霜降
二十四節気「霜降・ソウコウ」です。「初霜を観測!」のニュース、寒さが一層増すような時候です。霜が降るとか霜が降りるという言葉は空気中の水蒸気が凍った「霜」ですが、地中の水分が凍って出来る「霜柱」とは異なった現象です。アスファルトジャングルの都会では霜柱を見たことのない子どもたちもいるのではないでしょうか。サクサクと霜柱を踏んで歩いたころを懐かしく思い出します。
「シモバシラ」というシソ科の多年草の植物があります。秋に白い花を咲かせるこの草は、寒気が強まると枯れた茎に吸い上げられた水分が白い花が咲いたように結晶化して「シモバシラ」の名前の由来名なったそうです。「霜降」を「シモフリ」と読むと美味しいお肉をですね。元洋品屋としては「シモフリ」は白い繊維と色繊維の混紡の生地、「シモフリの夏服」のような織物を思い出します。
寒露、霜降そして立冬、日に日に寒さを感じる頃です。
二十四節気「霜降」、いつものNPO“PTPL”の美しい映像をご覧下さい。
霜降 10月23日~11月6日
http://www.tomoiki.ptpl.or.jp/calendar/2018/iframe/24sekki/24sekki18.php (01:17)
北国や高地では霜がおりはじめる。刈り入れの光景がみられる。
2018.10.23.