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裏風撃バカキュン

とり♀、いしい♀、夏子♀、ぜん♂、おバカな4人がゆるゆる綴る胸キュン音楽blog。
風吹く裏街でテキトーに撃ってます。

哀愁のさらばシベリア鉄道

2008-04-22 | いしい
何の脈絡もなく、季節にもまったく関係なく、こんなシングル盤をどん。『哀愁のさらばシベリア鉄道』フィヨルド7 (81年)。



フィヨルド7というのは架空のバンド名で、実際は大滝詠一さんのプロダクト。中味はまあタイトルを見ればわかる、「さらばシベリア鉄道」のインストカバーです。マニア本「All About Niagara」には、このシングル盤についての詳しい情報も書いてあったような気がするけど、本棚の奥から出してくるのが面倒なのでまたの機会に(だってあれ重たいんだもん…)。

このシングル盤は普通にレコード屋で定価700円で買いました。購入場所は、忘れもしない立川のレコード屋だったと思うんだけど、当時、このシングル盤に関する情報を何も持ち合わせてなかったので、買うかどうかレコ箱の前でしばらく悩んだ記憶がある。フィヨルド7なんて得体の知れない名前だし、でも「さらばシベリア鉄道」だし…。

裏もこんな感じで真っ白で(インストで歌詞ないしね)、手がかりになる情報なし。



大滝さんのソニーのシングルは「07SH」で始まる番号のはずなのに、これは「07SP」で始まってたのも謎で。『いったいコレは大滝詠一なのかそうでないのか…』レコ箱の前で悩む女子高生(私)。(今調べると、「SH」は邦楽で「SP」は洋楽みたいだね。「シングル邦楽」「シングルポピュラー」の略なのかな。)でも実体がイマイチわからないながらもやっぱり買おうと思ったのは、盤のラベルに印刷されてるアーティスト番号が「TB-7」(=多羅尾伴内)だったから、だった気がするなー。さすがナイアガラーだけあって的確な判断。まあ、そんなところで的確でも人生何の役にも立ちませんが。

で、ナイアガラーなので、このジャケの元ネタになったシングル盤も持ってるのだ。どん。



ザ・スプートニクス『霧のカレリア』。何年の発売のものだかレコードのどこにも書いてないんだけど、定価¥370だって!私はこれ、中古屋で1000円で買ってるみたいです、レコ購入メモによると。ザ・スプートニクスはスウェーデンのギターインストバンドで、日本でもけっこう人気あったみたいだね。じつはつい何日か前、ぜんぜん別のCDの情報を検索していて、このスプートニクスのアルバムが去年どさっと再発されてたことを知った。だから、ちょっとは脈絡がある記事なのだ。ちょっとだけだけど。ところでスプートニクスの説明に「世界3大エレキバンド」とあるんだけど、ベンチャーズとあともうひとつって何なのかな?

うらいしー

2007-11-24 | いしい
うはー。これ、めっちゃ難しい。
でも、選んでみました。

・「恋のナックルボール」大滝詠一
・「憧れのラジオガール」南佳孝
・「ブルー・ベイビー・ブルー」太田裕美
・「はいからはくち」はっぴいえんど
・「やさしい娼婦」クミコ

ポップさの中に覚悟が、
壮絶さの中に風が。

うーん、やっぱり難しい。
悩みまくる。

でも、まったくしばりナシで
いしいの松本隆ベストをたとえば20曲、
好きに選んでいいよって言われたら
いったいどんなプレイリストになるんだろう?
選ぶ過程が壮大すぎて
取りかかる自分が想像もつかないけど…。


ムーンライト・ジルバ

2007-05-19 | いしい
yoikoさんとこで知りました、やまがたすみこ『FLYING』再発だそうですよ~。やまがたすみこさん関連って、私がこの名前を知ったとき(もう20年以上前の話)には、もう手には入らなくなってたような記憶。「手に入れたいブツ」リストにず~~~っと入ったまま早四半世紀…って感じ。松本隆プロデュース、鈴木茂アレンジって、気にならないわけがないよね~。“はっぴいえんど~ティン・パン・アレー系のスタッフ陣が集結して作り上げた、70年代シティ・ポップ・アルバムの定番中の定番”(商品説明文より)って。コレは、この機会に買いますかねー。

