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美しさは日々の小さな積み重ねから。

雛祭り

2013-03-03 12:48:56 | 日記

                  


         今日は雛祭りです。
         我が家では2月4日に毎年出てきてもらいます。
         今年で56回目のお雛様も
         古びた箱から、今か今かとお囃子を鳴らし、催促のあらし・・。
         でも、ちっちゃなケースなので、すぐ飾れます。
         若かりし頃、両親がお金が無くて、やっとこさで買ってくれた宝物。
         母方の祖母が贈ってくれるというのを
         父が丁寧にお断り申し上げ(笑)、
         ナケナシのお金で買ってくれたのだそうです。
         あの頃、父は婿養子のような待遇で
         随分と肩身の狭い思いをしたとか・・。
         その境遇があったからこそ、自力で商売を始め、成功したのでしょう。
         そんな父の想いが詰まったお雛様。
         子供の頃は、大きな五段飾りや七段飾りがとっても羨ましかったですけれど
         姪が産まれたとき、これを受け継がせたいと思うようになりました。
         憧れの大きな五段飾りや七段飾りには、
         どうも縁がないようです。

 
 
             
             56年目のお雛様                   鈴のお雛様


         姪が産まれた頃、行く先々でお雛様と出会う機会があり
         毎年買い集めたものがちょっと珍しいもの。

          


          


         とっても表情が豊かで今にも動き出しそうでしょう?
         思わず微笑みがこぼれます。

          
             群馬県の伝統工芸師作 繭雛

          
             京都で見つけた武士姿雛


         子供の幸せを祈りながらお祝いをする。
         その親の姿を見ながら育つ心には、必ず、「感謝」の想いが育ちます。
         お雛様を飾らなくても、
         蛤のお吸い物とちらし寿司を頂くだけでも
         温かな想いの継承になるのでは・・と思います。
         日本の伝統文化には「想い」の継承をいつも感じます。

         
              雛あられで川を形どり、流し雛を。

         今年の流し雛には、特別な想いがあるのです。
         二度と会えなくなった大切ないとこへ、感謝と愛を伝えるために・・
         天までどうか、届きますように。

         皆様も、心温まる一日をお過ごし下さい。

         
         


         

         

         





     

     


           

         


         

        
         
         


     
                      

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