裏風撃バカキュン

とり♀、いしい♀、夏子♀、ぜん♂、おバカな4人がゆるゆる綴る胸キュン音楽blog。
風吹く裏街でテキトーに撃ってます。

くぐり抜け、ゆけ

2007-11-27 | とり
毎朝、最寄の駅からiPodを聴きながら、満員電車に揺られて地下鉄で山手線の内側に突入。降りる駅の手前で、ちょうど8曲め「サーファー・ガール」になる。奥田さん(NONA。男前)のギターに、シュンちゃん(cafelon。言わずもがなの男前)のピアノ、玄さんのペダルスチール、そして、坂田さんの柔らかいドラム。もちろん、土岐さんの美しくてやさしい声。

2年ぶりのオリジナルアルバム(メジャーデビューアルバムらしい・・・。知らんかった)は、とにかくキュートでポップ。もう10歳若ければ、きっともっと夢中になるのに。背の高い男の人に雑じってライブで盛り上がったり、、、。腰痛で動けない今となってはもう遠い夢か(笑)。


「ああ、体力ないなあ」と思いつつ、階段を登って地上に出て、ゆっくり立ち上がる古本屋さんの前を通り抜ける。うまく都会の波をくぐり抜けられてるとは思えないけど。

あ、ちなみに小松さんも他の曲でドラムを叩いてます(キャー)。

うらいしー

2007-11-24 | いしい
うはー。これ、めっちゃ難しい。
でも、選んでみました。

・「恋のナックルボール」大滝詠一
・「憧れのラジオガール」南佳孝
・「ブルー・ベイビー・ブルー」太田裕美
・「はいからはくち」はっぴいえんど
・「やさしい娼婦」クミコ

ポップさの中に覚悟が、
壮絶さの中に風が。

うーん、やっぱり難しい。
悩みまくる。

でも、まったくしばりナシで
いしいの松本隆ベストをたとえば20曲、
好きに選んでいいよって言われたら
いったいどんなプレイリストになるんだろう?
選ぶ過程が壮大すぎて
取りかかる自分が想像もつかないけど…。


うらぜん

2007-11-22 | ぜん
では、ワタクシも何曲か選んでみました。

・ 「シャドー・ボクサー」原田真二
 これ、まだどこにも入っていなかったよね?風街ミーティングで青山陽一さんが歌ったんだよな~。

・ 「MOON BABY」鈴木茂
 アルバム「Caution!」のラスト・ナンバー。小品ながら、松本ワールドが一行目から炸裂。月の絵筆がひとすじ、君の瞳をぬらしちゃうんだぜ!もちろん、オープニング・ナンバー、映画のラストシーンみたいな「レイニー・ステイション」も大好きです。

・ 「恋人たちの水平線」祐木奈江
 く~っ、これはたまらんなあ。無色透明のインクなんてなくたっていいから、「愛してる」って言ってチョーダイ!

・ 「セシールの雨傘」飯島真理
 元カノが新しい彼と歩いているところにバッチリ遭遇しちゃったわけなのです。その時、彼女がとった態度は・・・。俺の気持ちは・・・。く~っ、わかるなあ。今夜は飲まずにいられねえ!明日、もしも二日酔いになったら松本隆さんのせいである。

・ 「恋のハーフ・ムーン」太田裕美
 はっきり言って、歌手太田裕美さんの世界の相当な部分は松本隆さんのエキスで占められているのです。でも、この作品あたりを最後に、裕美さんは新たな世界へ一歩踏み出し始めたように思います。決別したんじゃなくて、それがあったからこそ進めた、次なる段階へ。


うらトリ

2007-11-21 | とり
むむむむむ。
「甘い・胸キュン・ポップス」の3大好き好き要素を加味して・・・

フォレスト・グリーン(ヒックスヴィル)
スピーチ・バルーン(大滝詠一)
顕微鏡(TICA)
代官山エレジー(藤井隆)

