Aちゃんの舌代日記-その2

舌代とは 口で言う代わりに 文字にする というのが 本来ですが
写真を 見ていただく 事を 目指したいです。

機織り埴輪 興味尽きない歴史の考察

2014-04-05 | 地理 歴史 その他

薄墨桜も 見たが 今回しか 見られないかもしれない

貴重な展示 「機織り埴輪}

 

3月7日に アップしましたが

埴輪自体 もちろん 日本にしか無い。

機織り埴輪は 此処 甲塚古墳でしか 出土していない。

 

 上の写真は 三次元グラフィック作成され

彩色復元された 展示品。

頂いた 資料の 復元図から

原始機(げんしはた)と 地機(じばた)の

違いが 納得できた。

上の 写真の 様に

地機は 着物の 着尺 反物を

昔 農家で 副業等で 織っていた 織り機そのまま。

原始機は テレビで 南米の 現地の女性が

手元側を 腰の 後ろに 固定して

先の方を 彼方の 樹木に 縛りつけて

機織りしていた 映像を 見たが

まさに 其の 簡便な スタイル。

 

此処でしか 入手出来ない 資料も頂いた。

別室の 展示の中に 意外な事が

此の地区の 古代の建造物の 瓦が 何と!

宇都宮市の 水道山で 製作されていた。

つまりは 釜川沿いの 台地。

釜川の 語源は もしか 窯だったのか?

重い瓦を 運搬するのは たいへんだったろうに。

しかし 新川まで 運んで 船に 載せれば

 姿川の 支流であるから 傍まで 運べる。

地理的な 考察で 古代に 想いは 付きない。

 

頂いた 史跡マップ

機織り埴輪は 下野市 風土記の丘 資料館で

展示しています。

 

  

 

 

 


はたおり(機織)埴輪 立体ジグソーパズルのように!

2014-03-07 | 地理 歴史 その他

機織り埴輪とは 何だろう?古代のロマン。

埴輪とは 古墳時代の 日本だけに あったロマン。

 

栃木県の 地元紙の記事

埴輪は 円筒(えんとう)埴輪と 形象(けいしょう)埴輪に 大別される。

円筒埴輪は 立て掛けられるように

基部が 土管の様に 円筒になっている。

 

他方の 形象埴輪は 分類すると 4種類在るそうだ。

機織り埴輪は 其のうちの 器材埴輪に当たるのだろうか?

機織りをする 人物も 共に 作りつけてあるようだ。

 

栃木県 下野市 国分寺町の 甲塚古墳を

10年前に 盗掘の懸念もある為 発掘した。

大変なものが 出土したのは 判ったが

どんな 形の物だったかは 予測はつかなかった。

 

結城紬は 此の辺でも 作られている。

昔ながらの 機織り機を 使用しているので

考古学者が  織り機を 実際に 見に来た折りに 立ち寄り

現地で バラバラの 出土した ピースを見た。

機織り埴輪ではないか? と示唆した。

 

例が無い為に 原型が 判らないかったから

150個もの ピースを 組み立てるのに

専門家 3人で 5年かかった。

パズルとは違い 出土してない パーツも あるわけだ。

日本初の 機織り埴輪の出土。

 

下野市の 薬師寺歴史館で 3月23日まで公開中。

その後は

風土記の丘資料館で 5月6日まで 公開予定。

 

此の古墳は 女性の墓の 可能性もあるそうだ。

埴輪については さらに 詳しく記述されていて

興味は 尽きない。