美術館めぐり

　本日は博多で目の保養をして来ました。

　まず、マリンメッセで開催中の全国陶磁器フェアin福岡2009。磁器も陶器もその他漆器・テーブルウェア・うまいもの市などありました。私は地元の作家さんの猪口を買いました。小物では♪型のマドラーと絵の具・筆。指名した陶磁器でお茶が飲めるカフェでは北欧紅茶のセーデル・ブレンディング、いい香りでした。会場にはいろんな流派の生花も展示され、見ていて飽きないイベントでした。

　次はアジア美術館で「白州次郎と正子展」。ちょうどＴＶドラマも放映された直後なので結構人気。私は昭和戦後史の裏面を知りかつ暗躍した次郎に興味がありますが、そういうのは本人が墓まで持って行った、あるいは証拠になるようなものは処分したであろうと思うと妄想が絶えません。（特にケージス追い落とし作戦の昭和電工疑獄事件と電力関係）。正子の審美眼で集められた骨董は素敵なもので、こういうのを普段使いで生活を豊かにして人生送れたらいいなぁとしみじみ思いました。今時言葉ならロハスでスローライフ。※敬称略

　最後は三越ギャラリーで日本画、「田淵俊夫展」。植物も風景画も水墨画も素晴らしい。襖絵は迫力。画家の絵が美しいのは当然だが、ビルの夜景とかバイクとかおおよそ日本画の題材とかけ離れたものをも日本画として描ききることは難しいはず。さすが画伯、王道の画業。

　一日でこれだけ廻ったので、頭がいっぱいいっぱいで帰宅。いつものジュンク堂やユザワヤのも立ち寄ることなく帰りました。疲れたけど幸せ。次は夏の阿修羅像で再会しようぞ、友よ。