バンコクから愛を込めないで (ボクシング奈落編)

ボクシングから離れていたあたしは復活するのか(゜Д゜)!?

(ボクシング禍) 土生選手のその後の容態は?JBCは管理の徹底とドクターへのストップの権限を!

2009年07月09日 08時35分36秒 | ボクシング禍
約3日間にわたる発熱と下痢の地獄?からやっと少し良くなったバンコク愚連隊です。

その間は読むことはなんとか出来たんですが、自分のブログエントリーをかくまでの気力が起きず皆様にご心配をおかけしました。すみません。

しかし、これについては書かなければ… 事実ならば流れに逆行する行いによる人災ですよ、これは!?


せっかく「拳論」様のエントリー「プロボクシングの安全対策強化」でJBCのボクシング禍対策が少しは進んでくれたのか、と安心しつつあったところへ、BOXING MASTER様のエントリー「日vsタイ戦・ドクターストップ勧告無視!?」を読んでびっくり!?

その元になるジョー・ルイチュ様のブログ「ボクシング・メタボリック」のエントリー「何の為のDR勧告なんだ・・ミニマム級10R」に詳しくかいてありますが、引用させていただくと、


  >7.5日北九州で行われたミニマム級10R土生拓郎 対 ウイレンサック・シットサイトーンの試合です。

(中略)
  >4R再び、土生がダウンを喰うが、ゴング直前土生がダウンを奪い返す。

  >土生のダメージが深いので、試合終了をDRが勧告するが、試合は続行。

  >5R、土生が再び軽いダウンを奪うが、ニュートラルコーナーで立っているのもおぼつかない状態。立ち上がったウイレンサックがパンチを集めると、土生は倒れこみ、タオルが投入された。 

  >何の為のDR勧告なんでしょう?あの事故から悲劇を無くそうとコミッションがやってる時に全く従わない

  (中略)

  >ボクシングアイさんによると、試合後意識をなくし救急車で運ばれた様です。大事には至らないことをねがいます。


むう…

ドクターが試合終了の勧告をしたにもかかわらず試合が続行されてその結果土生選手は意識不明に???その後の続報が確認できないのでなんともいえないのですが、土生選手の無事をお祈りいたします。

しかしいかに試合が行われたのが九州だからといって、東京で起こった事故を他山の石ともせず、この事態は無いでしょう。ちなみにあたしは良く分からないんですが、この「ドクターの勧告」は選手サイドにされるものなのか?レフェリーに対してされるものなのか??(ジョー・ルイチュ様の書き方だとセコンド向けのような感じですが…)


  やはり早急に「ドクターストップによる試合終了の権限」をリングドクターに与えることを検討しないといけないでしょう、こういう事態が起きるようでは…


自分は外国に住んで、改めて「人の善意に期待する性善説」ではやっていけない「人は誤るものだという前提の性悪説」で物事を考えなければ、と思っているのですが、この件もそうですよ。基本的に「なんとしてでも勝ちたいという人情のある」選手やセコンドの「自発的な試合放棄を期待するのが無理」と考えて第3者(この場合はリングドクターですね)にストップの権限を与えなければ…
(ただし付属してリングドクターについていただく医師の方々への訓練も必要とは思います)


JBCには今回の事態を重く見ていただき、危機意識の各地域団体への周知徹底と、さらに進めた対策(特にドクターへのストップの権限付与)を早急に進めていただきたい。


  辻選手の悲報からの教訓はなんだったのか… 業界全体の意識改革を進めてほしいです…


ではまた



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ドクターの権限は、絶対だと思います (館長)
2009-07-09 09:34:25
バンコク様、お体、ご自愛下さい。

(でも、減量は一気に進んだんじゃ~?)
(苦笑)

JBCの事故防止対策は、よりスピーディに
徹底されないと、いけませんね。
明確な規定を定め、管理・運営されないと、
試合で亡くなられた選手の遺族側との訴訟問題に発展する事も想定されます。

私の地元では、かって、高校生のアマチュアボクシングの試合にて、死亡事故が発生し、試合の安全管理を争点に、裁判となりました。

こんな不幸な事故・事態を避ける為には、
一日も早い、JBCの対応をお願いしたいです。

私の論点は、ただ単に裁判を避けるという意味ではありません。
素晴らしいスポーツの発展を願うゆえです。
そして、不幸な事故を防ぐためです。

こうしている間にも、毎週、日本のどこかで
興業があるわけですから。
返信する
館長様 (バンコク愚連隊)
2009-07-09 10:25:07
いまだ減量継続中です…
少し飲み食いが出来るようになったものの、比例してどんどん出ちゃう感じで…(汗)

