新年度が始まりましたね。
それにしても・・
4月だというのに、今日も前橋は風の冷たい一日でした。
東北地方もまだまだ寒い日が続いていますね。
被災地の皆様、どうかお元気にお過ごし下さい。
原発の処理をしている皆様、本当にありがとうございます。
いつもご無事を祈っております。
4月8日は「花祭り」、お釈迦様のお誕生祭です。
「仏生会」「潅仏会」とも呼ばれています。
あまり馴染みがないかもしれませんね。
「天上天下唯我独尊」と唱える姿を表した誕生仏に甘茶をかけ
お釈迦様の誕生をお祝いします。
お寺の前で甘茶をふるまっているのをご覧になったことはありませんか?
写真は「合掌童」仏師松本明慶先生の作品です。
父が亡くなった2004年に縁あって我が家にきた「天使」です。
幼いうちに祖父母を亡くした姪達に、両親の「想い」を伝えたい。
その想いがご縁を運んでくれました。
仏教典は難しくてわかりませんが、
「人生の師をみつけ、人生のテーマである生きる目的を定め、良き友と出会う」
そして、生と死は共存し大切な人の死を受け入れることで
自分の生きるという事の価値を見出せる・・。
これが私が仏教から学んだことです。
「生きている私」「生かされている私」
どんなに悲しいお別れだとしても、そこには何か「意味」があるように思います。
人生の師とは両親や祖父母、生きる目的とは受け継いだ命を輝かせること、
良き友とは立場を理解し心から尽力してくれる人。
昨日、宮城県で被災されていた友人のご両親の訃報に
「受け継いだ命」の重さと哀しみが、いつか必ず「感謝」の光を放つことを祈りました。
そして、「良き友」の一員に自分が加わっていることを願いつつ・・。
とても残念ではありましが、ご両親揃ってご遺体が見つけられたことを最後の親孝行だったかな・・って言ってました。
いつもスペインから温かな想いに感謝しています。
本当に、良い春を迎えたいと思います。
ご冥福を心からお祈りします。
この天使たちが導いているよい春を迎えましょう。