で、シングル盤はなぜか持ってたり。ほんと過去の私のマメさ(というかむしろヒマさ…)にはアタマが下がる…。77年7月、の盤らしい…30年前かあ。A面が「ムーンライト・ジルバ」松本隆作詩/鈴木茂作・編曲、B面が「プラスティック・ラブ」松本隆作詩/山県すみ子作曲/鈴木茂編曲、のクレジット。ジャケ裏に「ムーンライト・ジルバ」の譜面も載ってたり。(今、楽譜が載ってるインナースリーヴってあまり見かけないけど、演歌方面とかではいまだにあるのかな…。)

あっ!さっき引いたタワーの説明文にも出てきてる『SUMIKO LIVE』(“構成&演出を大瀧詠一、演奏をムーンライダースが担当したライヴ盤”)も出るの?7/18発売って。これR盤(たぶんオンデマンドでプレスするヤツ…)で出てるのは知ってたのだけど、未入手でした。わーーービックリ。

実年行進曲!!

2007-01-11 | いしい
あけましておめでとうございまーす。って遅いですが。ここのとこ「バカ」ばかりで「キュン」の要素が激減してるこのBLOGですが(私のエントリーだけか…)、まあそれはそれ、今年も適当にダラリンコとよろしくお願いいたします。

で、新年一発目。機会を逸しちゃったなーと思ってたのですが、nakamura8cmさんがこんな記事をアップしてらしたので、私も年明け早々、青島幸男さん追悼モノいっちゃいます。クレイジーキャッツ。

えーと、これは86年4月23日発売のシングル。大瀧詠一さんプロデュースですね。既に20年前か…(遠い目)。A面が、青島幸男作詞・大瀧詠一作編曲・萩原哲晶原編曲の「実年行進曲」、B面が青島幸男作詞・萩原哲晶作編曲・大瀧詠一編々曲の「新五万節」。“原編曲”、“編々曲”っておもしろいよね、既に故人だった萩原さんへの、大瀧さんの多大なるデディケイトが含まれたクレジット。

たしかこのころ、壮年でも老年でもない年代を表わす言葉がないってことで、この「実年」って言葉がなんか突如決められたんだよね(笑)。そう、コレコレ、Wikipediaによると、【実年(じつねん)とは、1985年11月25日に当時の厚生省が公募に基づいて決定した50歳代・60歳代の年齢層を指す言葉】だって。んなことやってる場合なのかよ厚生省…。それをおもしろがってモチーフにして作られたのがこの「実年行進曲」。忘れてたけど、ビールのCMソングだったらしい。レトリックがナンボのもんじゃい!とでも言いたげな、単純にしてくだらなさ満点の青島幸男さんの詞は、これぞクレイジーキャッツという感じ。

それにしてもこのジャケ写のパワーよ。大衆の根本的な性質のひとつに、「個性と才能が集まっている(ほどよい人数の)団体を見るのが好き」っていうのがあると思うんだけど、クレイジーキャッツはそのひとつの典型じゃないかな。ムーンライダーズもSMAPも、基本的には同じだと思ってるんだけど…(認識まちがってるか?)。


中はこんな感じ。内袋のロゴまで昔風にしてる凝りようです。


パソ+グチ

2006-10-12 | いしい
とほ…。PCに振り回されてる…。

先月末からトツゼン、いつも使ってるメールソフトでの送信がぱたりとできなくなっちゃって(受信はできる)、原因もわからずすごく困っていたら、調べるうちにどうもそれが、プロバイダの「25番ポートブロック」(なんだよそれ…)実施によるものらしいと判明(これに気付くまでにすでに10日…)。普通ならひっかからないんだけど、私のPCはちょっと接続がイレギュラーなためらしい…(いや、それもよくわかんないんだけど)。それからプロバイダのサポートにメール出して、指示されたようにメールソフトの設定を変えたんだけど、事態は改善されず(ここまででまた3日ほど…)。今度はモデムとルータの型を調べて伝え、さらに指示を待つ(さらに3日…)。そして今日、再びサポートの指示に従ってソフトを設定しなおしてみるもだめで、その場合はルータの設定をメーカーに問い合わせろとのこと。で、ルータのメーカーに問い合わせのFAXを送ったら「587番ポートを開放するには以下のようにせよ」と返信があった(ああ、もうなんだか全然わかんない…)ので、その案内に従ってプロトコルだのなんだのをいじったら、ぎゃーインターネット自体につながんなくなっちゃったー。ビビってすぐに初期設定に戻す…(泣)。とほほ。

