鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

幣舞橋と釧路川

2017-04-07 | 夜景


2 0 1 6 年 9 月 1 8 日 ( 日 )

午 後 5 時 0 0 分

釧 路 市 内 の ホ テ ル に て



前日の午後11時過ぎのチェックインとは打って変わり、この日は午後4時半ごろ早々にホテルに入りました。
自室で小休止をした後で、夕食をとるべく釧路市外へ出かけました。
この日は小雨が降っていたのですが、ホテルで傘を貸してくれました。ありがたいですねぇ~(#^.^#)



JR釧路駅からのびる北大通りを歩きます。



国道38号国道44号が分岐する北大通5・北大通6交差点
画像左が根室方面へ続く国道44号、右が帯広・富良野・滝川方面へ続く国道38号です。
この交差点の直進方向は、国道38号と国道44号が重複する区間となります。

ところでこの「北大通5・北大通6交差点」という名称、なんだかヘンな感じがしないでしょうか?
普通なら「北大通5」か「北大通6」のどちらかが採用されるのですが、北海道では信号機の所在している住所を表示するというルールがあるようです。
なので手前側の信号機の表示は「北大通6」ですが、奥側の信号機の表示は「北大通5」となっているのです。


交差点を直進し、北大通りを進みます。



大きな耳でしょうか?
よく見ると、「湿原」というタイトルが銘打ってあります。



足ですよね?
これもよく見ると、「希望」というタイトル。

やはり私はアートを理解できません(?_?)



「希望」の向こう側に建っている、これまたアートっぽい建物。
この施設は釧路フィッシャーマンズワーフMOOという複合商業施設で、主に魚介類を豊富に扱っているそうです。
手前にあるドーム型の建物は、EGGという温室植物園なのだとか。


MOOのすぐそばを、釧路川が流れています。



川に面した公園に、「釧路の夜」と表示されたオブジェがありました。
近づいてみると・・・音楽が流れ、美川憲一氏(女史?)が歌い出したではありませんか!
私は逃げるようにオブジェから離れました。



美川さんの歌声がかすかに聞こえますが・・・
釧路川にかかる橋・幣舞橋(ぬさまいばし)です。
札幌の豊平橋、旭川の旭橋とともに、「北海道3大名橋」に挙げられます。



幣舞橋のたもとにぽつんとたたずむ「魚河岸発祥の地」の石碑
この表記だけだと、全国の魚河岸の発祥が釧路にあるかのように誤解されてしまいそうです。
(私は「日本橋にも魚河岸発祥の碑文が立っていたよな~?」と思いながら、日本最初の魚河岸が釧路だとカン違いしていました)
もちろんこの発祥の地は、「釧路の魚河岸の発祥の地」という意味です。


橋の地下道を通り、北大通りの反対側へ。



時は夕刻。
北国ならではのオレンジ色のナトリウム灯が点灯し始めました。
なかなか画になる橋です。さすがは3大名橋。



MOOの入口に立つ、ご当地ソング「釧路湿原」の歌碑。
「釧路の夜」とは違い、水森かおりが前面に出ています。
こちらは近づいただけでは本人は歌わないようで、横にボタンがついています。
私は押さずに通過。



幣舞橋より下流の釧路川には、多くの漁船が停泊していました。


釧路川の遊歩道から、幣舞橋へ上がってきました。



北西側の橋詰より、橋を渡ります。
4隅の橋詰にはオベリスクが立っていて、橋の重厚さを表しています。



北西側の橋名板。「釧路川」とあります。

橋名板は、橋詰の4ヶ所にはめ込まれるプレートで、表記内容にもルールがあります。
道路の起点側から橋を見て左側漢字表記の橋名
道路の起点側から橋を見て右側漢字表記の河川名
道路の終点側から橋を見て左側ひらがな表記の橋名
道路の終点側から橋を見て右側竣工(完成)した年月の橋名板をはめ込むこととなっています。

そして幣舞橋を渡る道路はちょっと複雑で、国道38号と国道44号が重複しています。
国道38号は、橋を渡った先で終点。
国道44号は、橋を渡った先が起点になっています。
この道は国道38号が代表ということになっているので、橋を渡る前が起点側ということになるのです。



幣舞橋から釧路川の河口を眺めます。
この日は天候に恵まれませんでしたが、天気が良かったら美しいたそがれが見られるそうです。



「春」の銅像。
橋詰から4分の1ほどの所には、それぞれ4体の銅像が立っています。
それぞれ四季をモチーフにした作品となっています。



お次は「夏」
夏らしく露出の高い少女が活発になにかをしていますね。
・・・私はアートを理解できないので、コメントもこの程度です(^_^;)



MOOと多くの漁船。
遊歩道のほのかな灯りと、漁港のまぶしいほどのライトが対照的です。



振り返って橋上の道路を見てみると・・・広い。
橋の長さに比して、橋の幅がとても大きいことがわかります。何しろ片側3車線ですから。
この画像を見ると、橋の上の道路であることを忘れてしまいそうです。



橋を渡り切りました。
南西の橋詰には、「ぬさまいはし」の橋名板がはめ込まれています。
あれれ?「ぬさまいし」じゃなかったの?

ひらがなの橋名板は、川が濁らないようにとの願掛けを込めて、濁点の使用を避けるという慣習があるようです。




幣舞橋を渡ったところにある、通称幣舞ロータリー
ここが国道38号の終点であり、かつ国道44号の起点でもあります。



気温は12℃
服装は秋物の長袖と、長い丈のジーンズです。
実は当初はTシャツと短パンだけ持って行くつもりでいましたが、この日に誕生日を迎えた御方に強く勧められ、荷物が増えるのに不満を感じながらも持って行ったのでした。
函館まではTシャツと短パンで乗り切ってきましたが、さすがにこのまま道東に来ていたら、きっと風邪をひいていたでしょうね。



空は暗くなり、ライトアップを始めた幣舞橋。



北大通りの対岸へ移動。



再び幣舞橋を渡ります。
濡れた路面に反射するナトリウム灯のオレンジ色の光が、橋をやさしく彩ります。



南東側の橋名板。
暗くてわかりづらいですが、「昭和51年11月完成」とあります。
幣舞橋は倒壊と老朽化のために何度か架け替えられ、現在の幣舞橋は5代目なのだそうです。



橋から釧路川の上流を眺めます。
遊歩道にもオレンジ色の明かりが灯り、川面を彩ります。



四季の像「秋」
「食欲の秋」だからなのか、「春」「夏」よりもいささかぽっちゃりしているようにも見えます。



「冬」
寒さ厳しい釧路の冬というイメージに反し、開放的なスタイルです。




「幣舞橋」の橋名板が登場したところで、幣舞橋のお散歩はこれにて終了。






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