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One Day, One Cocktail

Wine & Cocktail Bar Ararat Official Blog
カクテルで綴る歳時記

The Gin & Tonic

2013-05-15 03:19:36 | ロングカクテル



ジントニックの作成動画

YouTubeご覧ください。



最近、忙しくて落ち着いて書けません。


しのごの言わずに
とりあえずは、動画がわかりやすくていいっすよね。


解説はまた改めて。


といいますか

ツボの部分は
以前『ステア』の記事の中で、申し上げています。



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『混酒論』

『Snow Ball(スノーボール)』

2013-01-25 03:22:33 | ロングカクテル
この時季は、いわば冬の底
まだまだ厳しい寒さは続きます

とはいえ
存外、カラダもココロも少し寒さに慣れてきて

庭に張った氷の眩しさや
雲間からのぞく陽の高さ、あるいは夕暮れの明るさなどに

嗚呼、と春の気配を感じる今日この頃です。


今回は、そんな
強めていた暖房を、今日は少しくらい弱めてみようかな、てな気分にぴったりの

冬ならではの優しいコールドドリンクをご紹介しましょう。

その名も
『スノーボール』。

ネーミングも、冬そのものって感じです。

レシピは簡単。

「アドヴォカート」と「柑橘系炭酸飲料」。

以上です。

気の利いたアクセントとしては
レモンを軽くスクイーズしたりすると
風味が引き立ちます。


アドヴォカートとは、
オランダ産の卵のリキュール。

卵と聞いて、中には「?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが
ようは「カスタード」をリキュール化したようなものだと
ご理解いただければよろしいかと存じます。

それを
「スプライト」や「7up」、
もしくは「キリンレモン」や「リボンシトロン」等の
「柑橘系炭酸飲料」で割るだけです。


しかしこれがまた「ジンジャーエール」ですと
『ディスカバリー』という風にまた名前が変わったり

あるいは「三ツ矢サイダー」などですと
これは一応、風味が「リンゴ系」ということになっていますので
厳密には「それは柑橘系ではないじゃないか」というご意見もあろうかと存じますが

割ってしまえば、なんのこっちゃありません。

出来上がってみれば
まあ、たいして変わりません。

この『スノーボール』は
そんな、あまり難しいこというべきカクテルではありません。


とはいえ

これを
美味しく作るのには、そんなレシピ的なことよりも

もっと厳密な

非常に厳密な

極めて厳密な
(しつこい?笑)

重要な手順が求められます。


ネット上の、どこのブログやサイトを見ても
この『スノーボール』に求められるべき
厳密な手順は記されていません。


ある意味、非常に嘆かわしいことです。

簡単なことなんですけれどもね。

しかし
この手順の、ほとんど全く世に知られていないということこそが

この『スノーボール』というユニークで秀逸なカクテルの

美味しさの理解の妨げ

ひいてはその普及の妨げとなっている
最も大きな要因である気がします。

実際
カクテルに

あれやこれやいろんなもの混ぜたり

鳥のとさかのようなもんのをあれこれ飾り付けたり

火つけたり
固めたり
煙り焚いたりするより前に

もっと大事な
本当の「ワザ」というものが

おろそかになっていますね、最近。




この年になってようやく見えてきたんですよ。


とどのつまり

実は
カクテルというのは

足し算じゃなくて
引き算なんだということに、ね。



次回は
そのとっても簡単な

私が20年も前からずっと言い続けている
にも拘らず
どこにも書かれていない(今のところ)

とっても重要な
ロングカクテルの
厳密な手順とやらをお教えしましょう。


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『栗ラッテ』当店オリジナル

2012-10-28 16:59:22 | ロングカクテル
昨夜はいわゆる『栗名月』。

十五夜の月「芋名月」と並び、澄んだ秋の夜空にぽっかり浮かぶお月さまをこう呼びます。

栗がおいしい季節です。

ということで
今日は枕も短めにして(笑

当店オリジナルの、この季節の人気カクテル
『栗ラッテ』をご紹介します。


レシピは




続きは
まもなく刊行の電子書籍版でお楽しみ下さい。








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カクテルというのは
とどのつまり

レシピよりも
「作り方」
なのですね。



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『ケープ・バルフルーラー(Cape Barfleurer)』解説

