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さよなら、岸田今日子さん

2006-12-21 | 人間のこと
岸田今日子さんが死去 劇団円創設、映画「砂の女」主演
2006年12月20日 ASAHI.COM

 演劇集団円を創設し「砂の女」などの映画やテレビでも活躍した俳優の岸田今日子(きしだ・きょうこ)さんが17日午後3時33分、脳しゅようで死去した。76歳だった。葬儀は近親者ですませた。後日、お別れの会を開く予定。喪主は長女西條まゆさん。連絡先は円(03・5828・0654)。
 大きな目と厚い唇の個性的な面立ち、神秘的な響きを持つ声を生かし、濃厚なエロチシズムからふわりとしたメルヘンの世界まで、多彩な演技を見せ、高く評価された。
 劇作家・小説家の岸田国士の次女として東京都に生まれる。舞台美術を志し49年に文学座研究所に入ったが、女優に転じ52年の「狐憑(こひょう)」で正式デビュー。60年には三島由紀夫演出「サロメ」の主役に選ばれた。
 63年に劇団雲の結成に参加し、「聖女ジャンヌ・ダルク」などに主演。75年には芥川比呂志らと演劇集団円を設立、「欲望という名の電車」など数多くの舞台を務めた。99年には「猫町」「遠い日々の人」で紀伊国屋演劇賞個人賞に選ばれた。
 カンヌ映画祭審査員特別賞を受けた主演作「砂の女」(64年、勅使河原宏監督)や、「黒い十人の女」「秋刀魚(さんま)の味」「卍(まんじ)」などの映画、「男嫌い」「傷だらけの天使」などのドラマに数多く出演。アニメ「ムーミン」では主人公の声を演じ、子供たちに親しまれた。児童劇上演や童話創作にも力を入れ、小説などの著作もある。「妄想の森」で98年に日本エッセイストクラブ賞。
 05年10~11月に円の公演「オリュウノオバ物語」に主演したが、06年1月に脳腫瘍(しゅよう)が見つかり、薬物治療などを続けていた。
 54年に俳優の仲谷昇さんと結婚し、のち離婚。姉は詩人で童話作家の岸田衿子さん。俳優の故岸田森さんはいとこにあたる。
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存在感と風格のある女優らしい女優さんでしたね。
ムーミンの声もはまり役でした。
いつまでも少女の心を持っていたチャーミングな女優さん。

阿佐田哲也さんのエッセイで、岸田今日子さんには絶対勝てないっていう文章を読んだことがあります。
全然読めないらしいです。

わかるな。


ご冥福をお祈り致します。


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