釧路の名橋・幣舞橋の景色にほっこりした私は、その足で夕食を食べに行きました。
約1時間前、ホテルに到着した私は、釧路市内の食事を検索していました。
そして釧路といえば、炉端焼き。
炉端焼き自体は仙台が発祥の地とされていますが、炉端焼きが発展した地は釧路なのだそうです。
魚介類を焼く「焼き場」を囲むように客席が設置され、主人が客の前で魚介類を焼く、そして焼けた魚介類を客に提供するというスタイルは、港町・釧路で発展したのだそうです。
そして炉端焼きの店を検索していくと・・・なかにはメニューに値段が書いてない不明朗会計の店があるということがわかりました。
そういう店は、観光客からぼったくることもあるようなので、口コミなども参照して注意深く検索しました。
「犬と戯れる少女」です。
・・・・・・テキトーに名付けてみました。
「犬と戯れる少女」の向かいに、
港釧路の炉端焼き「虎や」さんがありました。
虎やのエンブレム・・・どこかの球団のエンブレムに似ているような?
入店してみると、かなりの繁盛ぶり。
これは席はないかな? と思ったら、カウンターの隅に1席空いていて、そこに座ることができました。
焼き場で魚介類を焼いているのは、強面の主人。
いや、たしかに見てくれは強面なのですが、意外と気さくにお話しているようです。
メニューを見ると、キチンと値段が表記されています。
もちろん事前のリサーチで、ここが明朗会計のお店であることを確認しています。
そしてメニューからにじみ出る・・・というより前面に出ている猛虎党っぷり(^_^;)
しかしながら、猛虎党だけが入れる店というわけではありません・・・たとえ読売派が入店しても、危害を加えられることはないでしょう・・・多分。
着席した私のもとに、お通しのつぶ貝の煮付け?(推定350円)がやってきました。
貝類をよく知らない私は、当時「タニシか何かか~?」と思っていました。
手先があまり器用ではないので、身をひねり出すのにひと苦労。
そしてとりあえずハイボール(400円)と、さんま焼きを注文。
すると店員のお兄ちゃんが「今の時期は焼き物よりお刺身の方がいい」というので、さんま刺し(800円)に変更。
ついでに特大大エビ焼き(850円)もオーダー。
やってきたハイボールでのどの渇きを潤し、
さんま刺し! さすがにうまい!
私も日本有数の漁港近辺の出身ですが、釧路のさんまは本当においしかったです。
そういえば釧路は大きな漁港があるのに、街が魚臭くないんです。
漁港の近くの幣舞橋でも、魚のにおいは感じられなかったです。
さんまの刺身を半ば食べたあたりで、
特大大エビ焼き! 食べづらいけどうまい!
目の前の焼き場で猛虎党のご主人が焼いたエビは、さすがにプロが焼いたとあってうまかったです。
炉端焼きの店の中には、自分の席の焼き場で自分で焼くという「セルフ方式」の所もあるのですが、せっかくの海の幸を食べるならプロが焼いたものを食べたいので、値段は幾分安くはなりますが「セルフ」には行きませんでした。
海の幸をゆっくりと味わい、酒をしんみり飲みたいですからね・・・。
最初に飲んだハイボールは早々に飲み干し、2杯目からは日本酒にシフトチェンジ。
海の幸とくれば、酒はやっぱり日本酒ですね(*^_^*)
しかしながら日本酒にはあまり造詣がない私は、かつて飲んだことのある「景虎」(500円)を注文。
今思えば釧路の地酒を飲めばよかったな~とは思いましたが、私は「景虎」さんでしたたかに酔っていきました。
そして酒の肴も追加。
まずはご当地グルメ・釧路名物ザンギ(750円)。
それからお店一押しの厚岸産かきガンガン焼き・ハーフ(1,250円)。
同じくお店一押しの釧路産しまホッケ特大(1,100円)。
まずやってきたのは・・・
ザンギ! うまい!
「ザンギ」とは釧路地方の唐揚げのことで、下味をつける際に醤油、ニンニク、しょうがなどで味付けをするようです。
このザンギ、意外と量が多かったです。
厚岸産かき! うまいです!
「ガンガン焼き」はかき10個ですが、とてもひとりでは食べられそうになかったので、ハーフサイズで5個いただきました。
釧路産しまホッケ! ホントにうまい! そしてでかい!!
「特大」とうたっているだけあって、びっくりするくらい大きい。
その大きさは、口から尾びれまで約40cmほどもあります。
こんなホッケは見たことがありません。
そして味も素晴らしく、今までで一番うまいホッケでした。
ホッケがやって来たころ、誕生日を迎えた御前様から写メが届きました。
ほほぅ・・・どこぞのレストランに出かけているようですねぇ。
私も写メを返信してやりました。
我ながら素晴らしい誕生日プレゼントを贈ってあげたものですな~(^^♪
特大のしまホッケをやっとこさ平らげ、今宵のディナーはこれにて終了。
気がつけば「景虎」を3杯飲み干していたようです。
そして会計は税込みで7,560円。
城攻め旅史上最高額の夕食となりました。
しかし北海道に来たからには、金に糸目をつけずにおいしいものを食べるべきと考えていたので、まったく後悔することなく、ほろ酔いのままホテルに戻っていきました。
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