香港の歌手・タレントのジジ・リョン（梁詠）さんが１０日前、中国・北京は中國大飯店でのイベントに出席した際、チェックインしていた部屋が留守中に何者かに空き巣に入られるという事件が起きていたことがわかった。
ホテル側はジジさんの苦情を受けて当地の公安（警察当局）に通報。当局は香港の雑誌記者２名を任意事情聴取しようと試みたが２名は香港にとんぼ返りし、その後この雑誌「壹本便利」の編集長が突如解雇されるという事態になった。
特ダネを漁るためにはタレントの部屋に不法侵入してまで個人の持ち物を漁るという汚い手段をとった疑いがかけられている。
ジジ・リョン（梁詠）さんは１０月中旬、北京で行われたフェラガモのファッションショーに出演。そのために当地の中國大飯店にチェックインし、１４階の一室に入った。21日、香港へ戻る前の日、彼女が不在の時に男女二名がホテル側を騙してジジさんの部屋に侵入。ジジさんとアシスタントがホテルへ戻ってきたところ、キーカードが使えなくなって開かないのに気づいた。
アシスタントがフロントへ交換しに行っている際、突然ドアが開いて中から二〇歳台の男女二名が飛び出してきた。二人はドアの側にいたジジさんを手で押しのけて逃げた。ジジさんは大声で「泥棒～！」と叫んだが二名はエレベータに乗り込みトンヅラ。
ジジさんとアシスタントが室内をチェックしたところ、ベッドルームやバスルームが荒らされており、あれこれ調べられた形跡があった。荷物、パスポート、お財布まで開けられて見られていた形跡があったという。
事件発覚後、主催者のフェラガモおよびホテルは公安に届け出た。
北京でも屈指の高級ホテル、しかもフェラガモ様のイベントがらみとあっては公安も手を抜けない。すぐさまホテルの防犯カメラの記録を片っ端から調べたところ、果たせるかな不明のアヤシイ男女がジジさんの部屋に侵入する様子が顔までバッチリ映っていたのを確認した。当局はこれを家宅侵入事件として扱い、不信人物と関係があると見られる雑誌社「壹本便利」に連絡し、この男女の記者が当日当地で取材をしていたかどうかの確認をとった。
公安ではこの男女が北京を出る際に身柄を拘束することも出来たが、そうはせず、二人は香港に無事たどり着いた。
公安の調査によると、ジジさんがホテルを出た後に、この者たちは「ジジ・リョンさんのアシスタントです。彼女が忘れ物をしたので、開けて下ちい」とホテル職員に鍵なしでドアを開けるように頼んだもの。
■ジジさんはこのあと、怖くて二日間不眠になってしまったという。
（画像はYahoo!香港から失敬）
この事件が明るみに出た後、香港の雑誌社「壹本便利」経営陣はすぐさま内部調査を指示。その後10/27に「壹本便利」の編集長である魏達深氏が突如解雇された。おそらくは本事件の責任を取らされたとみられる。
魏達深氏は「東方日報」のインタビューに対し、「すでに雑誌社を辞めました」と認めた。肝心の「編集長命令で、取材の為に記者をジジさんの部屋に不法侵入させた」という指摘に対しては、同氏は「マスコミの仕事について１６年、ジャーナリストとしてのモラルを忘れたことはなく、そのような不法行為を記者に命令するなど、絶対にない！」と反論した。
また「壹本便利」のスポークスマン・ミスター黄は、魏編集長は既に会社を辞めたが、その理由については答えられないと発表している。
ホテル側・中國大飯店のスポークスマンは、この事件については顧客のプライバシーに関わることなのでコメントは差し控えるとし、フェラガモの香港地区スポークスマンは、本事件はすでにイタリア本部にも報告していると述べている。
最近、香港の雑誌は特ダネをゲットするために、芸能人が海外で活動している際、ホテルをチェックアウトした直後、（※荷物を出して、ドアを開けたままでフロントへ向かっている時など）泊まっていた部屋にすぐさま侵入して、部屋の使い方とか、ゴミ箱の中の生理用品やらコンドームやら、色々プライバシーに関する情報を探るといった、広東語で所謂「爆房（バーウフォーン）」なる荒っぽい方法をとることがあるそうな。
－－－－－－－－－－
＜ソース：Yahoo!香港＞
