裏風撃バカキュン

とり♀、いしい♀、夏子♀、ぜん♂、おバカな4人がゆるゆる綴る胸キュン音楽blog。
風吹く裏街でテキトーに撃ってます。

無人島に間違えて持って行きそうな一枚

2004-10-31 | いしい
ジャック達が出てハロウィンの話も出て
そうだ「今日はこれしかないぜ」と思いついたのは、
私の超フェイバリット・“マイナー”・アルバム、
タイツの「ラジオ・デリカテッセン」でっす。
ええマイナーですみません。でもとんでもなく名盤。
この中に、まさに「ハロウィン」という曲が入ってるのだよー。

このアルバムに私が(勝手に)つけたキャッチフレーズは
「無人島に間違って持って行きそうな一枚」。
なんかね、まじめに人生とか考えながら10枚選んだら
絶対入らないんだけど、テキトーにガサガサッと選んだら
入っちゃいそうなB級の名盤なのよー。
でもさ、目を離すと何でもすぐ一流っぽくなりたがる世の中で、
B級であり続けるっていう覚悟は惚れ惚れする。
一流“ふう”のAクラスより、一流のB級の方が潔くてカッコいい。

タイツってメンバーの入れ替わりが激しいバンドだったんだけど
このアルバムのときは一色進さん(Vo,G)光永巌さん(B)
泉水敏郎さん(Dr)宮崎裕二さん(G)、の4人で
ライオン・メリーさんが全面的にKbのサポートをしてますね。
で、その、アルバム8曲目の「ハロウィン」ですが、
一色さんのそのまた前のバンド「シネマ」つながりで
(あーどんどん話がマイナーになってゆく~)
なななーんとコーラスに松尾清憲さんと鈴木さえ子さんを
迎えているという超豪華アラモードな作品なのでした。
バカバカしくも胸キュンな、これもバカキュンの1曲かも。

このアルバム、20代前半の頃とにかく聞き倒しまくってたので
思い出は尽きないのだけれど、もうひとつ、
3曲目に入ってる「水の惑星」というのが、もう倒れそうな名曲。
これは一色進さん作詞で、曲が鈴木慶一さんなのだ。
いい曲が満載のこんなアルバムが、今普通に手に入らないのは
(っていうか発売時も普通には手に入らなかったけど)
もったいないなー、と常々思っていたのだけれど。
なんと、タイツのコンプリートBOXが来年出るそうだ。
買う人いるのか?私は買うぞ。

想いは相の心なの、なハナウタ

2004-10-31 | 夏子
この歌のことを知ったのは、当時読んでいた「セブンティーン」だっけ。
ユーミンが作った歌を手塚さとみちゃんが歌う、というトピック。
「ボビーに片想い」1979年。
カタオモイって、片想い、なのか。思いより想い、って
なんだかイイなー。相手の「相」の心なのおおお?
なんつーことに感激しておりました。

ラジオで聴いて、即惚れた。
4分くらいの歌なんだけど、わたしの妄想爆走は若い時はもっと激しく
それこそ短編映画を観た気分に浸ってしまった。
駅の伝言板に書いたチョークのコトバも、脳内にはできあがり
そのまわりの街も、「田園調布の並木」もしくは
田渕由美子・陸奥A子が描く漫画の中の街、と決めつけていたり
さとみちゃんの洋服から帽子のイメージ、つくりあげてました。
またこのジャケットのブックバンドが憧れでもあった。

センティメンタルなメロディと、その視界を刺激される歌。
この季節、♪ちょっとボビーにかたおもい~と無意識に歌っちゃいます。
肩に重いのよお。せつない。

どれくらい愛しているかというと、
フォーライフの女性アイドルオムニバスが出たとき
この一曲のために予約して買ったほど。
「ウェディングベル/シュガー」が入ってたかな、その中に。

そこで知る。
作詞・松本隆。またしてもー。やられてた。と未来に気づくわけです。
ユーミンは作曲だったわけです。
となると、連鎖的に「真冬物語」が聴きたくなるでしょ。みなさま。

