「世の中は三日見ぬ間の桜かな」
この句の意味をあっという間に散ってしまった桜と書いてあることが多いようですが、三日の間家にこもっていたら桜が満開になっていたと、世の中の移り変わりの激しさを詠んだ大島蓼太の句ですね。 桜は散りましたが新緑の美しい季節です。麻布十番にはブロック毎に異なった街路樹が植栽されています。 こぶし、とちのき、もみじばふう、はなみずき、くすのき、やまぼうし、かつら、けやき、いちょう 等々。 こぶしの花は終わりましたが、はなみずきは、今、ピンクの花や白い花を咲かせています。追いかけるように5月には、やまぼうしの白い花も咲くことでしょう。パティオ十番の6本のけやきは、それぞれに芽吹く時間差があって個性的です。秋の紅葉の時も、時間差や色の違いもあります。見過ごしがちな風景ですが、皆さんの身の回りにもいろいろな季節があるのではないでしょうか。
(←パティオ十番のけやき)
二十四節気「穀雨」、NPO“PTPL”の美しい映像をご覧下い。
http://www.tomoiki.ptpl.or.jp/calendar/2016/iframe/24sekki/24sekki06-kokuu.php
2016.4.20