★大腸のレントゲンフィルムの異常なふくらみを見て医師が口を切る前に「先生、これ癌ですか」と私の方から尋ねたのはちょうど3年前の今頃だった。「そこを執ればいいんでしょう」と他人事のように言う私に、医師は「かなり進行性の癌です。執ればいいんですが・・・」。連休は手術も出来ないだろうから、連休明けに入院して手術することに決め手続きをして帰ってきた。
6時間あまりの手術、1ヶ月の入院、退院後も抗ガン剤を飲み、毎月血液検査や診断を受けてきた。一年に一度はCT、エコー、胃カメラ、腸の内視鏡検査等を受け、今回が三度目の検査だった。そして検査結果、予約の時間はとうに過ぎているのに名前が呼ばれない。後から来た人が先に呼ばれたりすると、もしかして最後に回され何か悪い結果でもあるのではと余計なことを考える。予約の時間から一時間も過ぎてやっと名前を呼ばれ診察室に入った。
モニターには血液検査の数値が、デスクにはCTのフィルムが、カルテには胃と大腸の内視鏡の写真、エコーの写真が並べられている。「血液検査、異常ありませんね。CTも異常なしです。胃は軽い炎症がありますが大丈夫でしょう」。「大腸、これがつないだところです。きれいについているでしょう。今回はポリープもありませんでしたね」。「エコー、少し脂肪肝っぽいですが運動をしてください。毎日30分くらい歩くといい。胆のうに少し砂状のもの、胆石まではいっていませんから少し薬を出しておきましょう」。「薬、2ヶ月分出しましょう、今度から毎月でなくて二ヶ月毎でいいでしょう」。
ほっとしました。本当にホッとしました。あまりうれしくてカルテをもらわずに帰りかけたくらいでした。会計を済ませ薬を待つ時間もなぜか口元がほころぶような感じで、足どりも軽く帰ってきました。手術から三年、まだ完全にクリアしたわけではありませんが、一年ごとにホッとする思いが大きくなってあらためて健康のよろこびを感じている今日この頃です。皆さんもお身体くれぐれもお気をつけ下さい。
6時間あまりの手術、1ヶ月の入院、退院後も抗ガン剤を飲み、毎月血液検査や診断を受けてきた。一年に一度はCT、エコー、胃カメラ、腸の内視鏡検査等を受け、今回が三度目の検査だった。そして検査結果、予約の時間はとうに過ぎているのに名前が呼ばれない。後から来た人が先に呼ばれたりすると、もしかして最後に回され何か悪い結果でもあるのではと余計なことを考える。予約の時間から一時間も過ぎてやっと名前を呼ばれ診察室に入った。
モニターには血液検査の数値が、デスクにはCTのフィルムが、カルテには胃と大腸の内視鏡の写真、エコーの写真が並べられている。「血液検査、異常ありませんね。CTも異常なしです。胃は軽い炎症がありますが大丈夫でしょう」。「大腸、これがつないだところです。きれいについているでしょう。今回はポリープもありませんでしたね」。「エコー、少し脂肪肝っぽいですが運動をしてください。毎日30分くらい歩くといい。胆のうに少し砂状のもの、胆石まではいっていませんから少し薬を出しておきましょう」。「薬、2ヶ月分出しましょう、今度から毎月でなくて二ヶ月毎でいいでしょう」。
ほっとしました。本当にホッとしました。あまりうれしくてカルテをもらわずに帰りかけたくらいでした。会計を済ませ薬を待つ時間もなぜか口元がほころぶような感じで、足どりも軽く帰ってきました。手術から三年、まだ完全にクリアしたわけではありませんが、一年ごとにホッとする思いが大きくなってあらためて健康のよろこびを感じている今日この頃です。皆さんもお身体くれぐれもお気をつけ下さい。