もーPC(とその周辺)め、家電並に人間の言うこと聞けよ!と思う…(自分の無知を棚に上げて)。こう…掃除機や炊飯器みたいに、普通にカンタンに使えるようにならないのかなーPC。コンピュータがパーソナルになったのはいいけど、「あ、これパーソナルなことだから」ってひとことで消費者が過剰に解体されて弱者にされてる気が…。問題が細分化されていくと人は連帯しにくくなるもんな。消費者、弱っ。PCのハードやソフトの不具合にかかずらうことで、人類(私レベルの)が無駄にしてる時間って相当なもんだと思うんだけどー。

とか愚痴を言ってみても、治るわけでなし…。というわけで、BGM「コンピューターおばあちゃん」ってことでどうでしょう。81年のシングル。NHK「みんなのうた」で流れてましたね。補作曲・編曲・プロデュースが坂本龍一さんってことで、当時、教授のサウンドストリートでもよくかかってました。そしてシングルB面がまさにそのサウンドストリート火曜日のテーマだった「フォト・ムジーク」。

おおっ、検索したら、動画が~。25年前の曲だけど、このイントロとか今聴いても結構ワクワクするねー。

ガラスの林檎

2006-09-10 | いしい
というわけで聖子ちゃんのシングル盤っす~。「失われたメディア-8cmCDシングルの世界-」のnakamura8cmさんがこれの8センチCDを紹介してたのでunoのように近似札を出してみました。最近、nakamura8cmさんがCDシングルを取り上げるとそのアナログシングルを引っ張り出すという便乗商法がワタシ内で横行しております…。

23年前、83年の作品。この頃の聖子ちゃんの勢いについては今さらここで申し上げるまでもありません。この「ガラスの林檎」は、昔っからもう何度も何度も言っててしつこいんだけど、でもまた言うんだけど、詞も曲もアレンジも歌唱も素晴らしいのはもちろん、白井良明さん(ムーンライダーズ)のこのグゥイタァーが素晴らしーーー!!ギター番長ここにあり!!言葉少なにして饒舌なこの響き、ほんと惚れ惚れする…。でも、このギターが番長の仕事だっていうの、私散々言いまくってるにもかかわらずどのソースから得たのかよく覚えてなくて、ちと不安に…。アルバムとか持ってないんだけど、そこにミュージシャンクレジットって載ってるのかな…?でも、良明さんがご自分のサイトに、プライベートな集まりで「ガラスの林檎を弾かされた(笑)」と書いてたことがあったから、たぶん間違いないよね?

B面の「SWEET MEMORIES」のほうが今や名曲としての語られ度は高いかも。ジャケの隅にも顔を出してるペンギンの、サントリービールのCMはよく覚えてる。このペンギンの絵、いろんな種類があるのがかわいくて、その頃空き缶集めてたなー。あ、私は未成年なんで飲んでたのは母ですが。80年代って、糸井さんの「ペンギニズム」があったり、ペンギンカフェオーケストラってバンドが流行ったり、なぜかペンギンの時代だった。そういや「カフェバー」と呼ばれるような飲み屋の入り口に、光るペンギンの置物とかもよく置いてあったな。今、あれ、見ないよね?

