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カクテルで綴る歳時記

『スノースタイル』

2012-03-11 02:29:11 | カクテル理論


『スノースタイル』は

『キャッチボール』や『オートバイ』、『ニューハーフ』(笑)などと同様に

純然たる造語にして和製英語、いわゆるカタカナ英語です。


ですから
英語で『Snow Style』という語は存在しません。

「雪に関連する何がしかの表現」として用いられることはあるかもしれませんが
少なくとも、カクテルに関しては皆無です。


英語で、グラスの縁に砂糖や塩などを施すことは
「rim a glass with salt or sugar」=「塩または砂糖でグラスを縁取る」

あるいは
「salt or sugar rimmed glass」=「塩または砂糖で縁取られたグラス」

となります。

リム(Rim)とは、
「縁(ふち)」そのものを表す名詞でもあり、また「縁取る」の動詞でもあります。

また
「縁取った~」「縁取られた~」という形容詞は、過去分詞の「Rimmed(リムド)」であります。



しかるに

何故に

日本で
「グラスの縁に塩や砂糖などをまぶしつけること」が『スノースタイル』と称される様になったのか。

それはひとえに

実は

昨稿で述べた、カクテル『雪国』に由来するのです。

『雪国』の、グラスの縁に施されたグラニュー糖は、まさしく雪としてイメージされたものです。


以降、そのようにグラスをデコレートすることは
“日本では”、全て『スノースタイル』となりました。


『マルガリータ』しかり『ソルティドッグ』しかり。


しかし



続きは
まもなく刊行の電子書籍版でお楽しみ下さい。









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