スラッジにご用心の巻

ガビ～ン！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クリックで拡大


Ｋ工場長が二年ほど乗らずに放置された国産某車を車検で入庫させました。

諸事情にてタペットカバーを外したらこの有様でした。

整備歴40年の工場長もこんなひどいスラッジは見たことがないと言いましたｗ。

もちろんDrもここまでの状態は見たことがありません。



タペットカバーの裏側もこの通りｗ　　　　　　　　　　　クリックで拡大


不思議なのはエンジンオイルは汚れて無くエンジン自体は好調で異音もありませんでした。

最もこの個体は工場長の管轄外で過去のメンテ歴は不明であります。

ただ二年ほど車検切れで放置されてたのが何かヒントなんでしょうか？。

問題はこのスラッジの処理であります。

Drはいっそうシリンダーヘッドを降ろしたい衝動に駆られましたｗ。

しかし、コストもかかりますし・・。

結局はウエスやエアーを用いて出来る限りスラッジを除去するしかありません。

心配なのはスラッジがオイルラインを塞がないかということです。


最後はBILのフラッシングマシーンで仕上げた


たぶんタペットカバーを外さなければこのままスラッジは固着したまま一定期間は問題なかったかもしれません。

しかし、開けてしまったのが運の尽きで放置するわけにはいきません。

ホントに嫌な物を見てしまったのですネ。

一通りの処置で取りあえずエンジンは好調ですがど～してこんな状態になったのか気になるところです。

誰か教えて下さい（笑）。

PF（プロフェッサーＦ）氏にでも聞きましょうか？