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蓄音機でジャズを聴く!

蓄音機とジャズを中心に、日々の出来事をつづる。

シリコン樹脂、使ってみました。

2014-08-31 18:36:02 | 蓄音機


現在、主に使っているビクトローラJ1-91はシングルゼンマイですが割と強力で、バランス・ウォッシャーで手入れをした盤はほぼかけられるのですが、どうしてもダメなのが数枚ありました。

盤のすべりを良くするために「イボタ蝋を塗る」というのはよく聞きますが、持っていませんし処理も面倒そうです。

色々と調べたら、「シリコン・スプレーを使う」というのがありました。

ただし、盤を痛めるのではないか、という不安もありそうです。

しばらく考えましたが、家具を磨こうと思ってずいぶん前に買ってあったシリコン樹脂が家にあったので、思い切って使ってみました。

結果は、見事成功しました。

HMV102でもストレスなく聴けました。

加えて、音も良くなったような気がしました。

針の動きがスムーズになって、余計な振動がなくなったからでしょうか?(想像です。)

盤を痛めるかどうかは、時間がたたないと分かりません。

随時報告していこうと思います。

盤への影響が不安なので、どうしてもダメなものに限り使用しようと思います。

今のところは、聴けるようになって「めでたし、めでたし」です。

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ビクター・ビクトローラVVJ2-12

2014-08-15 19:28:26 | 蓄音機


国産ポータブルのビクトローラVVJ2-12です。

オークションでもよく見かける機種です。

私が買った最初のポータブル機は、コロンビアの211型(サウンドボックスはNo.9)、続いて同じくコロンビアの208型(同No.15)でした。

すでにイーグルの卓上型はあったのですが、銀座の某店でHMV102を聴いてすっかり気に入り、とはいえ高価で手が出なかったので、とりあえず国産で、という理由でした。

付属のNo.15はいまいちだったのですが、No.9の方は中々よくて、208もこれを付けて聴いていました。

208はボリュームも小さめだったので、よく夜に酒を飲みながらビリー・ホリディなんかを聴いたものでした。

ただ、どちらも立派な音だったのですが、ピアノの音が甲高く耳障りでした。


ビクトローラは、木製ホーンに魅かれて購入しました。

思った通り、ピアノの音が聴きやすくなりました。

また、シングルながらゼンマイの幅が広いらしく(J1-91も同様)、オーソフォニック・サウンド・ボックスも軽めなので、コロンビアではかけられなかった盤も聴くことができました。

一度、ベニー・グッドマン・セクステットの「オン・ジ・アラモ」をかけたとき、あまりに美しいクラの音色に陶然としたものでした。

残念ながら、今まで二度とその音は出ていないのですが…。

二台のコロンビアも、このビクトローラもネット・オークションで1万くらいで買ったものです。

いかんせん、HMV102には敵いませんが、価格を考えると大変良い買い物だったと思います。

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HMV102の魅力

2014-08-01 14:58:44 | 蓄音機


ここのところ、ビクトローラJ1ー91ばかり聴いていたので、HMV102はほとんど聴く機会がなくなっていたのですが、先日久しぶりに出して聴いてみました。

これまでは、ある程度距離をとって聴いていたのですが、今回は1.5メートル位のところで、HMVを床に直に置き、自分もあぐらをかいて対峙しました。

すると、これまでとはまた違った魅力的な音が聴けました。

台風の目に入ったように、不思議な静寂の中で音に包まれているとでもいうか、少しもうるさくなく、これまで聴こえ辛かったベースの動きもはっきり分かりました。

思えば、こういう聴き方ができるのはポータブルならではです。

オーディオファンなら、機材のセッティングで音が変わることは重々ご存知のことと思いますが、蓄音機も同様、置き場所や下に敷くもの、視聴位置によってずいぶん変わります。

特に、部屋と視聴位置による変化は大きいので、自分の聴きたい部屋に持って行けて自由に置けるポータブルというのは楽しいものです。

私が102がどうしても欲しかったのは、蓄音機のポータブルというジャンルでは最高の、いわば完成形だと思ったからです。

音・機能・デザイン、どれをとっても素晴らしい。

これが10万程度で手に入るとは、オーディオ機器のことを考えると非常にお買い得です。

ポータブルは入門用と言われますが、長く楽しめる機種だということを再認識した次第です。

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無音の騒がしさ

2014-07-08 23:21:07 | 蓄音機
CDが登場したとき、レコード演奏にはつきもののスクラッチ・ノイズが無くなるということが、長所のひとつと言われました。

確かに、音楽以外の音は無い方が鑑賞には良いでしょう。

私も、蓄音機でSP盤を聴くまでは、そう思っていました。CDは静かだ、と。

蓄音機での再生では、LP以上のノイズが出ます。

さぞかしうるさいだろうと思うのが当然です。

ところが、ノイズは明らかに大きいのですが、音楽に関してはかえって静かに聞こえるのです。

見通しが良い、というか、見晴らしが良いというか。

CDは、音楽以外の音は聞こえませんが、何か重苦しく感じるのです。

LPは、両者の中間でしょうか。

初めてSPを聴いたときに感じた「自然な音」というのは、こういうことなのかもしれません。

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サウンドボックス外観比較

2014-05-13 23:17:45 | 蓄音機
HMV5aとオーソフォニックは振動版が同じです。

まず、5a



つぎにオーソ



5bは振動版の形状が変わります。



基本的に、ポータブル蓄音機には5b、卓上型以上の機種には5aがついていたらしいのですが、中古で出回っている中には、逆のものもあるようです。

専門店の方に聴いたところ、現存するものでは5a/5bの差より、その個体による(状態)差のほうが大きいとのことでした。

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