森のなかの海(上) 読書2016-28

2016-11-05 16:47:36 | 読書
『森のなかの海(上)』(宮本 輝著/光文社文庫)

10年ほど前に面白くて一気読みした本。
今回もはまってます。

阪神・淡路大震災が起こったところから始まる物語。
主人公・希美子は大地震のときに奇跡的に命拾いし、夫と大阪へと逃げ出す。
しかし、その夫の裏切りに遭い、離婚へ。
そんなか飛騨の山奥に暮らし、親交のあった老婦人・カナ江が亡くなる場面に立ち会う。
カナ江が息を引き取る直前に、自分の遺産を譲り受けてほしいと懇願され、迷いながらも受諾。

飛騨の山荘で二人の子供と暮らし始める。
そこに、以前近所に住み、地震で両親を失った3人姉妹を引き取り一緒に暮らすこととなる。
その3人を頼って、それぞれに問題を抱えた7人の少女も合流し、様々な問題を抱えながらも、多くの人の助けを借りて乗り越えていこうとする・・・。

そんな上巻。
老婦人・カナ江の謎も出てきて下巻へと続く。



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