2012-10-11 02:15:46 | ロングカクテル
さて
『Cape Barfluerer』の解説です。

バルフルール(Barfluer)とは、フランス北西部のノルマンディ地方、イギリス海峡に臨む、岬の名前です。

ケープは岬、って前回申し上げましたね。

で、そこに「er」をつけて

ですから
これは「バルフルール岬の人ら」というネーミングになります。


ここ「バルフルール」は
『フランスで最も美しい村(Les plus beaux villages de France)』にも選ばれている、その名の通り、とてものどかで風光明媚な村でもあります。


『シェルブールの雨傘』という、ちょっと古いんですがとても美しい、素晴らしい映画がありますが
(今観ても、いや、今だからこそ観るべき偉大な映画だと思います。)その舞台、シェルブールはこの近くの町です。


私自身はこの村には行ったことはありませんが、また別の『フランスで最も美しい村(Les plus beaux villages de France)』にも選ばれている、ひとつの村に訪れたことがあります。
ほんとにおとぎ話にでてくるような、素敵なところだったのを覚えています。


バルフルール岬のあるこの村はノルマンディ地方ということで

「ノルマンディ」といえば

我々の世界で言えばいわずもがな、即、「カルバドス」です。

(「カマンベール」も有名ですね)


ということで
『ケープ・バルフルーラー(Cape Barfluerer)』とは

『ケープ・コッダー』の派生として
「ウォッカ」を「カルバドス」に代えたロングドリンク、ということになります。


細かなレシピは、前回のブログをご参考ください。


レシピそのものはいたって簡単なんですが

カルバドスとクランベリーの妙味は、とても
むしろ元ネタの『ケープ・コッダー』よりもマッチします。


何より
「映画つながり」と
「岬つながり」で

うまくまとまりましたね。


自画自賛(笑



ともあれ
派生カクテルというのは

このように
様々な角度から、コンセプチュアルにトータルに絡めていくことが

いえ
絡めていくセンスこそが問われるべきです。


最近、行き当たりばったりの「とんでもネーミング」が非常に多いので
ちょっとお手本を示させていただきました。


例えば
『ケープ・コッダー』をモチーフにした派生カクテルで
『なんとかコッダー』というのをたま~に見かけるのですが


『なんとかコッダー』ですから
まあ
何かをクランベリーで割ったものであろうことは
容易に想像つくのですが


元の『ケープ・コッダー』の意味がわかってないので
とんでもネーミングな訳です。


「なんとかコッダー」って、なんですかそれは。


「コッド」って
魚の「鱈(タラ)」のことですよ。





これは
「なんとかモーニ」や
「なんとかピリーニャ」(他にもいろいろ)も同様です。

もうルール無用です。


これはある意味
といいますか、実は

「現代カクテルの、今迎えている根源的な問題」でもあります。


このことについては
また改めて、別の場所で別の形で
お話しすることになるでしょう。


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『ケープ・コッダー(Cape Codder)』解説

2012-10-05 12:00:00 | ロングカクテル
『ケープ・バルフルーラー(Cape Barfleurer)』の解説の前に
やはり
まずは『ケープ・コッダー』について、さらりと触れる必要がありますね。



『ケープ・コッダー』

まず
『ケープ・コッド』というのは『コッド岬』のこと。

アメリカ北東部、マサチューセッツ州の海岸部
ロングアイランドの地理学上の延長上に「鎌」の形をした半島がありまして、それがその『ケープ・コッド』です。



「コッド」だけなら、日本語でいう魚の「鱈(タラ)」のことですから
いわば「鱈岬」といった感じでしょうか。

実際、かつてはタラの漁場であったとか。

今では
ホエールウォッチングなどでも知られる、とても風光明媚な観光地です。
ロングアイランドと並び、ニューヨーカーあたりの避暑地としても名高いようです。


高級ファッションブランドの『エルメス』のレンジのひとつにも
『ケープコッド』なんてのがありますが
それはこの土地の、高級リゾートとしてのブランドイメージによるものですね。



