映画と周辺

レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

音楽と映画

2004-11-12 12:45:57 | 音楽
デビッド・リンチは、「マルホランド・ドライブ」のプロモーションの際に「自分の映画は音楽を聴くように”感じて”欲しい」と話したことがある。難解で意味不明と毛嫌いする人もいれば、持論を展開して何とかしてリンチ映画を分析しようとする人もいる。自分もどっちかというと、伏線の洪水と化したリンチ映画を何とか理解しようとあれこれ思考をめぐらすタチだった。でもこのリンチ本人の言葉を聞いて肩の荷が下りたのを記憶している。その直後、彼の過去の作品を片っ端から借りてきて、音楽を聴くように楽しんだことがある。

音楽というのは、アーティストの感性の産物であると同時に、受け手側の感性にも大きく委ねられているものだと思う。だから自分の好きな音楽を他人に説明するのはものすごく困難なわけで・・・。映画にも感性の産物という面もあるけど、どちらかというと技術の集合体であって、受け手側に「アンリアルをいかにリアルに感じさせるか」という技術勝負なところがあるかなぁと。だからこの映画のどこがイイのかってのを説明するのはたやすいこと。相手が理解してくれるかどうかは別として・・・。

音楽評論家というのは、大変な職業だと思う。作品そのものを評論するには、結局過去の似たものを引っ張り出してきて比較論を展開するしかない。でなければ、そのアーティストのバックボーンやら立ち位置などを持ち出して、人間を評論するしかない。

このblogで、自分の好きな音楽のことをたまには話そうと思っていろいろと考えた結果、こんな内容になってしまいました。。。

画像は「マルホランド・ドライブ」です。僕のフェイバリットの一つです。

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