ただ今、初めての麺つゆ作りに挑戦中です。
私が覚えている限り、我が家のお素麺や冷麦の日は、母お手製の麺つゆで食べていました。
とにかく美味しくて、大量に用意されたお素麺（か、冷麦）は
薬味とともにあっという間に家族の胃の中に収まったものです。
母が病身になってからは、父が手ほどきを受けて引き継がれましたが、
父曰く「同じ材料なのに味は同じにならんなぁ」。
「でも、これもすごく美味しいよ」と母は嬉しそうに笑ってましたけど。
私もこれは全面同意です。
やがて母が逝き、父が作る麺つゆが私達の夏の楽しみになりました。
何度かレシピを訊きましたが、「まあ、これはお父さんの楽しみにさせといて」と笑うだけで教えてもらえず。
キッチンで母と2人、ああでもない、こうでもないと言いながら教わったからでしょうかね。
（いや、単純に私の料理下手を懸念したのか？）
色々と思い出のある麺つゆですが、母が逝ってから、父作のものは少し味付けが変わりました。
母のよりちょっと甘めかな？
近所に住む孫（私の甥っ子）が遊びに来る時、夏の昼ごはんのリクエストは決まって「おじいちゃんの素麺！」
たまたま家にいた私に向ける父のドヤ顔には笑ってしまいましたが。
何でも、自分の母親が作るものより美味しいそうで、
「素麺はおじいちゃんとこで食べる」と彼的に決めていたとか。
最近急に両親の麺つゆが思い出されまして、せっかくなのでこの週末に作ってみようとなりました。
レシピはほぼ分からずですが、昔、ボウルに干し椎茸を水に浸して戻しているのを見た覚えがあります。
それと、麺つゆの味の記憶を頼りに作り始めました。
干し椎茸、鰹節にお醤油、それとお砂糖、生姜に後はお酒？みりん？
（ほーれ、そろそろ怪しくなって来た (^◇^;) ）
分量？これは…作りながら決めますわ。
今は干し椎茸を戻している最中。
今夜あたり夢で両親（特にお袋さま）に笑われないように出来ると良いのですが。