画像は、http://www1.u-netsurf.ne.jp/~knagata/cover/tezuka.htm

お祭り

2004-10-30 | とり
お昼休みに後輩と外に出てみたら、
雨の中、仮装した子供がいっぱい。

いろんな耳をつけたり(ほとんどの人が手作り)、
オレンジ色のゴミ袋に穴を開けてワンピース風にした女の子や、
ハリポタ風なマント姿も。
そして、頬には何かの「しるし」が押されていて。

そうか、今日はハロウィンなのか、と
「ただの土曜日」としか認識してなかった私たちは、
小中学校の統廃合と、高年齢化の進むニュータウンに似つかわしくない
イベントに大笑い。

いつの間に、この「お祭り」が日本に定着したのか。

と、寒くなってきたし、「お祭り」つながりで、これです。
これとビーチボーイズのクリスマスアルバムは、
冬にしか聴きませんから、そろそろ。
高校生のときに、佐野さんのサンストで聴いて、
いやー、いい曲だなあ・・・と思いつつ、
「Little Saint Nick」が全然、聴き取れてなかったことに、
愕然としたのは、大学生になってからです。
(何て聴きとっていたかは、恥ずかしいので忘れました)

ジャックが4人でジャック達

2004-10-29 | いしい
おバカで胸キュン、にピッタリの音楽かもって思う。
古いレコードばっかの私の棚ですが、これは2004年のCDだぜ。
「ジャック達」これがバンド名、ね、もうバカキュンでしょ。
永遠のB級バンド(これはホメコトバよー)「タイツ」を率いていた
一色進さんの新バンド。一色さん(Vo,G)、宙キハラさん(G)、
福島P幹夫さん(B)、そしてDrは、博文さんのバックや
青山さんバンドでもおなじみの、あの夏秋文尚さん~ッ。
一色さんボーカルで夏秋さんドラムス、
それだけでもう私は目まいしちゃいそうなわけですよ、
そんな人滅多にいないと思うけど。
ジャック達、これまで何回かライブをやっているのだけど
子持ち&腰重な私はいまだ参戦できず。
この3曲入りシングルだけ、手に入れた。

聞いて、そして、背筋がゾクゾクしちゃった。
そこにある響きに、倒れそうになった。
ギターの響きって、ドラムスの響きって、ベースの響きって
こんなにカッコいいんだー!って。
ロックの、いっちばんシンプルでいっちばんカッコイイ匂いが
短い曲の中にぎゅっと詰まってる。
「WHAT'S NEW LOVE SONG」の間奏のドラムの音、
「地球はまわる」のエンディングのギターの音。
情けなくてどこか投げやりで、
でもやっぱり生きていくしかないよねっていう
そんな音なんだ。あーどうしよう。
聞くたび泣いちゃいそうなんだよ、なんでだろ。

一色さんのバンド、って聞いて私が勝手に想像していたのより
ずっとずっとシンプルで、カッコいい。ギミックなし。
ロックって、これだよなー。ライブでナマの音浴びてみたい。
実はジャック達のライブって、いつも大爆笑の渦らしい。
バンドはシンプル、でも一色さんの存在が
最大のギミックかも、ふふ。
来年にはフルアルバム出る予定だそうで、すごくうれしい。
こういう音、聞きたかったから。すごく。

きっとハナウタ

2004-10-28 | 夏子
実はコレのオリジナルを聴いたことがない。ケンヒライなんですけどね。
春頃、ドラマの主題歌だったらしい。

それをいま、ワケありで歌っているのですが、来週は2度お披露目。
ここにいるひとは、たぶん聴かないだろう。
だからタイトルを書いても無意味。んがー。

コーラスでの選曲。、同意できなかったけど、そりゃ民主主義。
ここんとこずっとコレを歌っているわけです。
オリジナルはひとりアカペラらしい。聴いたことないからわからん。
それをピアノさんが、オリジナルなアレンジ。ややこしや。
彼女が譜面をサラサラっと書いたのだ。基本は2声。ときどき3声。
本物を聴かなくて歌うなんて、それって冒涜かも、
といま、ダウンロード(もち有料よん)してみるが
専用のプレイヤー機能がインストールできず、途方にくれてるとこ。
ケンヒライ本人にも興味ないしなー。たぶんココの住人はそうだと想うが。

