【香港：娯楽】「TVB白雪姫事件」苦情増え計233件に

　新人女性タレントのチェン・ヤンイー（鄭欣宜）さんがディズニーランド開幕前夜祭のTV特番で、白雪姫に扮して歌い踊ったクリップが流れたことで、「気色悪い」「子どもが怖がる」「有害番組指定を」など171件もの苦情が香港政府の放送管理局（廣管局）に寄せられて大きな論議を呼んでいるが、その後も苦情は増え続け、62件追加し合計で233件にも及んだ。

　個人攻撃の行き過ぎを見かねて、かつてヤンイーさんをゲストに迎えプロモーションビデオを製作したことのある美男子歌手・ケニー・クワン(24)（Kenny Kwan:關智斌）さんは13日、インタビューに答えて「ヤンイーの演じた白雪姫は可愛かったよ。一体なにがわざわざ電話で苦情をいう程の問題なのか。ヤンイーはまだ子どもなんだから（17歳）、これ以上個人攻撃するのはやめて。」と彼女をかばった。

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　心理学者の顧修全氏は、今回の大量苦情事件について「これは群集心理であるとも分析できるが、これだけ多くの人が面倒を厭わずに苦情の電話をかけたということは、よほど不快感があったことも否定できない。そうなれば当局（放送管理局）は苦情の主に、どういう点で不快を感ずるのかよく質問し、調査する責任があると考える」とコメントした。