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空と無と仮と

沖縄・日本史・ミリタリーなど、拙筆ながら思ったことをつれづれと、時には無駄話、時にはアホ話ってなことで…

1990年代の沖縄旅行 「白梅」戦跡巡り⑤ 劇的変化のヌヌマチガマ④

2022年12月01日 19時22分19秒 | 1990年代の沖縄旅行 「白梅」戦跡巡り編





ヌヌマチガマは巨大なガマです。
1990年代当時の入口とともに、
わかりやすいようにと再掲載しました。

アブチラガマ(糸数壕)も大きかったけど、
ここはさらに長大でした。
ヌヌマチやガラビというように入口によって名称が違うのは、
その大きさゆえのことではないでしょうか。

このヌヌマチガマの中へ初めて入ったのは、
1990年代の中盤でした。
いつものことではありますが、
ここもたった一人で訪れていました。

この場所がどういったものなのかは、
それなりの史料で知ってはいましたが、
実際に中へ入ってみるとなると、
ちょっとためらいました。

というのも、このヌヌマチガマへ入る前に、
アブチラガマ(糸数壕)に入っておりました。

1990年代中盤のアブチラガマは、
現在ほどではありませんが、
それなりにある程度整備されておりまして、
階段や通路や案内板が設置されていましたから、
ほとんど迷う心配がなかったです。

そういったわけですので、
おぼろげながらヌヌマチガマも、
アブチラガマみたいな感じなのかな…
なんて思っていました。

でも実際に入ってみると、
当然といえば当然なのですが、
一面の暗闇しかありません。
足元もぬかるんでいました。
立って歩けるような空間でもありましたね。

それに引用図や画像ではわかりませんが、
ヌヌマチガマは基本的に下っています。
奥へ進めば進むほど降りるような感じですね。

自分はその当時…ま、現在もそうなのですが、
「洞窟」というものに関しては全くの素人でしたし、
正直言って自然洞窟自体にはあまり興味がありません。

そこが「戦跡だからこそ」「戦跡がゆえに」
ガマの中へ入っていったまでで、
洞窟に関する知識や装備は持っていませんでした。

そうでありますから右手にはマグライト、
左手にはシェアファイアのフラッシュライトを持って、
時には一眼レフのAFを振りかざして撮影するような、
今となっては非効率的な行動でしたね。

カメラに関しても素人でしたので、
暗闇でしかないガマの中では、
非常に後悔することになるのですが、
かなりの確率で失敗しております。

ちなみに1990年代のお話ですから、
スマホみたいな便利なものなんてありません。
携帯電話は通話だけしかできない時代です。

…あれ?メールはできたかな?
携帯電話からメールを送った記憶がありませんから、
やっぱり通話だけだと思います。
ま、それでも当時は超便利でしたけどね。

それにヌヌマチガマ全体の詳細なもの、
例えば引用図みたいなものも当時はありません。

そんな素人丸出しでロクな準備もしないでいても、
その奥には何があるのかという好奇心だけが頼りの、
正に行き当たりばったりな感じでした。

ただ、不謹慎ではございますが、
それが何よりも面白かった…

次回以降に続きます。

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