とりあえず昨今のハナウタ。←ちゃんと練習せんかい。

83年のサボテンジャケ

2004-10-27 | いしい
シュガーベイブ、微熱少年、Baby Blueと
ほんとに涙が出そうな胸キュンモノが並んだところで
思い浮かんだのは83年のこのアルバム。
村松邦男さんの「GREEN WATER」。
ジャケも中味も大好きな一枚。
言わずと知れた、シュガーベイブのギタリストだった村松さんです。

実は私、これ、CD1枚とアナログ2枚の計3枚も持ってる。
CDはもちろん後から買い足したんだけど、
アナログの2枚目は、当時、村松さんがゲストで出たラジオ番組の
「サイン入りアルバムプレゼント」で当たったのだ~ッ。
ホントはそのサイン入り画像を載せたいところだけど、
何せ段ボールの中から未救出。

このアルバムの2曲目、シングルカットもされた「僕のガールズ」は
たしか深夜の“ミキマキ系”のCMソングになってたよね。
(深夜、あの会社のCMがひたすらガンガン流れていた
80年代のお茶の間の体験は全国共通のものなのだろうか?)
出会いは、衝撃的で、確信的だった。
聞いた瞬間「あ、これきっと私が好きなタイプのアーティストだ!」
って思ったもん。案の定、元シュガーベイブの彼だった。

80年代って、この村松さんとか銀次さんとか、
大村憲司さん小原礼さんなど、それまで裏方的イメージだった人が
どんどんソロアルバム出して、
それがそれぞれに良くって、おもしろかったなー。
そして、このアルバムのミュージシャンクレジットを見ると、
鳥石夏あたりは、悶えますね。
ドラムス「村上“ポンタ”秀一、上原“ユカリ”裕、青山純…」
もー私コレだけで鼻血出ちゃいます。

このアルバムに入ってる3曲目の「フェアリー」は、
作詞が山下達郎さんで作曲が村松邦男さん。
タツローさんが詞だけ提供というパターンは結構珍しい。
ふくよかにウェットな、これも名曲です。

うたかたの日々/マライア

2004-10-26 | ぜん
清水靖晃(sax)、土方隆行(g)、笹路正徳(key)、山木秀夫(ds)らによるスーパーグループ、マライア最後の作品(83年)。LPサイズだけど45回転二枚組で発表された。このアルバムは中近東フレバー漂う異色作。というか、デビュー以来毎回異色作ばっかりなんですけどね。一番有名なのは「マージナル・ラヴ」かな。

もともと、渡辺香津美のKILINセッション(※坂本教授とアッコちゃんはここでゴールインした)に、清水靖晃が参加していた流れでマライアを聴くことになったのだった。そうしたところ、メンバー全員が実力者ぞろいで、それぞれソロアルバムを何枚も出し始め、とうとう追いつけなくなって・・・。なんせ学生の身だったから、弟と分担して主なものだけ買ってました。20年経ち、今手元に残っているのはコレ一枚だけ。

清水靖晃という人は単なるジャズのフィールドをぴょ~んと飛び越え、サックスでバッハの無伴奏チェロ・ソナタを吹いたりしている人なのだ。しかも遠路はるばるトーホグの炭鉱の奥にもぐって録音したり。・・・完全にきてます。
また、土方、笹路の二人はスピッツのデビュー以来のプロデューサーであった。それから、ヴァイオリンの高嶋ちさ子がチョコレートファッションというユニット(今考えると、ちょい恥ずかしいネーミングかも)で活動していた時のプロデュースを笹路が務めていたはず。
そんでもって山木秀夫は説明不要、問答無用のスーパー・ドラマーなわけです。

と、このように、変態音楽集団で、個々の能力が飛びぬけていて、他者のプロデュースをばんばんやって自分よりセールス的に成長させちゃうところとか、日本最古の現役ロック・バンド、我らがムーンライダーズと通じるところがあるなあ、と最近になって思っております。

