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日々楽園

毎日の暮らしは、苦楽の繰り返しである。

ふとんカバーの掛け方新発見

2011年01月18日 | Weblog
山陰地方に限らず、寒波は猛威をふるっているが、今日も朝からじゃんじゃん降っていた。
自宅前の歩道は、小学生たちの通学路になっているので約30cmの積雪があると登校は大変だ。
先ごろから、雪が積もると早朝に飛び出し、雪かきである。

車が走りにくいほどの雪積もると、商売はピッタリと駄目になる。
でも、今日は違っていた。
隣町の上得意さんから羽毛ふとんが欲しいから持ってこいとの電話。

ここのご主人は、3年くらい前から寝たきり。
でも、その頃には家を改築され、家の中心部は12畳のフローリングなっていた。
介護用のベットが置かれ、暖房が効いていると、新病院の個室のようだ。

ご主人は、ふとんが重いから、軽いのに変えたいとおっしゃる。
あれこれ2種類のふとんを掛けてみられたが、二つともいただきます・・・と。
普通の羽毛布団と羽毛が少なめに入った合掛け風の二枚をお買い上げだ。

早速、カバーを掛けて、即使ってもらおうというわけ。
商売柄たびたびカバー掛けは慣れているものの、紐が8か所もついていると
いままでカバーのなかにふとんを放り込み、角から紐を括りつけてゆくつもりだが、
つけ場所が間違っていたりして、意外と大変な作業である。

ハッとひらめいた事に、カバーをひっくり返して紐を8か所括りつけ、表を出してみた。
何と簡単ではないか。
メーカーも商品内容や販売方法などは指導してきたのだが、カバーの掛け方など聞いた事がない。
客の前で前から知っていたようにさっさとかたずけると、ホーそんなことをして掛けるんですかと
感心してくれた。

括りつける場所が多いですから、こうやると簡単ですよといってみたが
はじめての試みであった。

自由経済諸国の崩壊

2011年01月16日 | Weblog

30余年前、中国の統制経済政策からの転換で、独裁政治ながら自由経済を選択して、
いまでは世界のトップ業績になりつつある。
30年前、誰がこの繁栄を予測できたのだろうか。

その当時、日本社会では中国の低レベルな暮らしを笑って見ていた人が多かった。
日本の給与と中国の給与では30対1の開きがあると・・・。
また、中国から輸出される製品の多くが品質の悪さ、コピー商品や表示と内容の違いがあったりして
全く見下してきたこの30年ではなかったろうか。

低賃金による低コスト、無限なほどの労働力は、今日の中国を繁栄させてきた。
先進国と言われてきた自由経済諸国は、高賃金と高物価では中国に対抗できないと
先を競うようにして中国への工場進出を進めてきた。
中国は労せずして技術や資本、各種の権利までも自由に獲得した感がある。

工業と名の付く産業すべてが中国に頼らざるを得ない時代に入ってきた。
このような中国の世界制覇ともいえる時代に入ると、
他の国々はどうすれば国内産業を維持し、生き残ることが出来るか。
私の考えでは、国際競争力に勝てる政策を中心の政治に改める。

競争力に勝てる政策として国内物価を下げることが最大の防衛策であり、新しい競争に向える施策であろう。
先進国の一流企業と言われてきた大企業でも後進国の企業にシェアを奪われるというニュースが
毎日のメディアのトピックスになるのは、先進国企業の賃金が高すぎるからである。
産業繁栄最大のポイントはコストを下げる・・それが基本であろうと思う。

コストを下げる方法として、国内企業の労働賃金を対抗国並に引き下げねばならない。
企業の賃金を下げるには、現政権がマニフェストに掲げているように
国家公務員の報酬2割カットは絶対必要な優先施策であろう。

今の日本社会では、まだ技術では勝てる。日本の優秀な商品の輸出を伸ばせば十分戦えるなどと
オゴリ高ぶった考え方がメディアで言われているが、後進国に越されるのは目前であろう。
日本だけでなく自由貿易で繁栄してきた西洋諸国も生活レベルを格段に下げる施策をしない限り、
崩壊と破綻は免れないと思っている。

いろいろと書いてきたがこの世相批判は人に見てもらうためではなく、
今考えていることが数年後に正しかったか、間違っていたか自分で読み返してみるのが楽しみである。

コメ作り1000年の終わり

2011年01月15日 | Weblog

秋の収穫が終わると、田んぼの稲株だけが残る。米作専業地域の晩秋の風景であった。
この田舎の当たり前に見てきた風景が、グローバル経済社会になり、
政府の方向転換で消え去ろうとしている。

