江戸五街道の一つ中山道(なかせんどう) 江戸から23番目になる宿場町、塩名田宿(しおなだ) この写真では千曲川を渡る赤い橋の向こう側の宿がそうで、対岸は御馬寄(みまよせ)と呼ばれる京へ献上される馬を集めたところというのが地名の由来だ。 近年の街歩きブーム、健康指向も手伝って、ここいらもほぼ毎週のように隊列をなすようにして歩いている中高年を見ることができる。江戸の時代とは違って、バスでやってきては要所を歩き、またバスで拾ってもらって帰っていくという図式。時折車で見かけると、何も縛られない生活ができることにあこがれてしまう。 千曲川を渡った御馬寄の坂上から見ると、江戸の景色とはまったく違ってしまったであろう、時代を物語るかのような赤い橋、そして新幹線の高架が目に付く。そんな中を小学校帰りの子供たちが足早に坂を転げるように帰ってゆく。 |