Baby Blue×3

2004-10-24 | とり
曽我部恵一さんの「shimokitazawa concert」。
今年の4月、下北のmona records
(西村さんのライブで行ったことがあるいしいによると、とても狭い)でのライブ盤。

子供の声も含め、雑多な音の中、なんとなく始まるこのCDは、
ヘッドフォンで聴いていると、
一瞬、その場にいるんじゃないか、と思わせる不思議な展開のCD。

その中にbaby blueという曲が2曲。
1曲は、サニーディ。
もう1曲は、fishmansのカバー。

fishmansは全然、聴いていなくて、
唯一、ゴローちゃんがアルバムの中で歌った「それはただの気分さ」の
現実から少し宙に浮いた気だるい感じが、とても合ってるなあ、と思いつつ。
まったく新しい音楽を聴く気にならなかった時期のお話。


で、BABY BLUEといえば、もう1曲。
実家に眠る伊藤銀次さんの青いアナログ盤。
82年か。このころが私の分岐点。

今年、青山さんの下北3DAYSライブのゲストで、
数年ぶりにみた銀次さんは、
相変わらずの、小洒落た笑いに鋭角的な切れ味、
そして、何といっても、いしいと私を陥れる
甘い「胸キュン」路線も健在でした。

アナ棚紀行 MONOTONEの旅

2004-10-23 | 夏子
年代やら数字には弱く、リリースは定かじゃなし。
LPレコードのクチだけを、ペンの先でツツツと裂いて
ビニールはそのままにしてます。
「微熱少年オリジナルサウンドトラック」

ステッカーがそのビニールに貼ってあるので
めくるのがモッタイナイのでした。
このケータイ画像では、巧く映らないんだけど
微熱少年のフォントが浮き上がっておるのです。
雑誌でのジャケ写掲載には、困りものだったと想われるこのデザイン。
中のアーティストはめっちゃカラフル。外見は真っ白。
そこらへんが「都会」を感じたのでした。ほんとマジ。
トーキョー生まれの祖父や父は「男は裏地でおしゃれをするもんだ」
とよく言っており、祖父の羽織の裏は、確かに虎の絵だった。
ひどく脱線ですがー。

MONOTONEって、ほんとはカラフルなんだと想う。
光の色なんだもの。受け取るひとが見る色。
真っ白に負けぬよう自分も発光せねば、と
この30㎝四方の白を前に、想フ。もちろんCDでも所有してますが
LPのこの両手で持ったカンジが好き。見つめ合うカンジ。←ばか

シュガー・ベイブのライヴ

2004-10-22 | ぜん
古いテープをあさっていたら、シュガー・ベイブのライヴ音源が出てきた。山下達郎さんのFMラジオ番組(85年ごろと思われる)のエアチェックで、「ウインディ・レディ」「ダウン・タウン」「愛は幻」「今日はなんだか」全4曲。達郎さんのコメントによると76年1月、仙台でのライヴとのこと。解散の2ヶ月前だね。「あ、アタシもその時のラジオ聴いた!」という声が聞こえてきそうだなあ。

「ウインディ・レディ」は達郎さん、「愛は幻」は大貫さん、それぞれのファースト・ソロ・アルバムに収録されている曲だけど、シュガー・ベイブ時代、既に演奏していたのだね。ということは76年に解散していなければ、もう一枚くらいアルバムが残せたかもしれないと思われる。ブライアン・ウィルソンの「スマイル」が37年の時を経て世に出る時代であるから、シュガー・ベイブのセカンド・アルバムが新たに作成されてもなんら不思議ではない。今からでもちょこっと挑戦していただきたい。

このライヴ、達郎さんのヴォーカルと、バンドのファンキーでビシッと締まった演奏は素晴らしい。あちらの本格派が演奏した「サーカス・タウン」収録の「ウインディ・レディ」と比べてもなかなか負けていません。当時日本のロックは英米に10年遅れているといわれていたけど、今振り返ると70年代中ごろから日本人ミュージシャンの演奏テクニック、オリジナリティも飛躍的に向上している。大貫さんはまだ素人っぽさが残っていて、恐る恐る音程を確かめるように歌っているのが愛嬌か。

