去年(2007年)はサディスティック・ミカ・バンドの2度目の再結成があった。木村カエラちゃんをフロントに迎えて制作されたアルバムが「ナルキッソス」。前回再結成時(桐島かれんの時)と同じように、各メンバーが何曲かずつ持ち寄った形になっているため、過去の名盤「黒船」のようなトータルなイメージは希薄で、作者の個性がストレートに楽曲に表れている。それもまた、強烈な個性派集団ミカ・バンドのカラーでもあるんだよね。そんでもって、サウンドのどこをとっても余裕が感じられる。「Low Life and High Heels」の間奏では、ストーンズのキース・リチャーズ得意のフレーズをはさんでみたり、とか。遊び心がある。
このアルバムで特に気に入ったのは高橋幸宏さんの作品「The Last Season」と「Tumbleweed」の2曲。淡々とした曲なんだけど、しみじみイイな~って思う。自分の声が、どうやったら一番生かせるかってことを知り尽くしているんだろうね。木村カエラちゃんも、「イエ~イ!」って飛び跳ねるような歌ばかりではなく、こういった物憂げなミディアムテンポをこなせるようになれば音楽の幅が広がってくると思う。彼女のアルバム「Scratch」の中の「ワニと小鳥」あたりは、ちょっとそんな感じでイイ。
ところで、ミカ・バンドというと超絶技巧のイメージがあるが、基本は意外にもシンプルなんだなあ。シングル・ヒットした「Big-Bang, Bang!(愛的相対性理論)」なんて、初めてギターを弾く人にお勧めしたいような基本コードで出来ている。そういえば「タイムマシンにおねがい」はE、A、Dの3コードだった。しかもギターの高中正義は、レコーディングに一切のエフェクターを持参しなかったそうな。メンバーに「さすがにピックくらいは持ってきてるよね?」と言われたとか。なんだか、スーパーの食材だけでフランス料理フルコースを作っちゃったみたいで、凄いことである。
結論:木村カエラちゃんって可愛いなあ・・・。ぽっ。
このアルバムで特に気に入ったのは高橋幸宏さんの作品「The Last Season」と「Tumbleweed」の2曲。淡々とした曲なんだけど、しみじみイイな~って思う。自分の声が、どうやったら一番生かせるかってことを知り尽くしているんだろうね。木村カエラちゃんも、「イエ~イ!」って飛び跳ねるような歌ばかりではなく、こういった物憂げなミディアムテンポをこなせるようになれば音楽の幅が広がってくると思う。彼女のアルバム「Scratch」の中の「ワニと小鳥」あたりは、ちょっとそんな感じでイイ。
ところで、ミカ・バンドというと超絶技巧のイメージがあるが、基本は意外にもシンプルなんだなあ。シングル・ヒットした「Big-Bang, Bang!(愛的相対性理論)」なんて、初めてギターを弾く人にお勧めしたいような基本コードで出来ている。そういえば「タイムマシンにおねがい」はE、A、Dの3コードだった。しかもギターの高中正義は、レコーディングに一切のエフェクターを持参しなかったそうな。メンバーに「さすがにピックくらいは持ってきてるよね?」と言われたとか。なんだか、スーパーの食材だけでフランス料理フルコースを作っちゃったみたいで、凄いことである。
結論:木村カエラちゃんって可愛いなあ・・・。ぽっ。