goo blog サービス終了のお知らせ 

中学校教師 生き残り術

平凡な中学校教師が、中学校現場の「小技」「知恵」「うまくいったエピソード」「失敗例」を紹介します。

(144)オーディションの発想 文化祭でだれでもステージに立てる訳ではない

2008年10月11日 | ちょっとした工夫やコツ
数年前まで、選択の授業を担当していました。
文化祭のステージで発表することを目標に、生徒たちはグループごとにパフォーマンスの練習に励んでいました。
しかし、文化祭の発表時間枠があります。
すべてのグループパフォーマンスを発表することは難しいかったのです。
私は、授業内でオーディションをして、合格したグループのみをステージに立たせることにしました。
合格を目指して、生徒たちは熱心に練習をします。
私は練習時間と場所のマネジメントと、パフォーマンスに対して助言をするだけで、授業が成立しした。
教師が出がわずかで、生徒が熱心に練習をしている理想的な時間が続きました。

そしていよいよオーディション当日です。
定期テストのような緊張感があります。
生徒たちは、緊張感の中で発表を続けます。

この審査は、同僚の職員にも手伝ってもらいます。
私だけの主観で決めることがないようにです。

すべてのパフォーマンスが終わり、審査発表。
私が合格のグループ名を言うと歓声があがります。
惜しくもステージに上がることができないグループは涙を流します。

授業とは思えない喜怒哀楽があります。

このオーディションのシステムに対して、保護者からやんわりと疑問の一言をいただいたこともあります。
私は、選択授業だからこそオーディションというシステムを使ってもよいと考えています。

合格を目指して真剣に練習する姿は、そして本番の姿は、オーディションがあるからこそと思います。
文化祭にステージに上がるグループのパフォーマンスはレベルが高いものになります。
文化祭のステージに上がれなかったグループにも、授業内に発表の機会があります。
学期に一度の授業内発表会です。
つまり、文化祭のステージは授業内で技能に秀でたグループが代表で発表する機会と位置づけることができています。

オーディションがうまくいった例です。

(140)宿題を集める その3 提出ノートにちょっと工夫

2008年10月04日 | ちょっとした工夫やコツ
提出ノートというものがあります。
内容は何でもいいから1ページ書いて提出しなさいと言うものです。
一部の生徒には有益だとは思いますが、これで本当に学力がつくのか疑問に思います。
多くの生徒にとって家庭生活を拘束するノルマとしか思えない場合があります。

さてこのような提出ノートを少しでも、有益なものにするために一工夫しています。

生徒が提出した提出ノートに、学習シートを挟むのです。
生徒は挟まれた学習シートで学習して、そのシートを提出ノートにのりで貼って提出します。
それを私は、1ページとカウントします。
「先生、またプリントを入れてください。」「プリントをください。」と生徒たちからリクエストがあります。

いきなりシートを挟んだのでは、生徒は何をしていいのか意味がわかりません。
このような手順ですすめます。

まず、「宿題タイム」で学習シートを配ります。
「これで学習して、提出ノートに張って提出してもいいですよ。」と生徒に説明します。
実際に授業時間に一度やらせて、ノートにはらせると良いと思います。

シートは教科書を見て書き写すだけなど、誰にでもできる課題にします。
私の目的は、家庭学習の習慣の生徒に家庭学習をさせることです。
「させる」というより、ボクも家庭学習をやったとの成功体験を味わわせることです。

私のシートはB5版の周囲を裁断機で落とし、B5版より一回り小さくしています。
ノートに張ってもはみ出ないようにです。

学習シートは宿題用に作成している訳ではありません。
授業で使用しているものを増刷しています。

一度授業で説明してあれば、あとは私に余裕がある時に提出ノートに挟みます。
毎日挟むよりも、ときどき挟む方がよいようです。

先日は、挟んだ学習シートについて生徒が日記で、お礼の言葉を書いてくれました。

(139)宿題を集める その2 中学校教師の仕事

2008年10月03日 | ちょっとした工夫やコツ
私は、生徒に宿題の助走をさせています。
つまり、学校で少し宿題をやらせます。
授業時間や、時には道徳の残った時間に「宿題タイム」と言って、宿題をやらせます。
「これでは宿題の意味がない」と批判の言葉をいただきそうです。
「やりないさい」と言って宿題をやってくる生徒は、生活の規律ができている生徒たちであって、私の目の前にいる生徒の中にはそうでない生徒が少なくありません。
家庭学習の習慣のない生徒には、助走が必要だと私は考えています。
「宿題タイム」でその日の家庭学習分を学校で終えてしまう生徒もいます。
こうした生徒たちに私は「貯金をしなさい」と言います。
すると、3日先、5日先の分まで学習をしてしまう生徒がいます。
貯金をためることを目的に、家庭学習が意欲的になるようです。
「貯金」とは、生徒にとっていい響きのようです。