聖子ちゃんのシングルに細野さんが書いた曲はもーほんとツボ。これもしつこいぐらい言ってるけど、このひとつ前のシングルである「天国のキッス」は私の中の聖子ベストかもしれないな…。ちなみに私のシングル段ボールの中の盤(たいした量はありません)は、だいたい作曲家別に並べられていて、一番手前が大滝詠一、次が山下達郎、そして杉真理、佐野元春、伊藤銀次、とナイアガラ勢が続き、そのあとがYMO系、そしてライダーズ系、という収納順。だから聖子ちゃんのシングルは置き場所がばらばらで、「風立ちぬ」は大滝さんのとこ、「ハートのイアリング」は佐野くんのとこ、でこの「ガラスの林檎」は細野さんのとこに「きたかチョーさんまってたドン」とかと一緒に収納されているのだ…。

ラストダンスはヘイジュード

2006-08-14 | いしい
ついでなんで、大瀧詠一×ビートルズネタ、もう一発いっちゃいます。コレもある種の狭い文化圏(ま、私とかがいるあたり)では有名な一枚ですが。和製ドゥーワップの第一人者、ザ・キングトーンズ81年12月のシングル盤。『ラストダンスはヘイジュード』。なんとまあわかりやすいタイトルでしょう。つまりコレ、左チャンネルから「ラストダンスは私に」、右チャンネルから「ヘイ・ジュード」が流れて、それが見事に調和してるという、美しいんだか馬鹿馬鹿しいんだかよくわからないチューン。ま、これぞバカキュンな1曲というか…。作詞・作曲がPomus-Shuman,Lennon-McCartney、編曲が多羅尾伴内、プロデュースが大瀧詠一、というクレジット。ポールが、「ラストダンス」を元に「ヘイ・ジュード」を作った(らしい)という史実(なのか?)にもとづいて、大滝さんが世に出した曲なわけだけど…。ほんとにやっちゃうところが大滝さんだ。

このシングル盤は、テリー画伯のジャケ絵が秀逸ですね!これだけでも買ってもいいと思っちゃうぐらい素晴らしい。何となくポールに似てる人がいるな~ぐらいにしか思ってなかったんだけど、今あらためて見たら、手前左の4人がビートルズで(たぶん)、右の4人がキングトーンズで(たぶん)、奥の4人がドリフターズ(たぶん)なんですね!っていうか、早く気付けよ!

しかし私、これもリアルタイムで買ってると思うんだけど、こんなシングル盤買い集めてる女子中学生ってどうなのよ…。どう考えてもその後まともな人生期待できないよね…。

イエロー・サブマリン音頭

2006-08-12 | いしい
お盆ですね!午前中、吉祥寺に髪を切りに行ったんだけど、いつもなら殺気立ってる土曜の美容院が、今日はなんだかの~んびり。明日の予約も“あれっ…ほんとに日曜日?っていうぐらいしか入ってない”と、美容師さんも言ってたし。やっぱり東京から人が減る季節なのかなー。というわけで、お盆といえば盆踊り、盆踊りといえば(この曲では踊らないと思うけど)コレ!『イエローサブマリン音頭』by金沢明子~。満を持しての登場って感じっすね。82年のシングル。ナイアガラー界では超有名なこの1曲。もちろん私はリアルタイムで買いました。

なんといってもクレジットがスゴイよね。当たり前だけど作者は「J.Lennon-P.McCartney」で、訳詞が松本隆、編曲が萩原哲昌、プロデュースが大瀧詠一と。なんというか、ビートルズmeetはっぴいえんど&クレイジーキャッツって感じ? ちがうか…。

まーこれは語ることも何もないというか。「イエローサブマリン」+「音頭」というインパクトは、2006年の今もかなりビビッド。これ、たしか最後の方で、杉(真理)くんや佐野(元春)くん、銀次なんかがかけ声出したりしてるんだよね。そういう意味でもかなり豪華な1曲。どれが誰の声だ?って、当時かなり何度も聴きこんだっけ。

今検索してて、この曲が95年にマキシで出てたの初めて知った!あと、今でもダウンロードで買えるみたいだね。今アナログプレイヤーがなくてこのシングル盤聴けない身としては、ちょっと欲しいような、そうでもないような…。

