上りへ。


スタッフの誘導に従って進んでいく。

思っていたより上り坂は距離がある。
2つの小高い丘をクリアー。
上った分だけ下っていく。


海沿いの道路に出た。
特徴のある“長者ヶ橋”を進む。

しばらく進むと、右側に一面に草に覆われた丘。
左側の海沿いに奇妙な”大岩”が登場。
“大野亀”付近を走っているような錯覚を受ける。

漁船が右側に見え、磯の香りがしてきた。
このまま海岸線を走って行きたいが、この先を右折してコース最大の難所のスタートとなる。


MAX勾配9%、最高標高約180m。
群馬ならその辺の峠道。
普段ならなんともない坂だが、170Km走ってからなのでキビシイ。


急坂がスタート。



この辺が9%勾配なのだろう。
耐えていくしかない。

「カーブの先は平らになれ!」と思いながらペダルに力を込めた。
永遠に続いていくかの坂に、視界がモウロウとした。


つい、日陰で立ち止まった。

意識がボォーとして軽い脱水症状のようだ。

しばらく日陰で休んだ。




しばらく休んでいると復活してきた。
気を取り直してスタート。

自分以外にも立ち止まる選手を見かけた。
みんな同じに辛いのだろう。

坂は延々と続いていく。

お尻が痛くなってきた。
時折り、ダンシングをしながらしのいだ。


もしかしたらこの先が頂上かもしれない。

遠くから太鼓の音が聞こえてくる。


右側の建物は「佐渡太鼓体験交流館」。
選手の応援に太鼓を演奏してくれている。

長かった上り坂も「佐渡太鼓体験交流館」で、ほぼ終了になる。

今Iさんが頂上で待っていてくれた。


ここから一旦緩やかにアップダウンして下りとなる。


上りが急勾配なので、下りも急勾配。

減速しながら安全な速度で下った。
下っていくと、目の前に海が広がった。


海岸沿いは気持ちが良い。

右側には、小高い草原の丘。

エイドステーションが見えた。

やっと休むことができる。


「⑦素浜エイドステーション」に到着。
・Pm3:20

スタートから180Km。
ここが佐渡ロングライドの最後のエイドステーション。


一度は諦めたが、体調が復活して再スタート出来たことが本当にうれしい。













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