今日のまとめです。
1 学校で家庭学習の助走をさせる。
2 宿題の「貯金」を奨励する。

宿題提出をテーマに書いていますが、本当は宿題推進派ではありません。
宿題提出をめぐって、いかに生徒との関係を崩さないかを観点に書かせていただきました。
宿題は極力簡素にしたいと個人的には思っています。
この検討はまたいつか。

(138)宿題を集める その1

2008年09月29日 | ちょっとした工夫やコツ
勤務校には、毎日提出する宿題があります。
漢字、計算です。
学力向上のために、生徒に毎日宿題をさせるに越したことはありません。
しかし、毎日の提出は、生徒にも、そして集める教師にもストレス源になります。

わたしはこんな方法で集めています。

(1) 朝の連絡会でこのように言います。
 「全員起立。もう、漢字、計算(の宿題)を出した人は座ります。」
 数名が立っています。
 「一時間目始まるまでに提出できる人は座りなさい。」
 2,3名がたっています。
 「今立っている人は、朝の会のあとで、私の所に来なさい。」
 これらは、明るい表情で、はっきりとした口調でさわやかに言います。

(2) 朝の会の後に、私の所に来る生徒にはわたしはこう尋ねます。
 「どうする?」
 生徒は「休み時間にやって出します。」と自分で考えて答えます。
 ノートを忘れた生徒のために、ノートを裁断して一枚一枚になったものを用意しておきます。忘れた生徒には、その一枚を渡して宿題をやらせます。

 さわやかな態度で、粘り強く指導するように心がけています。
  

(121)部活動で使える言葉 野村克也氏の著書から

2008年06月16日 | ちょっとした工夫やコツ
 運動部顧問の皆様は、大会の真っ只中と思います。
 部活動顧問として、部員たちの前で語る場面があります。
 最近、私の周囲でよく使われる言葉が、楽天監督の野村克也監督の言葉です。

 例えばこうです。
 「不思議な勝ちはあるが、不思議な負けはない。」
 (出典本が手元になく、私の記憶で書いています。)
 つまり、負けには必ず理由があると言うのです。

 私は最近野村氏の著書、「野村の「眼」」と「エースの品格」を読みました。
 「野村の「眼」」は教師として、学べる点が多かったです。

 ところどころに、赤線を引きたくなるような言葉があります。
 それらの言葉は、部活動の指導で使えます。

 また、学級指導でも使えます。

(119)意外にいい? 座って授業

2008年06月04日 | ちょっとした工夫やコツ
 私の話し方のだめな点は、話しながらふらふら動くこと、また足を止めていても、上体がふらふら動くことです。
 とりわけ、話す内容に自信がなかったり、生徒の注意力が低いときには、ふらふらしてしまいます。
 しっかりと床にの裏をつけ、腰骨を立てて話すのが理想なのですが、まだまだです。
 たまに、座ったまま学級の生徒たちに話すことがあります。
 そのとき、生徒の注意力が増していることを感じます。
 いつもは立って話している先生が、座ったまま話す変化によって、注意力がましているのでしょうか。
 それだけではないと思います。

 私はこう思います。
 立ってふらふらして話すよりは、座って話し手の姿勢が安定(固定)している方が、生徒は集中しやすいのではないでしょうか。

 教師が椅子に座ったまま話す。
 有効な手だてかもしれません。
 立って話すことと、座ったまま話すことをうまく使い分けるとよいかもしれません。
 もう少し、試してみます。

(114)授業終了 座ったまま「ありがとうございました。」

2008年05月23日 | ちょっとした工夫やコツ
私の授業の終了はこうしています。
生徒を座らせたまま、私の方を向かせます。
私から「ありがとうございました。」と頭を下げます。
すると生徒も「ありがとうございました。」と頭を下げます。

立たせるあいさつより何がよいか。
・短時間でできます。
・立たせるときのがさがさした音や雰囲気をなくせます。
・生徒の「立つの面倒くさい」の雰囲気もなくせます。

私は生徒を座らせたまま、すっきりとさわやかにあいさつができています。

このブログ全体に言える事ですが、ベストの方法かどうかはわかりません。
こんな発想もあるのだと参考にお読みいただければ幸いです。

(112)授業 大きな声ならいいか?

