高原列車駅シリーズ2ラウンド目 シリーズ1の登場は2007/02/17の粉雪降る夜 この駅には何もないけどこんな素敵な思い出帳があった さりげなく出入り口にかけられた”旅のメモリー”と書かれたノートは、時代のスピードに置き去りにされたかのように今も続けられている。携帯電話によって無くなってしまった駅の伝言板のようにはならないぞと小さな声でつぶやいているかのようだ ローカル線としてはアクセスもよい小海線は今も多くの旅人を運んでいる。地域の人たちによってそんな昔の風情が味わえるのもローカル線ならでは 茶色い校倉作り風の待合所には旅人の心を書いた思い出帳の一節が、地域の人の手によって駅の壁に大きく張り出され紹介されている。それがなんとも心あたたかく感じるのだ 旅人の思い出を垣間見たあと、小海行きの上り列車が力強くエンジン音を上げてホームを後にした 9s / 31s |