ナゴムと私、そのかすかな接点

2004-10-21 | いしい
夏子にあんなものを捧げられちまったので
私はこんなものを引っ張り出してきてみた。
ナゴムレコードのオムニバス「おまつり」。
このジャケはCDだけど、私たしか、アナログも持ってる。
グランドファーザーズの「石のうさぎ」たった1曲のために、2枚も。
とほほ、20代の私よ~。

マイナーはマイナーでも私は「ソフト・マイナー」なので(そんな
言葉あるのか)、ナゴムって何かおっかなくてずっと近寄れなかった。
このレコードが出た前後に、この中にも入ってる
たまの「さよなら人類」がイカ天でものすごい勢いで
ブレイクしたのにはほんとびっくりしたっけなあ。
たぶん本人たちもね。たま、去年解散しちゃったけど。
そういえば高校の後輩で、有頂天とゴーバンズと
すっげーマイナーな頃の米米クラブが好きな子がいたっけ。
「最近、米米のライブに髪の毛をおだんごにしたギャルが
来るのが許せない」と怒っていたなあ。今どうしてるんだろ。

以上、80年代を知らない人には
何のことやらまったくわからない言葉続出の思い出話でした。

今10年ぶりぐらいにこのCD聞いてみたけど
(グランドファーザーズだけね)、青山さんの声、
全然変わってないなあ。そもそも外見もあの頃のままだものね、
いまだギター青年、のイメージ。
こんどその秘訣をきいてみるのもよいかもね、
さわやか中年(を目指す中年)のぜんさん。

スプリンクラー

2004-10-20 | いしい
また台風です。というわけでこの曲。
もう九州のほうは暴風域のようなので
スプリンクラーどころじゃないと思うけど。

83年のシングル。
出た当時、タツローさんは自分の番組でこの曲をかけるたび
「マイナーコードの曲は初めて」と言っていた気がする。
アッコちゃんが、ピアノの弾き語りアルバム「Super Folk Song」で
この「スプリンクラー」をカバーしている。
(アッコちゃんの選ぶ曲は、ほんとにいい曲ばかりだー。)
そしてライナーの中で彼女いわく
「私が好きな山下達郎の曲にはどこか気弱なところがあります。
~(中略)~山下君、どんどん気弱な歌をつくって下さい。
また歌うからね。」
ふふふ。タツローさんに向かってこんなこと言えるの、
アッコちゃんだけだよねェ。
でも、彼女の言うことも、ちょっとわかる気がする。

タツローさんってキャリアも長いし、音づくりが完璧主義なせいか
何か「巨匠」「権威」みたいに思われてるとこあると思うんだけど
私が一番魅力に感じるタツローさんは、
liveのときの、「ただのロックンローラー」の彼なんだ。
ただギター弾くのが好きで、ただ歌うのが好きな。
liveも十分完璧主義なんだけど、
でもやっぱりナマだからそこから零れちゃうものがある、
そんときのタツローさんがすごくイイと思うのだ。個人的に。
普通の人がタツローさんを表すのに思いつかない
「気弱」なんてワードを、アッコちゃんが使うのに
納得するのは、そんな理由。


さて。夜には、関東も風雨が強まるとか。
わが家は、建ってまだ10年経たない家なのに、
台風レベルになると、なぜか、キッチンのダウンライトの隙間から
雨漏りがするのだ。家の中がスプリンクラー。
あーシャレになんないじゃん。今夜は、どうなるか。

満天星の壁

2004-10-20 | 夏子
これっすねー>とりちゃま Seventh Avenue South

何度も自分の雑記に書いてるけど、ほんとこの名盤めっ!
愛しさあまって憎さまで。
髪を切れば「COOL」←永遠の憧れ男 夏の舗道は「夏服の女たち」
雨に打たれちゃ「Scotch&Rain」 星を見ては「天文台」 カーっ。
音はこちらで試聴できるし、一括DLだとお得らしい。
bitmusic 南佳孝