2008年05月21日 | ちょっとした工夫やコツ
20代の私は大きな声で、勢いだけで授業をしていました。
隣の校舎においでだった先生から、「授業の○○先生(筆者)の声が聞こえました。元気がいいねえ。」といわれてました。
私はそれがいいことだと思い、調子に乗って大音量で授業をしていました。

今、私は中年とも言える年齢になりました。
そして隣の教室から若い先生の授業の声が聞こえます。
かつての私もああだったと思います。
そして「もしかしたら、授業を受ける生徒にとって耳障りな大声になるかもしれない。」と思うようになっています。

今の私は私なりに発話の仕方を工夫しています。
明るく元気な声で話すときもあります。
生徒の集中力を高めるために、わざと小さな声で話すこともあります。
音の高さにも木を配っています。
間を意識して使っています。

声が小さい先生よりは、声の大きな先生がよいと思います。
経験を積みながら、こうした技術を学び実践することが大切だと思います。
私もまだえらそうなことの言える指導力ではありませんが。


(111)教室内を歩きながら説明してはいけない

2008年05月20日 | ちょっとした工夫やコツ
 先輩の先生に教えていただいたことです。
 私の授業を見た先輩がこういいました。
 「○○先生(私)は、教室内を歩きながら説明していましたが、生徒にすればスピーカーがあちこちに動いているようなものです。スピーカーが移動していれば、聞きやすいと思いますか。」
 答えは、いいえです。
 先輩の話は続きます。
 「多くの先生が教室内を歩きながら説明していますが、なんでこのスタイルが広がっていると思いますか。」
 「わかりません。何でですか。」
 「それはTVの金○先生の姿が焼きついているからだという人がいます。金○先生は教室内を歩きながら話します。(私はこれを検証したわけではありません。)その姿が焼きついているのですよ。」
 この話に私は納得しました。
 それ以来、話すときは中央に立ち、止まって話すことを意識しています。
 しかし、それでも黒板の前を動いてしまいます。
 今後も動かない努力が必要です。
 ただ、教室内を移動しながら話すことはほとんどしなくなりました。

 小さな授業の行為ですが、みなさまも点検してみてください。

(106)ワークシートはノートに張らせています

2008年05月15日 | ちょっとした工夫やコツ
授業でワークシートを使用されていることと思います。
プリントです。
私は、生徒自身の力でノートに書かせることを大切にしています。
しかし、授業の効率を考慮し、ワークシートも使っています。

様々な授業でワークシートが配布されています。
生徒の机の中やカバンの中を見ると、ワークシートの数々を整理することができず、ごちゃごちゃになっている生徒も少なくありません。

私はワークシートをノートにのりで張らせています。
生徒のB5サイズのノートに張れるように、B5サイズの用紙の縦横を少し切り落としたB5よりやや小さいワークシートを配布しています。
ワークシートを使用した活動の終末は、「ノートに張りなさい」と指示をします。
生徒は自分ののりでワークシートをノートに張ります。
私は予備ののりを3,4本持っていきます。

なぜファイルでなくノートか。

私自身、紙ファイルに綴られた書類は見ないからです。
単に見づらいからだと思います。
紙ファイルの目的は資料を綴ることであり、資料を見るための道具ではないと思います。
その点ノートは、見返しやすいです。

さらに、授業記録がノートとファイルの二つに分かれていることもよくないと思います。
ノート一冊を見れば、授業記録を見返すことができる方がよいと思います。

さらに、ノートに資料を張る行為は、仕事にも役立ちます。
私は仕事術として、ノートに様々なものを張ります。
私はノートに張ることで、仕事の整理ができています。
仕事術としても、生徒に教えています。

(81)教室で仕事をする 宿題チェック

2008年04月20日 | ちょっとした工夫やコツ
私は生活記録(日記)や宿題チェックなどを、教室でするようにしています。
多くの同僚は、職員室や研究室でチェックをします。
私は、体育や音楽などで私の学級の教室が空いていれば、そこで仕事をするようにしています。

教室で仕事をすると何がいいのでしょうか?

職員室より静かで、集中できる。
日記を読んでいると、生徒の姿を思い浮かべやすい。

休み時間に教室で仕事をしていると、生徒が話しかけてくる。
台所で母さんが仕事をし、子どもが居間で宿題をやっているイメージでしょうか。

実は、教室で仕事をするメリットはあまりはっきりしていませんが、私は教室で仕事をすることが多いです。

(実は、職員室が嫌いなのでしょうか?)