空と無と仮と

1990年代の沖縄旅行 渡嘉敷島の集団自決跡地へ③

           

 

 

前回同様、引き続き集団自決跡地の碑です。

ちなみにですがインターネット等で拾った画像ではなく、

自分が1997年に撮影したものです。

デジカメじゃないし、

撮り方も完全な素人ですけど、

グリーンのリュックサックがオリジナルという目印です。

 

マウンテンバイクで沖縄縦断した時は、

もっと大きなリュックを使っていました。

当ブログにてマウンテンバイクでの模様を、

「1990年代の沖縄旅行 マウンテンバイクでほぼ縦断」

として掲載しているので、

ご興味のある方はお読みくださいな。

 

さて、渡嘉敷港から上り坂を歩いて歩いて、

ここまで1時間30分ぐらいで来ることができました。

時刻は午後1時前。

途中の休憩や帰りが下り坂だということを考慮して、

渡嘉敷港までは1時間で戻れると判断しました。

 

午後4時出発のフェリーに間に合わせるとしたら、

最悪でも午後3時に出発することになります。

現在時刻は午後1時ですから、

ここでの滞在時間は2時間以内厳守と決め、

実際に自決された場所を目指します。

 

当時の文献や生存者の証言から調べてみると、

どうやら山間の谷間で、

小さな沢があるということだけです。

そして石碑の裏のほう…

ぐらいしか情報がありませんでした。

 

現地であらためて確かめたところ、

石碑の後ろに道のようなものがあります。

上記の画像でも中央部、

「自決跡地」の「地」の下が、

ポッカリと穴のようになっているのがわかります。

 

人間が通った形跡はあるのですが、

道といっても、いわゆる獣道ですね。

案内掲示板は一切ありません。

若干の下り坂をトボトボ歩き始めました。

 

木が生い茂っているからちょっと薄暗かったですね。

ジャングルとは言わないまでも、

鬱蒼とした森のような感じです。

それでも特に問題はなく下へ下へ。

 

途中、進行方向左側に何か人工的な石造りのものがありました。

緑のコケに覆われて、

あきらかに崩れているのです。

最初は古代の遺跡か何かと思いましたね。

巨大な石塔が崩壊しているような感じでしたので。

 

でも、それは多分「旧白玉の塔」ではないかと思いました。

最初に建立された白玉の塔なのですが、

その後に米軍のミサイル基地になってしまい、

現在の白玉の塔へ移設されたという経緯があります。

 

だから「旧白玉の塔」がそのままに、

コケに覆われるまで崩れたまま、

放置されていた状態ではないかと思われます。

現在も残っているのかな?

それとも撤去されたのかな?

ちょっとわかりませんが…

 

ここでハッキリと言わなければならないことがあります。

それは「ハブに注意して!」ということ。

 

渡嘉敷島では幸運にも遭遇しませんでした。

だけど沖縄本島北部で、

一度だけ野生のハブを見たことがあります。

ま、滅多に見ることはありませんが、

だからといっていないということでもありません。

 

自分はその当時、

ジャングルブーツに登山用の厚いソックス、

厚手のジーンズといった、

ハブの牙が刺さりにくいような装備をして、

渡嘉敷島の山中に入り込みました。

 

普通の長靴でもいいのですが、

それだと歩きにくいです。

しかも、いつも長距離を歩くことになりますので、

蒸れにくいジャングルブーツを愛用しています。

専用ジッパーを装着すれば、

簡単に脱着できるから便利ですよ。

 

といっても、地元の栃木にはマムシがいますので、

これといって特別な装備ではありません。

マムシ対策からハブ対策に変わっただけの、

いつもの格好っていう感じです。

 

それと、むやみやたらに地面に手を伸ばすことや、

手をつくという行為も控えたほうがいいです。

ハブにしろマムシにしろ、

ヤツらは保護色でカモフラージュしていますから、

人間には気づかなくても、

ヘビには確実に気づかれてますから。

 

サンダルやクロックスのようなものでは、

決して沖縄の山中には入らないでくださいね。

 

さて、奥へと進むにつれて、

緩やかな谷間のような地形になっていきます。

 

 

上記の画像は石碑から10分ぐらい進んだ場所だと思います。

この先をもう少し奥へと進んでいきます。

ここらへんまで来ると、

獣道もなくなっていたような気がします。

 

 

上記の画像はさらに進んでから、

降りてきたところを振り返って撮影したものです。

つまり、この先には石碑がある入口ということになりますね。

午後とはいえ、

薄暗かったからフラッシュをたいて撮影しました。

 

杉の木がないという風景が沖縄独特でしたね。

 

次回以降に続きます。


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