春分の日に思う

三年前の春分の日は21日
20日と21日は連休で
アユの住んでる女川に遊びに行くはずでした。

もし
地震がズレてその連休の時だったら…
一家で全滅だったかも

助けられなかったと思う。
と夫となんとなく話しました。

例えば

凄い揺れだったから
「あちこち動かない方がいいよ」
と私は言ったかもしれない。
「津波が来る」
と騒いでいたとしても
「アパートの4階までは来ない」
と確実に思ったはず。

アユのアパートのリビングにいたとして
リビングの天井10cm下まで浸水した。
しかもすぐ裏の山にぶつかった津波が
跳ね返って勢いをつけたらしく
リビングにあるベランダの窓がめちゃくちゃだから
波の勢いで部屋の奥に押し流されて動きが取れなくて
溺れただろう。

だとしたら
今はこうしていない。

でもこうしているから「良かった」
には絶対にならない。
どうしたって良くなんかない。

アユと凛がいないのが
許せない

と言う話し

カウント「0」

自分のカウントが「０」になって
気持ちがあの日に戻りました。

あの日
私は
電気はつかないものの
普通にご飯を食べて
普通に布団に入りました。

3月11日
太平洋を見ながら
アユと凛は
この暗い海を漂っていたのだと
改めて思った。

なのに私は
普通
のうのうと普通だった。

アユと凛じゃなくて
私がそんな事になればよかったのに
アユと凛の命じゃなく
私の命をあげたのに

情けない自分を改めて
見つめなおして女川を後にしました。

そして
今また日常に戻れない私

まだ3年

会いたいの発作

3年前の今頃
アユは凛と楽しく、でも四苦八苦しながら
子育てしていました。

3年でいろんなことが変わってしまって
様々なニュースがあって
この間にも
何人もの方々がなくなって…

そんな話しもどんな話題も
なぐさめにはならなくて
今こうして私がいるのも変な感じがする事があって…

アユも凛もただ生きるために生まれたはずなのに
悲しくなるために生まれたわけじゃないのに

なんで…
どうして…
今でもそんな思いばかり
足踏みばかり



でも私の中では
アユも凛も生きていて
今も元気で笑ってる。
未来も成長もないけど
あの日から変わらないアユと凛が
私の中ではずっとキラキラの笑顔で話しかけてくれる。



そう思っていたい
ずっと


アユ
凛
会いたいよ
ただ ただ会いたいよ

会いたいの発作またはじまりました。

ウチのペット達

家で何となく悲しいと
ごまかしで
ベッキーやポポを呼ぶ

動物達を見ると大体はまぎれてごまかせるから

今日は呼ぶ回数 多いかも。

今日の私

震災以来
あの人が大変だった…
こっちの人も同じ様に…
などなどの話し

いろんな話しが響いて来ない
今時期は特に…
ちっとも響いてきません。

アユと凛を思う気持ちと
壊れないかと思う自分の気持ちのバランスをとるので
いっぱいいっぱい

他人事は他人事
私は私でいっぱいいっぱい


2年後の今日
くーちゃんは受験なんだけど
あと2年で気持ちは何とかなるのかな？
やや不安

とりあえず
今の気持ちも不安だから
そこを何とかしましょうか