関税に守られてきた日本のコメ作りも、関税が撤廃されれば一溜まりもなく終わってしまうであろう。
春には、山と畑を除けば青々とした緑のジュータンに見られてきた農業地帯であるが、
関税が撤廃された翌年には、カヤ、葦などの雑草などが生い茂る風景に変わるであろう。

先日もテレビで報道された二年間放置された田んぼは、2mほどの草木に覆われ、
立ち入ることもできないほどになっていた。
こうした荒れた草原地帯のような風景が関税の撤廃された翌年から
日本の農業地帯の風景に変わるであろう。

現在の米の価格でも、日本の多くの農家では
米の販売収入から必要経費を引くと採算が合わないという人は多い。
つまり、先祖代々作り続けてきた米作りだから仕方なく作っているだけなのだ。

多くの専門家は大型農業にすれば採算に合う農業に転換できると見ているが、
これを実現するには10年前後の時間が必要であるから間に合わないと指摘する人がある。
いま問題にしても農業地帯の維持は将来的に見ても困難だ。

先日も書いたように、もう既に農業の後継者がいなくなっている。
昔の村であった時代には小学校に200余名の生徒がいた地域がある。
今年は卒業生がいないという。

つまり、今住んでいる高齢者が死んだ頃には集落はなくなり田んぼも畑も山となり、
熊や猪が飛び回る荒れ地に変わるだろう。
日本の米作り農業は、TPPが実施されれば味の良いコメの輸出どころか
国内需要を大幅に輸入しないと米不足の時代がやってくる。

TPPの実施に注文をつけよう

2011年01月15日 | Weblog
日本は激動の年代を迎えたようだ。
過去には明治維新、太平洋戦争後の大きな変革期を経験しているが、
過去50年、平和で経済成長が続いた日本国も激動の始まりにみえる。

メディアの報道によれば、関税の撤廃をしないと、
グローバル経済社会になった現代では競争に生き残れないという。
解説者の説明を聞くと確かに、農業以外の産業では、関税の廃止が日本経済の全体安定には
不可欠と思われるのは、多くの人々の共通した意見であろう。
アンケート調査の結果をみても過半数の人がTPP参加を容認する態度を示している。

TPP参加して一番の問題になるのは、農業関係であろうと思われる。
一部には日本のすぐれた農産物を外国に輸出することで生き残れるという意見もある。
また、農業基盤を大型化して効率が良く、採算の向上を図ることで日本のコメ作り農業は維持できる。
そうした考え方が広く財界での評価となっているようだ。

私のように農業地帯に住んでいると、なぜ政府はこんなむちゃな政策を堂々と推し進めようとしているのか
腹が立つのを越え、失望である。
二次内閣でTPP推進派大臣を起用したのだから益々勢いがつくのだろう。
問題点は、政策の転換で陽の当らなくなった産業に従事していた関係者は倒産、失業者が多数発生すること。
農業を例にとると、輸出出来るほどの優秀な農産物を作っている人たちは
全体の1~2割に過ぎないと思う。

機械化で大型化すれば採算に合うという人もあるが量産でコストを下げるようなことは、
日本の置かれている環境ではとても無理である。
山間部は地形が悪く、開けた平地には新興住宅が立ち並び、農業地帯には農業のできる若者はいなく、
輸出型農業などに転換するのは出来ないのが現状だと思う。

過去の保守党政権時代、国策で外国人労働者を多数受け入れてきた。
また、公共事業一辺倒の政策から見直しが行われたこともあった。

外国人労働者を入れた時には、繊維産業の倒産、廃業、労働者の解雇で女性の職場が激減したことがあった。
公共事業では、今も続いているが倒産、廃業、労働者の解雇は続き、農業地帯は疲弊している。
TPP推進が実施されれば、こんなレベルではない。

政治が新しい施策を実施する時には、対するリスクを救済しないと政策被害者が続出する。
一番大きな問題点は農業地帯に農業に従事できる若年層労働力が無くなっていることだと思う。

お殿様

2011年01月12日 | Weblog
こたつを背にして腹を見せたがるワン公。
この頃頻繁に見せるこの格好。
機嫌良いとき、リラックスしているとき、おとのさまスタイルである。
何を考えているんじゃろう。