読書2008-26

2008-08-03 17:13:48 | 読書
『星宿海への道』(宮本 輝著)


何故だか無性に宮本輝氏の小説が
読みたくなって読み始めました。

宮本輝氏の小説はもう10年以上前から
読んでいて刊行されているものは
ほとんど読んでいて(エッセイは除く)、
読む本が少ないんですけど、
この本はまだ読んでいませんでした。


中国の辺境地で行方不明となった異父母兄弟の
生い立ち・境遇・人間模様をその弟、妻、友人達が
探る長編小説。

タイトルについている「星宿海」とはなんぞや?
ということも織り交ぜながら宮本氏独特の小説です。

宮本氏の小説は、謎を追い求める話が多いですね。
『月光の東』『オレンジの壺』等。

必ずしもその謎に対する回答が明確でないことが多いのに
引き込まれるんですよね。

空想めいたことがなく、現実に近いところが
自分には合っているんでしょうね。

作者にひとつ注文するとすれば
『流転の海』シリーズを早く完結してください!
今、第4部まで出ていますがまだ続いています。
第1~3部はもう数年以上前に読んでいるので
細かいストーリーは忘れてしまいました。
なので、完結したら初めの第1部から
一気に読破してしまおうと決めているのです!

よろしくお願いします。