GW最終日の朝、よね氏宅を出た私は、たか氏とともに近所をぶらりと歩いていました。
そして近辺にある弘明寺に行ってみようということになりました。
弘明寺は「坂東三十三箇所巡拝」で一度参拝したことがありますが、それから5年ぶりとなります。
弘明寺は真言宗の寺院で、横浜市内では最古の寺院です。
養老5年(721年)にインドの僧・善無畏が来訪し、この地に結界を設けたといいます。
天平9年(737年)疫病が流行した際、河内国(大阪)の僧・行基が勅命により天下安泰を祈願するために全国を回ったとき、この地に寄って観音像を刻んで一宇を建立したといいます。
もとは「求明寺」と称されていましたが、観音経偈文の中の「弘誓深如海」の「弘」の字をとって、鎌倉時代以降は「弘明寺」となりました。
弘明寺に到着しましたが、妥当な駐輪場がありません。
近くの7に停めちゃいました。あとでコーシー買ったんで許してくださいね(^_^;)
山門をくぐって石段を上ると、すぐに本堂です。
駅名にもなっていてわりと有名な割には、とてもこぢんまりしたお寺です。
石段の途中に、京急が奉納した身代地蔵があります。
本堂です。
こちらにご本尊・木造十一面観音立像【国指定重要文化財】(通称・弘明寺観音)が安置されています。秘仏なので拝見することはできません。
ご朱印がもらえるのもこちらです。
ここで自転車旅の無事を祈願します。
なにぶん当方は横浜から船橋までチャリを走らせなきゃいけないのでねぇ。
鐘楼は境内の隅に立ちます。
釣ってある梵鐘【横浜市指定文化財】は、江戸時代中期のもので、西村政平という鋳物師が造ったものです。
文化財に指定されているからなのか、突き棒が天井に固定されて鐘を突けなくなっています。
本堂の向かいに位置する七つ石。
インドの僧・善無畏はこの七つの石を地面に据えて結界を設けたそうです。
緑に囲まれてちょっと落ち着いた雰囲気のお堂。
ここでも旅の無事を祈り、弘明寺を出ました。
弘明寺の商店街を歩いて戻り、ここでたか先生とはお別れです。
たか先生、次の
◆参考文献
・瑞應山蓮華院弘明寺 http://www.gumyoji.jp/
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