忘れもしない、ばかきゅん女子三人で麻布十番「満天星」へはせ参じたのはもう一年前ね。このジャケの元絵を右にチロチロ覗きつつ、昼間の白ワイン。おばかなわたしたちは、やっぱりこのアルバムの話になり「佳孝さんっ」だの「松本さんっ」だの、ひゃひひゃひ喋ってた。ランチにしては、ボリュームたっぷりなお皿もいともかんたんに平らげつつ。
「もしかしてー」「もしかしてー」はファンの妄想にありがちな入り口。止まらず。ここに飾られた絵が先か、ジャケットが先か。なんつー他のひとにはとるにたらないことに関して、いろいろ考察するマニアな3人。シラフだったらほんとばかです。
このホッパーの絵をみるとわたしの82年がエンボス加工に浮き上がる。82年考はまたいつか。
その後も一度その店へ行く機会があり、テーブルはこの絵の前だった。完全に舞い上がったわたしは、真っ赤なプチトマトをフォークから落下させるという醜態を晒してしまった。あれは極上の恥。あの絵の前で。これはもみ消したい数秒。

満天星へ行ってからは、このジャケには”ケチャップの酸っぱさ”と無惨にも白いクロスの上、孤独なプチトマトが記憶に上書きされてる状態。
わたしの中のパブロフは、本能を付け加えるのだ。
いろんな日常を勝手に付加されてしまう歌の立場も迷惑だろうな。

リリース当時はわたくし19歳。
いまでもコレはオトナの雛型だと想っちょります。

サタニック・マジェスティーズ

2004-10-20 | ぜん
高校生の頃、ローリング・ストーンズをこよなく愛する同級生がいた。おとなしい男で、特に仲がいいというわけではなかった。何気なく、ストーンズの最高傑作アルバムを聞いてみたところ、「サタニック・マジェスティーズ」だと自信ありげに答えた。

意外な答えにびっくり。だってこれは、「サージェント・ペッパーズ」の二番煎じとか、単なる実験作とか、ストーンズ・ファンの間でも失敗作・駄作の烙印を押されていたのだ。賛否両論の作品とも言われたが、賛10否90くらいだったと思われる。なので、「ええ~、アレが最高?」という反応をしたところ、彼は明らかに不快を表しつつ「だ、大音量で聴いたことあるのかっ!」と、ムキになって叫んだ。周囲の同級生たちもびっくりしてこっちを振り向いた。それに気づいて彼は再び無口な男に戻った。私もそれ以上会話を続けなかった。

正直言って、その時私は大音量どころか、一度も聴いたことがなかったのだ。ただ、読んだ限りの書評ではことごとく酷評されていたので、失敗作と決め込んでいたに過ぎない。CD時代になってからやっとまともに聴いてみたわけだが、大音量でこの世界に浸る快感を主張した彼の気持ちがわかるような気がした。世間一般の評価と、自分の愛聴盤というのは全く別物である。それを他人がとやかく言うべきではない。

というわけで、書評を読んだだけで偉そうなことを言うべきではなかった。あの時の自分に「喝!」(大沢親分の口調で)だ。この一件以来、よく知らないものを悪く言うのは慎んでいるつもり。

ヤサ男好き、弟フェチ、の次

2004-10-19 | とり
ホント、みんな「守備範囲」(というか「間口」か?)が広くて、感動してます。

また台風。今度はとかげ?

雨といえば、Seventh Avenue South(スペル合ってる?)の、
「スコッチ アンド レイン」(スペルに自信がないのでカタカナにした)かなー、
と思いつつ、これで。

ヤサ男好き、弟フェチ、の次に「さわやか中年」ではなく、
「かわいいおじさま好き」という琴線があります。
(「愛してるって簡単にはいえない」おじさまとか・・・・。)
で、「Midnight Love Call」が大好きなのです。
きゃー、私もそんな長電話してみたい~。
と思いつつ、家の中でストールを羽織っています。

お姿は風ミと去年のBOXXと、
ちょっと前に、STB139で拝見。
まー、STBに一緒に行った先輩は、
「あの、キザでかわい気がないところが好きなの」と言ってましたが、
私は感激してぼーっとしてしまい、
あやうく大江戸線の新宿で降りそこねて、
遠くに行ってしまうところでした。