http://hk.news.yahoo.com/051031/10/1i8ln.html
ホテル側はジジさんの苦情を受けて当地の公安（警察当局）に通報。当局は香港の雑誌記者２名を任意事情聴取しようと試みたが２名は香港にとんぼ返りし、その後この雑誌「壹本便利」の編集長が突如解雇されるという事態になった。
特ダネを漁るためにはタレントの部屋に不法侵入してまで個人の持ち物を漁るという汚い手段をとった疑いがかけられている。
ジジ・リョン（梁詠）さんは１０月中旬、北京で行われたフェラガモのファッションショーに出演。そのために当地の中國大飯店にチェックインし、１４階の一室に入った。21日、香港へ戻る前の日、彼女が不在の時に男女二名がホテル側を騙してジジさんの部屋に侵入。ジジさんとアシスタントがホテルへ戻ってきたところ、キーカードが使えなくなって開かないのに気づいた。
アシスタントがフロントへ交換しに行っている際、突然ドアが開いて中から二〇歳台の男女二名が飛び出してきた。二人はドアの側にいたジジさんを手で押しのけて逃げた。ジジさんは大声で「泥棒～！」と叫んだが二名はエレベータに乗り込みトンヅラ。
ジジさんとアシスタントが室内をチェックしたところ、ベッドルームやバスルームが荒らされており、あれこれ調べられた形跡があった。荷物、パスポート、お財布まで開けられて見られていた形跡があったという。
事件発覚後、主催者のフェラガモおよびホテルは公安に届け出た。
北京でも屈指の高級ホテル、しかもフェラガモ様のイベントがらみとあっては公安も手を抜けない。すぐさまホテルの防犯カメラの記録を片っ端から調べたところ、果たせるかな不明のアヤシイ男女がジジさんの部屋に侵入する様子が顔までバッチリ映っていたのを確認した。当局はこれを家宅侵入事件として扱い、不信人物と関係があると見られる雑誌社「壹本便利」に連絡し、この男女の記者が当日当地で取材をしていたかどうかの確認をとった。
公安ではこの男女が北京を出る際に身柄を拘束することも出来たが、そうはせず、二人は香港に無事たどり着いた。
公安の調査によると、ジジさんがホテルを出た後に、この者たちは「ジジ・リョンさんのアシスタントです。彼女が忘れ物をしたので、開けて下ちい」とホテル職員に鍵なしでドアを開けるように頼んだもの。
■ジジさんはこのあと、怖くて二日間不眠になってしまったという。
（画像はYahoo!香港から失敬）
この事件が明るみに出た後、香港の雑誌社「壹本便利」経営陣はすぐさま内部調査を指示。その後10/27に「壹本便利」の編集長である魏達深氏が突如解雇された。おそらくは本事件の責任を取らされたとみられる。
魏達深氏は「東方日報」のインタビューに対し、「すでに雑誌社を辞めました」と認めた。肝心の「編集長命令で、取材の為に記者をジジさんの部屋に不法侵入させた」という指摘に対しては、同氏は「マスコミの仕事について１６年、ジャーナリストとしてのモラルを忘れたことはなく、そのような不法行為を記者に命令するなど、絶対にない！」と反論した。
また「壹本便利」のスポークスマン・ミスター黄は、魏編集長は既に会社を辞めたが、その理由については答えられないと発表している。
ホテル側・中國大飯店のスポークスマンは、この事件については顧客のプライバシーに関わることなのでコメントは差し控えるとし、フェラガモの香港地区スポークスマンは、本事件はすでにイタリア本部にも報告していると述べている。
最近、香港の雑誌は特ダネをゲットするために、芸能人が海外で活動している際、ホテルをチェックアウトした直後、（※荷物を出して、ドアを開けたままでフロントへ向かっている時など）泊まっていた部屋にすぐさま侵入して、部屋の使い方とか、ゴミ箱の中の生理用品やらコンドームやら、色々プライバシーに関する情報を探るといった、広東語で所謂「爆房（バーウフォーン）」なる荒っぽい方法をとることがあるそうな。
－－－－－－－－－－
＜ソース：Yahoo!香港＞
http://hk.news.yahoo.com/051031/10/1i8ln.html
