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中学校教師 生き残り術

平凡な中学校教師が、中学校現場の「小技」「知恵」「うまくいったエピソード」「失敗例」を紹介します。

(218)宿泊行事、修学旅行でこんな指導

2013年04月15日 | 授業
 宿泊行事、修学旅行でこんな指導をしています。

1 「先生、次は何ですか」の質問はNG。

 こんな質問を生徒がしてきたら、私は「しおり(予定表)を見なさい。」と言います。
 こんな質問をさせないために、出発前に「しおり(予定表)を自分で見て動きましょう。「先生、次は何ですか」と尋ねない」と指導しておきます。


2 養護教諭のところに行く前に、学級担任に相談する。

 生徒は暑い、かゆい、痛いと養護教諭のところに行き、養護教諭は大忙しです。
 その大半は、生徒が我慢すれば済むことや学級担任が話を聞いてあげれば済むレベルののもです。
 直接養護教諭のところへ行かない。学級担任に相談する。と事前に指導します。


3 消灯後、1時間はトイレに行かない。

 日常から夜の12時頃に就寝している生徒にとって、学校宿泊行事での消灯時間は早いものです。
 「10時半消灯」と言われても、なかなか寝付けません。
 布団に入っても、落ち着かず、何となくトイレでも行きたい気分になって起き上がる。
 一人が起きると他の生徒も起きる。
 トイレへ2、3人がぞろぞとを歩き出す。
 布団の中で眠りそうだった生徒が眠れない。

 私は「消灯後、1時間はトイレに行かない。事前にトイレに行っておきなさい」と事前に指導します。
 消灯後1時間を静かにさせれば、大半の生徒は就寝します。 


4 バス内レクの時間を限定する。

 ここ数年、バス内で生徒たちが持ってきたCDをずっと流れている傾向にありませんか。
 私も音楽好きなので、生徒の気持ちもわかりますが、2時間3時間とずっと流れているのはきつい。
 音楽も何もない放送されない時間もほしいものです。
 私は予定表の中で、バス内レクを行う時間を何時何分から何時何分までと決めています。
 こんな感じで表記します。
 「バスレクタイム① 9:00-10:00」


5 お土産 木刀はNG

 修学旅行先には木刀が売っています。
 ショッピングモールやスポーツ店でもなかなか目にしたことはないのに、旅行先のお土産屋さんには売っています。
 それをほしがる男子生徒がいるんだなあ。それを買って、嬉しそうに振り回してバスに戻ってくる。
 見た感じよくない。
 放っておくと、宿舎の部屋でも振り回している。
 たまに宿舎でけがをする生徒もいる。
 私は事前にこう言います。
 「たまに木刀を買って振り回している生徒がいます。木刀をお土産に帰ってきたらお家の人もびっくりしますよ。木刀禁止。」
 明るく事前指導しておきます。


 旅行中にいやな教師、生徒ともに不快にならないためには、教師の経験をもとにした”事前”指導が鍵のようです。

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