田舎 見歩記 食べ歩記

東北の田舎の風景写真・旨い物・まずい物等々の書込です。ちょっとした観光情報も。

胃カメラ初体験 ピロリ菌は・・・

2006年08月22日 23時21分09秒 | 日記

胃カメラを初体験・・・しました。

この10年間、会社の健康診断が無かったので献血以外は全く己の体を知ることが出来ない状態。しかし、人間ドックも気が進まず、ずるずると・・・。
 そんなおり先月、「虫垂炎」(おそらく)を経験し、胃の具合もなんか思わしい状態でない。LG21(ヨーグルト)にてなんちゃってピロリ菌除菌も試していたのだが、最近滞っていた。王監督も胃部のムカムカが続いて受診した所、胃ガンが発見されとたのこと。思い切って胃腸科を受診し胃カメラを呑むことにした。
 空腹時のムカムカが続いていたので12指腸潰瘍はあるかとも思っていたが、自覚症状の少ない胃ガンの確率もあるかもしれない。先生の話だと胃ガンの自覚症状は人により大きな違いがあり症状を訴えられても一概にはいえない。とのこと。先生がおっしゃるには「怖いのはねぇ~薬を飲んで治まったと思って、癌の場合ね。発見が6ヶ月後になる。1番怖いねぇ。」

怖いのはわかった。この歳で半年後では癌の末期になってしまう可能性が高い。
それも人生だから良いか・・・って訳にもいかない。

ってな事で前日は夜九時から絶食。検査は午前10時半より。前日は、もしかしたら美味いモノを自覚して食べられるのも今宵限りと思い、暴飲、暴食気味。朝はお茶の一杯ぐらいならばよいとのことでお茶を一杯。このくそ暑い中、発汗もしているのにお茶の一杯だけは心底苦しかった。

さぁ、いよいよ検査です。 
まず、胃の中の泡を消すためにまずく苦い薬を小さなコップ一杯。「ゆっくり呑んでください。」って、こんなまずいモノ一気に飲みたい。
しかし、検査室に入ってから私と看護婦さんは話をするうちに小学校の同級生と判明。検査に立ち会う看護婦さんとも知り合いと言うことが判明。旅は恥のかきすてならぬ、検査は恥のかきすてという心意気が吹っ飛んでしまった。下手な泣き言は言えない状況。
次は胃腸の動きを止める注射。「筋肉注射ですから。」ってそれ痛いって事でしょ。
「痛いのイヤだから、痛くしないでね」ってお願い。まるで子供。
「なるべくね」「ブスッ」 「あっ・・・痛くないです」本当に子供みたいですいません。

次はノドの麻酔。「これをノドの奥に4分間留めててくださいね。」と多分キシロカインのゲル状のものを注射器でノド奥に注入。苦いのがわずかにわかり二日酔いのゲロを感じているような感じで最悪。おまけに当たり前だがノドが麻痺してきて「もう、どうにでもしてくれ・・・・あっ、良い考えがあるんです。こんな麻酔ならいっそのことスピリタスでも良いから酒で麻痺させてくれないですか・・・そんで、全身麻痺状態になってからズブリと入れて・・・」と、ナイスアイデアも口がきけないので表現出来ず。
 くそまずい麻酔も「ペッ」ってしてから、いよいよ検査です。

「はい、横になってくださいねぇ」 マウスピースを口に入れられ、まな板の上の鯉状態。そこに現れたドクター。
「今から気持ち悪い事しますから。」「オェッとしますよ、気持ち悪いですからねぇ」とこちらの不安をかなりあおります。でも、本当のことなのでしょう。本当に正直な先生です。

いよいよ胃カメラが口の中に入りノドに来ました。「ここから気持ち悪いです、オェッと来ます。」先生が私の言いたい事をキチンと言ってくれます。そこで私は先生の期待を裏切ることなく「オェッ・オェッ・オェッ」と涙とヨダレを流します。「さっきの麻酔はなんなんだ~」と頭の片隅で思いますが、今更どうすることも出来ません。知り合いの看護婦さんは背中を優しくさすってくれています。なさけない気分一杯です。
「はい、食道ですね~、問題ありません。」
酒飲みの私はかなり食道に気がかりがありましたがあっという間の出来事で「よかった、食道はまだ大丈夫だ。」と思う暇無く「はい、胃に入ります。」

私の目の前にはハイビジョンカメラのすごい鮮明な画像が写っています。胃の入り口は肛門のようにつぼまっていました。そこを「グリッ」とカメラが入ります。「あっ、感じます・・痛いです。」と思うかと思いましたが、胃の中は完全にそういう感じのない世界でした。
カメラが胃の中に入った頃にはノドの違和感も感じがにぶり、目の前の画像に釘付けです。私の胃の表面には出血の痕が3カ所ほど有り胃炎と判明しました。十二指腸は異常なし。十二指腸の入り口も肛門みたいになってました。ただ、胃の表面は荒れた感じでヒダも少なく、やはりピロリ菌の巣になっている感じ。胃の表面がヒダヒダだとピロリ菌は居ないそうです。LG21で引き続きピロリ菌退治をしなくては。

胃カメラはグリグリ動くのは当たり前と思っていましたが、空気で胃を膨らませたり、胃液を吸ったり、ハサミを出したり、色々大変なんですね。とにかく画像が鮮明で、デジカメで言うと600万画素以上ってな感じ。泡のひとつひとつがくっきりでした。
鼻から入れる胃カメラもあるようですが細いだけが良いとも限らないんですね。
ノドの処のあの、「おぇっ」を除けば・・・

何はともあれ、暴飲暴食を避け自分の体をいたわっていかなくてはと思う貴重な体験となりました。
やっと安心してご飯が食えるという事で、旨いパスタを食べにいきましたが、麻酔のせいで3時間ぐらいのどがへ~んでした。
この駄文を読んでくださった皆様もご自愛下さいませ。

コメント
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