ひょうきんパラダイス

2006-04-22 | いしい
そこまで言われちゃしょうがない!じゃあ、もう一発ひょうきんネタでいっちゃいましょう!って誰にも何にも言われてないけど…。うなずきトリオ、アミダばばあに引き続き登場するは、コレ、ひょうきんディレクターズの『ひょうきんパラダイス』であります!…私のレコ箱、こんなのばっかりかよ…。や~これもなかなかシビレますなー。82年4月のシングル盤。クレジットによると、ひょうきんディレクターズとは「佐藤ゲーハー義和、三宅デタガリ恵介、荻野ビビンバ繁、山縣ベースケ慎司、永峰アンノン明」だそうですよ。ああ、この名前+ミドルネーム、毎週EPOの「DOWN TOWN」バックに(たしか、長いことエンディングテーマだったよね)テロップで流れてたの見てたから、なんだか妙に親しみ感じるなー。このとき肩書「ディレクター」だったみなさま、もう20年も経ってる今は、それぞれ要職に就いてらっしゃるのでしょうね。この「ひょうきんパラダイス」は伊藤アキラ作詞/小杉大五郎作曲/大谷和夫編曲、B面「ひょうきんNO.8」は、高平哲郎作詞、作編曲はA面に同じ。このシングル盤について特に思い出とか語るべきことはなく(笑)、まあ80年代の需要と供給の幸福な関係に思いを馳せるのみ…。っていうか、女子高生になりたての春に、こんなシングル買ってる場合じゃないだろう、私!

アミダくじ~アミダくじ~♪

2006-04-12 | いしい
新学期。新しいクラスになって、席とか、係とか、決める季節ですね~。ジャンケンや、アミダくじで…。というわけで、アミダくじといえばこれ、『アミダばばあの唄』。って前ふりに無理があったか…。いや、『うなずきマーチ』が出た以上、これも出しとかないとマズイかなと思って(マズくないマズくない)。

83年の10月に出たシングル盤らしい。これもリアルタイムで買っております…。明石家さんまさんの歌だけど、アーティスト名は「アミダばばあ&タケちゃんマン」。うははは。言うまでもなく(ないのか?)、この曲はあのサザンの桑田佳祐さんの作品なんだけど、曲だけじゃなく詞も桑田さんってとこがゼイタクだね。「股のつけ根 イボ痔の痛み」とか「ケイレンの夜風にKISSを」とか、すごいことになってます(笑)。編曲は新田一郎さん!スペクトラム!ちなみにB面は作詞が同じくサザンの関口和之さんで、作編曲が新田一郎さんの「アミアミダダバ アミダばば」。くだらなさもここまで徹底してると尊敬に値しますな。しっかしアミダばばあ、すごいメイクだね…。ひょうきん族から生まれたキャラの中でもかなりインパクトのあるほうなのでは。

というわけで、この春、アミダくじで嫌な席になったり、嫌な係になったり、嫌な上司の下に配属されちゃったり(それはアミダくじでは決めないか…)した不幸な人は、こんなジャケでも眺めて悲しさを紛らせてみましょ。よけい沈むか。


うなずきマーチ

2006-04-04 | いしい
松本竜助さんが亡くなってしまいましたね。49歳はいかにも若すぎるなあ。ご冥福をお祈りしつつ、このシングル盤を。うなずきトリオの『うなずきマーチ』っす!左から、島田洋八さん、ビートきよしさん、そして松本竜介(当時の表記)さん。82年1月の発売と書いてある。もちろん、リアルタイムで買いました。その前年81年3月に出た「ロンバケ」で、私は大滝詠一というミュージシャンと運命的な出会いをしたわけだけれど、そこから1年もたたないうちにこんなシングル盤まで手に入れるナイアガラーになってたわけですな(笑)。恐るべし、滝つぼの深み。

82年の1月といえば、私は中3の終わりだったのだけど、このシングルのことはよーく覚えてる。実は私は、高校の入学祝いで初めてステレオを買ってもらったので、中学生のときまでは、わが家にある音楽再生機器はラジカセだけで、レコードは聴けなかったのだ。その環境でどうやってロンバケに出会ったのか自分でもよく覚えていないんだけど(笑)。で、この「うなずきマーチ」も、買ったはいいが聴けず。(テレビでは毎週のように歌われていたから、うちで聴かなくてもよかったんだけどね。)で、ある日、このシングル盤を買った話をクラスの友だちにしたら「いしいって(そのころは旧姓ね)おもしろ~い!」ってクラス中ものすごい大反響になっちゃって。1年に1回は級長をやるような優等生タイプの私と「うなずきトリオ」の組み合わせが意外だったみたい。ま、友だちはみんな、これを「お笑いのレコード」と認識してるわけで、私が大滝詠一作詞・作曲という理由で買ってるなんて思わないものね(笑)。そんなわけで、自分がまだ針を落としてもいないこのレコードを、「貸して~」と頼まれバレー部のUちゃんに貸したりしたなあ。