そしてラストは、

KISSからはじまるミステリー

でしょうか・・・。

うら夏 補

2007-11-19 | 夏子
元々。
このブログタイトル「裏風」というのは、風街の裏、の裏だったような気がする。
さんざん本丸で暴れていた我々。
あとキリンジの「風を撃て」と合体したのかな。
撃つ、というのは決して本家と対立しようとしたわけでもない。
きゅん、も本来は「キュート」からの異形。

本家「風街」で「少年」「少女」盤が出るということで、あちらは有名著名人が選ぶ盤。
こういうときのために有名人になっておくべきだった、と激しく後悔しているんだけど。
せっかくこっちの裏があるんだから、こっちの中年で1枚分選んでみませんか。
と今、勝手に思いついた。

「うら俺」夏子
あーでも、わたしのベストもほとんど「少年」「少女」に入っているわけだ。
でも、がんばる。図鑑にもクロニクルにも少年少女にも入ってないのをがんばる。


【ボビーに片想い 手塚さとみ】
これは以前にも書いた。リリース当時は歌本をみて、詞の世界と掛詞に惚れた。
曲はユーミンだったはず。
この一曲が聴きたくて、フォーライフのアイドル寄せ集めアルバムも買った。

【真冬物語  永積タカシ 堀込弟 畠山美由紀】
この歌から、うちの白いAIBOは「真冬」と命名。

【凍った息   松田聖子】
これはSEIKO SUITEでの音が良すぎ。後頭部にジンジンくる。
いちばん高い音で♪半年も待つなんて 永遠と同じ
と歌わせるニクい歌詞

【COOL   南佳孝】
かっこいい。大好き。♪オレをわかってくれなくていいさ
惚れる。惚れた。げ、それから25年。
佳孝さんが歌う松本世界は、どれもこれも好き。理想。
「口笛を吹く女」も「夏服を着た女たち」も。

【未確認飛行体 藤井隆】
これは、通勤途中に頭のなかで妄想リピート。
仕事前、家事前、に口ずさむとしあわせになる。


THE CHILL

2007-11-13 | ぜん
立花ハジメさんの新しいバンド、THE CHILLのデビュー・アルバムであります。どうやら女性ヴォーカルをフロントにしているらしい、という以外の情報は一切なしに聴いてみました。

まず一曲目、調子っぱずれで歪んだギターサウンドにをバックに、天国的な女性のウィスパー・ヴォイスが淡々と流れる。二曲目、調子っぱずれで歪んだギターの激しいストロークをバックに、女の子の明るい歌声が響きます。何なのだ、このサウンドとヴォーカルのギャップは?

ケースからCDを取り出すと、立花さんのコメントが読めるようになっている。えーと、どうやらこの変則チューニングはB-52’sのギタリストだった故リッキー・ウィルソンから教わったもので、5本しか弦が張っておらず(しかも無いのは3弦)、1B2B4D5A6Dということになっているらしい。なんじゃ、それは。しかも、ただでさえ弦が1本少ないっていうのに、1弦と2弦が同じBって、いったい・・・?

で、トータルな作品としてどうなのかというと、いいんだよねえ、これが。ジミヘンを初めて大音量で体験した時みたいな不思議な感覚に襲われる。ネオ・ニュー・ウェイヴというのでしょうか。立花さんのマジックに見事引っかかってしまったようです。

立花ハジメさんという方は、間違いなく天才的なミュージシャンである。例えば鈴木慶一、細野晴臣、坂本龍一といった中に並んでいても全く引けを取らない。それでいて、その天才性を自ら否定しちゃうみたいなところがある。せっかく美しく完成したものを敢えて壊して、はいどうぞって差し出してしまうみたいな。そんなアンバランスな美学を体験してみたい方にお勧めします。

結論:ヴォーカルの紺野千春ちゃんって可愛いなあ、ぽっ。