ともあれ
そこに「er」がついて

要するにケープ・コッダーとは
「ケープ・コッドの人ら」という意味になります。

(複数形ではないので「ら」ではないのですが、ま、語感的に)


カクテルのネーミングとして
「ケープ・コッド」と地名ではなく、あえて「ケープ・コッダー」として
「er」を名付けたのか。


ここケープ・コッドには、
大陸側の対岸がプリマスという、かつてのイギリスからの植民の拠点があり
その為、メイフラワー号うんぬんかんぬんという歴史的なエピソードがありますが

(しかし、これが先住民にはトンデモな話だったというのはまあ、ここではやめておきましょう(笑)

そんな話は全く関係ありません。

ネット上には
『ケープ・コッダー』のネーミングの由来は
まことしやかに上記のエピソードが語られているのを散見しますが


全く関係ありません。


カクテル『ケープ・コッダー』の指す
この「人ら」というのは

実は「人魚」なんです。

人魚ですから
ますます「人ら」ではないかもしれませんが(笑



’84年公開の『スプラッシュ』
という映画が、このカクテルのモチーフです。

(30年近くも前なんですね。ついこの前のことのようです)


トム・ハンクスの出始めですね。
(まだフサフサです(爆)

人魚を演じるダリル・ハンナがとってもチャーミングでいい感じです。

いわゆるラブコメですが、個人的に好きな映画のひとつです。


この映画の舞台、この人魚の住んでるところが「ケープ・コッド」で
すなわち、彼女が「ケープ・コッダー」ということなんです。

ですから
このカクテルは、とてもキュートでチャーミングでなければなりません。


また、先ほど述べたように、クジラやイルカなどの大型海生哺乳類(という言い方もなんだかな。笑)の
多く集う、きれいな海域のようです。

まんざら人魚が出てきても不思議はないような気もします(ホンマカイナ)。


加えて
またケープ・コッドは、クランベリーの生産地としても知られています。

レシピに、ふんだんにクランベリージュースが用いてられるカクテルは
これが最初といってもいいでしょう。



このカクテル以降、クランベリーは
世界的にバーのマストアイテムとして定着していきます。


(’80年以前のカクテルブックに、クランベリーの記述はありません)


が、前回も申し上げた通り
日本に良質のクランベリードリンクが普及するのは
さらに少々後のことになります。

そのタイムラグが、日本で『ケープ・コッダー』があまり普及浸透しなかった遠因のような気がします。


この文脈から
『ケープ・コッダー』の派生である『シー・ブリーズ(Sea Breeze)』というカクテルも

(レシピはまた改めて。といいますか、とても簡単ですからいっそここで書いておきましょう。
ウォッカ、グレープフルーツジュース、クランベリー、比率は適当(笑)にどうぞ。
しいていえば1:2:2くらいで)


ですから『シー・ブリーズ(Sea Breeze)』は
カリフォルニアの、あっけらかんとした、ビキニでムチムチした感じのオープンなイメージではなく

東海岸の、ひと気少ない秋の浜辺の、涼やかな海風のイメージだということがわかります。


日本で「シー・ブリーズ」という語感そのものは、とっても夏のイメージですので
色的に青や緑を連想され
また、「あのスキンケア製品」(笑)の商標などを(ほぼ例外なく)連想し、ミント的な清涼感を期待してしまい

ネーミングと、そのビジュアルならびレシピに、多くの方がギャップを感じられるのですが

エピソードを知ると、なるほど「ガッテン」と、そのネーミングとのギャップが埋まります。


ちなみに「あのスキンケア製品」は
本国では既に販売されておらず

もはや日本だけでの製造販売のようです。



お勉強になりましたか?