まだ、持ってるレコードも全部言えるぐらいの数だった頃。ある意味、私のナイアガラーとしての原点ですかね。こんなレコードが原点でいいのか…。ちなみにB面のタイトルは「B面でうなずいて」というナイアガラぶり。

恋のブギ・ウギ・トレイン

2006-01-27 | いしい

お久しぶりのバカキュン。「失われたメディア-8cmCDシングルの世界-」のnakamura8cmさんのこのエントリーに乗じて、書かせていただきまーす。(最近このパターン多いな…お世話になります、みなさん。)アン・ルイスの「恋のブギ・ウギ・トレイン」、1979年のシングル。nakamura8cmさんも書いているように、作詞・吉田美奈子、作編曲・山下達郎の、黄金コンビの名曲。いやホントコレ、文句なしにいい曲だよねー。「70年代ディスコっぽい曲書いて」って言われて書けるのなんて、日本じゃ達郎さんだけかも。小室さんじゃどうしてもジュリアナになっちゃうだろうし。


で、これが翌80年に出た「BOOGIE WOOGIE LOVE TRAIN」。こんなのまで買ってたよ私。前出の曲の英語バージョンで、詞をChris Mosdellさんが書いてる。B面は日本語の「恋のブギ・ウギ・トレイン」。「SUPER DISCO SINGLE」と銘打たれていて、79年のが長さ4分03秒なのに対し、こっちはA・B面とも6分24~26秒。今アナログ聴けない環境なので、どの辺がどうスーパー・ディスコなのかわからないのがちと悔しいが…。ちなみに79年のシングル盤は600円だけど、この80年のは700円なんだね。どこが変わり目なのかなあ?調べれば日付までわかるんだろうけど。

アン・ルイスにこの曲はもードンピシャだけど、久しぶりにタツローさんの歌うコレが聴きたくなって、2枚組ライブアルバム『JOY』を引っ張り出してきました…うーん、激しくよい!んもーカッコイイのなんのって!高2のとき初めて中野サンプラザで見たタツローさんのライブの衝撃ったらなかったなあ。この、青山純さんのドラム×伊藤広規さんのベース×達郎さんのリズムギター、っていう組み合わせは、私の中のエバーグリーン、不動の位置だなあ。もう20年以上、何回見たかわかんないもん、動きようがない。メッチャカッコいい…。あーーーータツローさんのライブ、見たくなってきたなー。

タモリ倶楽部といえば

2005-11-01 | いしい
私よりずっと若いのにおっそろしく濃く深い記事をぶちかます方々の存在に、日々クラクラしている私ですが、そんなお一人である『KELOG - blog the frog's music』の石ばしさんが「タモリ倶楽部といえば…」ってことで記事を書いてらしたので、私もタモリ倶楽部ネタ、乗っかってみまーす(といっても私の文章にはなぎら健壱は出てきませんが・笑)。最近こんなのばかりだな、お世話になりますみなさん。

タモリ倶楽部、私は最近見ていないのだけれど(何しろ深夜起きてない)、オープニングの曲って、昔と変わっていないのかなあ? えっと、これ。ロイヤル・ティーンズの「SHORT SHORTS」。♪Who wear short shorts? パパパパパパパ(サックスの音)♪ってやつね。これ、耳に残るよねえ。っていうかこれ聴くとパブロフの犬的に、パンティのお尻が次々出てくるあの映像を思い出しちゃう。このロイヤル・ティーンズってのは、あのフォー・シーズンズのボブ・ゴーディオがいたグループ。といっても、このジャケのどの人がそうなのか、私にはよくわからないのですが…。この「SHORT SHORTS」は、ドゥーワップというよりもなんかガレージ風味が強い曲だけど、ロイヤル・ティーンズは、正統派ドゥーワップの名曲「Believe Me」なんかもヒットさせてる。