本件は裁判以前に

  人命を救う

一点においてJBCへの対処を望みます。


>素晴らしいスポーツの発展を願うゆえです。

まったくその通りだと思います。
そのためにはわれわれファンの側も声を大にしなければ、と思っています。
返信する
こういう時に (bozze)
2009-07-09 15:05:13
いち早く情報を収集し、公開して対策を練らなければいけないのに、
西日本コミッションとJBCは何をしているんでしょうかね。
試合から既に4日も立っているのに、何も進展がない。
こういったときに早急に対応が出来ないから、コミッションに対する不安と不満が出てくるんですよね。
返信する
bozze様 (バンコク愚連隊)
2009-07-09 18:47:20
こういう問題で「地域のエゴで話が進まない」のでは困りますね。
業界一体で迅速に動いてもらわなければ…

でも現実的には難しいのかなあ…(困)
返信する
Unknown (英四郎)
2009-07-10 00:02:12
拳論での補足ありがとうございます
まるで地方は治外法権・・・
なぜこんな事になってしまったのか
辻選手の事が生かされたと思った矢代対三浦戦
そして真逆の試合が・・・
実際の問題はプロレスの三沢選手の時も感じましたが
有名選手でないとマスコミが取り上げず問題にならない事です

お体大切に・・・
返信する
この問題、根深いなあ・・・ (吉法師)
2009-07-10 01:47:28
この問題、日本人の持ってる根が深い欠点を思わずにはいられません。
「肉を切らせて骨を切る」「攻撃は最大の防御」これらの意味を曲解(とあえて言い切ります)して防御を軽視する考え方が、ボクシングに限らず格闘技、戦争における戦術、果ては兵器開発への姿勢にまで現れてしまっているんです。
一番判りやすい例が、戦闘機の零戦で、攻撃力、運動性能、航続力は当時の世界各国の戦闘機の中でも優れた物ではありましたが、その代償として軽量化の為に機体の強度とパイロットを守る防弾装備が大幅に削られた為、アメリカの戦闘機なら助かったはずの命が失われた例が非常に多かった(高名な撃墜王で元海軍パイロット・坂井三郎氏の著作に出ています)事などや、補給を考慮しない無謀な作戦で、多くの兵士の命を犠牲にした事で悪名高いインパール作戦など。
先日、NHKで放送された「スリラ・イン・マニラ」の再検証番組で、フレイジャーの目の異常を知っていたエディ・ファッチが「まだやれる」と言うフレイジャーを押し留めて試合を止めた話や、エディ・タウンゼントさんがエウセビオ・ペドロサvsロイヤル小林戦で、ダウンこそなかったが一方的に打たれてしまったロイヤル小林をそれ以上のダメージから救う為に、高橋美徳会長らの反対を押し切って試合を止めたことなどとはあまりにも対照的な今回の出来事、「防御を重視する事は決して臆病な事ではない」「危険を感じたら撤退する勇気も必要なのだ」この事をセコンドにつく人も、観戦する側の人ももっと考えるべきだと思います。
かつて、上原康恒vsサムエル・セラノ(2)でセラノがアウトボックスして勝った試合後、判定に不満な観客の怒号が飛び交う中で、TV解説の小林弘さんが仰った「スポーツですから、ボクシングなんですから、そこの所をわかってほしいですね。」と言う言葉、この事を今一度考えたいなあ、と思いました。
返信する
英四郎様 (バンコク愚連隊)
2009-07-10 09:50:26
本件なんですが、「拳論」の新しい記事のアップ後、そして今回の事件について書いた後でも反響がほとんどないので余計に心配なんですよね。
もっと皆さん意見をかかれるかと思ったんですがそんなこともなく、結局あたしが最初にコメントを書いてまた馬鹿にストーカーされましたが(笑)

特に今回の北九州のことについてコメントした後も皆さん「嶋田VSモーゼス」に気を取られてコメントをしてくれないのが悲しいです。

BOXING MASTER様のところでdaininosyu様が紹介している「さうぽんの拳闘見物日記」にある辻選手事件のエントリーが非常に核心をついていると思います。
「業界の体質」「権力構造」が治らない限り人災は続くんじゃないんでしょうか?????
返信する
吉法師様 (バンコク愚連隊)
2009-07-10 10:26:43
ちょっと本件うちでも特集組まざるを得なくなっちゃいますねぇ、この調子じゃ。

もうカテゴリーに「ボクシング禍」って作っちゃったし。(汗)

今日明日でいろいろ書きますのでまたご意見ください。
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