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にらログ

いいにらとは何なのかということを日々探索するにら専業農家のブログ。

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2011-08-17 18:42:45 | にら
今日は雨がたまにぱらぱらという感じで曇天だが時折晴れという微妙な天気だったが久しぶりにハウスを開けることができた。良かった。
 刈取り後に明後日までは雨の予報だったので刈取り予定のところだけ試しに寒冷紗を下ろしてみた。



 これは泉3の西側横サイド。




 泉3のから西側見たところ

 出荷が16時半までかかったのでそれから浜畑の通路だけでも草刈をする。途中で雨が降ってくる。ハウスは念のために15時頃に閉めておいた。エンジンのかかりは良いがパワーがいまいち上がらない。明日また調整してもらおう。




 刈り取り前。




 刈取り後。



 水路脇もざっと刈った。

 11時半ごろに福岡大同青果のにら担当の方が視察に来られた。41歳。若い。にら業界は高齢化しているのでこのような若い方が販売に携わっておられるとは心強い。
 うちのにらは別部門の方の担当なので初対面ではあったが、熱心な方だったのでいろんな話を聞けて楽しかった。今年は出荷されるにらの傷みが特に多いということで、僕のところではどのようにして事故の無いようにしているのかということが争点ではあった。
 以前より小売店の方からは市場より仕入れたにらは傷みやすいという話を聞いてはいたが、正直、話半分ぐらいで信じてはいなかった。しかし今回聞いた話では本当らしい。どこの産地もそれなりの対策はとってはいるのだが、部会員全員に対策を浸透させるということはやはり難しいだろう。

 僕は基本的にはにらの扱い方に問題がある時は傷みやすいといことを経験的に知ってはいるのだが、部会運営上、細かく注意するということは不可能だ。部会は会社組織と違って個人経営者の集りなので各人の目的意識がちがう。つまり品質を絶対維持せねばならないという目的でやったところで、まあそこまでせんでもよかたいねと言われてしまえばもう終わりなのでした。それに傷んだところでその人が損するだけだしとなるとね、自分には関係なかもんねとなるし、もっと悪いことに品物が不足してくると多少悪いものでもそこそこの値段が付いてくるしね、はっきりいえば傷みに対する対策はその人の意識の問題です。

 本当は傷みに対する問題よりももっとその先にある食味の問題に早く移行していくべきなのだがいかんせんまだそこまでは至らない。市場内では結局、他の野菜との競争なのだからマイナー野菜のにらとしてはその地位を上げていくためにやはりいかにおいしく作るべきかが最重要課題と思うがあなたどう思います。
コメント
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