実は私、ドゥーワップに超ハマりまくった時期がありまして。もちろん言うまでもなくキッカケはタツローさんなんだけど。83年ごろ、タツローさんが自分の番組(NHKサウンドストリート)で「これをずっとやりたかった」と言いながら6週にもわたって「ドゥーワップ特集」をやってくれてね(今振り返ってもムチャクチャな企画だ…)。そのリスト今も手元にあるけど、いやもうシビレる内容。私はとりあえず「ON THE STREET CORNER」でタツローさんがカバーしてる曲のオリジナルを全部手に入れることを目標に、いつも曲目メモ持ってレコ屋巡りしてたなー。その頃新宿の丸井の地下にあったヴァージンレコードが、なぜかこの手のCDの品揃えよくて、毎週通っては、新しいのがあると買ってた。ああ、実に地味な青春…。

しかし。ロイヤル・ティーンズにボブ・ゴーディオがいたってのは知ってたけど、今ググってたら、アル・クーパーも一時ギターで参加してたグループだって。うわそうなのかー。こういうの知ると、ほーんと50年代のあの頃から、今のこの地点まで、ロックって地続きなんだって気がしてワクワクするなー。私の地味な青春を賭けたドゥーワップの話は、また機会があればします~。

新譜ジャーナル82年6月号

2005-10-17 | いしい
ナイアガラついでにもう一発。ちっちぇえ写真でスミマセンが、実家発掘お宝モノっすね、「新譜ジャーナル」82年6月号。23年前の雑誌、ってもうほとんど古書って感じ。表紙見ておわかりのとおり、「ナイアガラトライアングルVOL.2」特集~。レコ発おつかれハワイ旅行のときの写真だね。まん中の短パンの佐野くんのおみ足が美しい…。夏子がどっかで「佐野くんハワイで木登りしてた」と書いてたけど、そうそう、トライアングル内「ほしいも小僧」的存在、よね(笑)。

この新譜ジャーナル、保存状態良好なら古書なりの値打ちがつきそうなもんですが、私のコレは、グラビアの一部分切り抜きしちゃってます。お三方の写真をね、「缶バッジ」にして、通学カバンにつけて高校通ってました~。しかもそのカバンに至っては、自分で手作りした「Niagara」ロゴ入り布バッグだったし…。どんな高校生だよ。しかしホント、恋すると私、下敷きに入れて缶バッジ作って似顔絵描いちゃうんだな。もー精神的には今も何ひとつ変わってません…。

さいざんす・マンボ

2005-10-16 | いしい
え~いつも濃厚な記事で私を目まいさせてくれる『失われたメディア-8cmCDシングルの世界-』のnakamura8cmさんが、またしてもとんでもないエントリーを書いてくださいまして、私のナイアガラー魂に火が(笑)。っていうか、自分でも忘れてたんだけど、この「さいざんす・マンボ」、私はアナログのシングル盤を持ってましたよ。nakamura8cmさんの記事読んで、「いいないいな、アルバムには入ってないミックス違いか~」とうらやましがってみたんだけど、これがそうであったか。でも、8cmシングルのレアさには負けるなあ。って勝ち負けにするところがナイアガラーの哀しさか(笑)。ま、私は正式名称「元・ナイアガラー」もしくは「隠れナイアガラー」ですが。

トニー谷の名前と歌を初めて聞いたのは、忘れもしない、まさに大滝詠一さんのラジオ番組『ゴー・ゴー・ナイアガラ』でのこと。前にも書いたけど、TBSでこれをやってた時代、中学生だった私は親に隠れて、ふとんの中で小さなラジオとイヤフォン握りしめながら毎週聴いてた。そんとき流れたのは、アルバムにも入ってる「サンタクロース・アイ・アム・橇」。眠りに落ちそうなのをこらえつつ、覚醒と無意識のはざまで聴くトニー谷の語り、なんだか妙な具合に記憶に残ったよ。

今CD棚見たら、どうもこの『ジス・イズ・ミスター・トニー谷』のアルバムが見当たらない…。どこ行っちゃったのかなあ、東京ビートルズと橋幸夫はあるんだが。