その辺の本やネットには書かれていないことを
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『ケープ・バルフルーラー(Cape Barfleurer)』当店オリジナル

2012-10-03 22:46:58 | ロングカクテル
お久しぶりです。


リアル店の忙しさにかまけて、ブログ更新を怠っていた
たった2週間ほどの間に

すっかり季節は秋の様相。


朝夕めっきり過ごしやすくなりました。


夏がいくら暑くても
ちゃんと秋が来て涼しくなって

なんだかんだいってる間に冬が来て
そしてまた春が来る。


当たり前と言えば当たり前の話ですが

そんな当たり前のことが

へんに年を食ってくると
とてもありがたいことに思えてくるもんです。


そう

「ありがたい」とは
文字通り「有り難い」ことなんです





このへんの枕のもっていき方も
数年前ならもっと、こう、なんというか

叙情的に書けていただろう自負があるのですが
今回は微妙に「やっつけ」(笑)的で、自戒気味。


ともあれ


先月はイベント目白押しで
ブログにいそしめなかった分

今月はがっつり書かせていただきます。


さてさて

本日のお題は
『ケープ・バルフルーラー(Cape Barfleurer)』。

私のオリジナルです。

ケープは岬。
バルフルールはフランスの、とある地名です。

「バルフルール岬」ということです。

その前に
我々の世界で
『ケープ・~』と来れば
いわずもがな『ケープ・コッダー(Cape Codder)』です。


例外はありません。


流行り始めは25年ほど前になるでしょうか。
今でも十分通用するカクテルです。

といいますか、なぜか
未だに、浸透しきっていない感があります。

そんな今こそ、逆に通用させるべきカクテルともいえます。


そうした意味で
昨今のカクテルムーブメントはある意味片手落ちな気がします。

この辺のことはまた改めて述べましょう。



この『ケープ・バルフルーラー(Cape Barfleurer)』は
もちろん、その『ケープ・コッダー』をモチーフに考案した
ひとつのアレンジとなります。


その前に
「ケープ・コッダーって何ですか?それ」

という方に
まずは簡単に解説いたします。


レシピを先に簡単に言いますと

ウォッカと
クランベリージュース

比率は
1:2から1:3~4ないしは5といったところでしょうか。

(この振り幅の大きさについては後述します)


加えて
軽くライムジュースををスプラッシュ
もしくはカットライムをスクイーズ

基本は
タンブラーなどにビルド
ですが

色が鮮やかでキュートですから

1:3~5などの薄めの比率なら
アペリティフっぽく、ワイングラスなどで供すると
しゃれた感じになります。


1:2ほどの濃いめの比率なら
ショートカクテルとして供する方がスマートです。

(無論、それぞれの材料ならびにグラスはよく冷やしておくこと)

以上です。

超シンプルですね。


こういうカクテルを、なにげにオーダーして
さらりんちょ、と、うまくまとめられるバーテンダーなら
十分に信頼に足る『カクテル・スキル』と思ってよろしいでしょう。


しかし
この比率が1:2から1:3~5というのは
素人さん目に見ても少々戸惑われることと思います。


この振り幅の大きさは
ひとえに、クランベリージュースの濃度によります。


決して、求めるアルコールの強弱によって決定されるファクターではありません。


一般的に出回っている『デルモンテ』などの
それ単体で飲用するためのものあたりであれば
ウォッカ1に対し3~5で結構なんですが


当店で使用している
100%のクランベリージュースであれば
1:2あたりが妥当でしょう。

しかもこれは無糖ですから
少々、お客様の嗜好にあわせて、補糖する必要がある場合があります。

ま、これはあくまでお好みです。


この
100%のクランベリージュースは
『コスモポリタン(Cosmopolitan)』や『スカーレット・オハラ(Scarlet O'hara)』などの
ショートカクテルにはうってつけのものです。


といいますか、ショートカクテルには
デルモンテのクランベリーは残念ながら不向きです。

味がぺらぺらになりますね。


とはいえ、100%のクランベリージュースは
あまりに濃すぎてロングドリンクには適しません。

カクテルの出来上がりを良く鑑み
適宜使い分けるべきでしょう。

その文脈で言えば、それぞれを混ぜて、濃度を調整するのもありありなわけです。



その辺の
カクテルに対する「考え方」と「用意」、そして「使い分け」こそが

要するに『カクテル・スキル』というものなんです。


「これとこれを混ぜたら“これこれ”というカクテルになる」
と、レシピだけ単純に覚えてるだけではおいしいものはできません。


おっと

久しぶりなのでついつい筆に力が入ってしまいました。

続きは次回。

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7月7日はカルピスの日(すっかり忘れてました。)

2012-07-08 02:50:45 | ロングカクテル



7月7日はカルピスの日

だというのをすっかり忘れてました。

ということで

急遽
カルピスを使ったカクテルをご紹介。

その名も
『陽気妃(ようきひ)』


え?

字が違う?

そう、本来は『楊貴妃』。
ですよね。


楊貴妃は、ライチをこよなく愛したことでもまた知られる、いわずもがな、誰が言ったか世界三大美女のひとり。

今尚そのライチの特産地である嶺南地方から、時の都長安まで、早馬を走らせ8昼夜に及ぶ距離を運ばせたというエピソードはつとに知られたところ。
このライチのおかげで体から良い匂いを発していた、なんてのもこれまたまことしやかに伝えられる話。

その美貌とこの香りをもってして、唐代は玄宗皇帝より、欲しいままにその寵愛を受けたはいいが、玄宗は彼女にうつつを抜かす羽目になり、結果国政を顧みず唐王朝は滅亡する。
その後、かの大陸は再び激しい国家分断の内乱、五代十国時代へと向かう。

そうした意味で楊貴妃は、古来よりクレオパトラと共に洋の東西に並び立つ“傾国の美女”と称される。


(世界三大美女とは、だから小野小町だとかなり役者不足。
それは日本だけのローカル美女だ。
実のもうひとりは、古代ギリシャはスパルタの王妃『ヘレネ』だ、というのがどうもグローバル・スタンダードらしい。
ま、どっちでもいいけどね)。


マスター曰く
げにおそろしきはうつくしきおなごなり。



ともあれ

このカクテル『楊貴妃』、ライチリキュールを用いたカクテルの名には、この上なくふさわしい。
ライチ・フレイヴァーのカクテルを代表するのに、これ以上の名は、もうつけようがない。

ただ、こういった普遍的なネーミングは
レシピに、いかにその名に見合うスケールを伴わすことができるか、というのが難しい。


参考までに『楊貴妃』のレシピ

桂花陳酒       3/6
ライチリキュール   1/6
グレープフルーツジュース 2/6
ブルーキュラソー   1tsp.

シェイクしてカクテルグラスへ。

桂花陳酒もまた、楊貴妃をそのエピソードにもつ佳酒。

そういう意味でも、このレシピはある意味秀逸とはいえる。

エピソードのツープラトン攻撃である(?)。
これに立ち向かうのには並大抵のことではない(?)。
マトモに向かっては対抗できないので(?)


そこで僕の場合は、楊貴妃にあやかって読みだけをもじり、
『陽気妃』というカクテルを創作した。

我ながら、微妙に“なんちゃって感”漂う、罪のない名前である。
でも、明るい感じがいいでしょ。


『陽気妃』レシピは




続きは
まもなく刊行の電子書籍版でお楽しみ下さい。










実はこの記事は
6年程前のブログの再掲です。

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『Campari Spumare(カンパリ・スプマーレ)』

2012-05-14 11:18:10 | ロングカクテル
このソーダサイフォンの中には『カンパリ』そのものが入っています。

レバーを押すと、炭酸がぷちぷちとはじける、ふわふわフォーミーなカンパリが出てきます。




『カンパリソーダ』や『ネグローニ』、
『スプモーニ』などに応用すると
とても面白いものが出来ます。


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春は苦味、夏は酸味

2012-05-07 21:43:47 | ロングカクテル



節気で申しますところの暦は『立夏』。

春と夏の、ちょうど真ん中です。



次回は
『カンパリ』を使った
苦味と酸味の、エキセントリックなカクテルをご紹介しましょう。



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