黄金浜での作業は、津波によって道路の側溝を埋め尽くした泥のかき出し。
側溝という側溝が全て泥によって埋められ、現在の作業は目下この側溝を復活させることにあるようだ。
側溝を甦らせることで、町の復興を進める。
小さな一歩かもしれないが、確実に必要なことをしている。
この日は特に日差しの強い、暑い日だった。
汗がとめどなく滴る中、夢中で泥をかき出し、土嚢につめた。
頻繁にいれてくれる休憩時間に飲むスポーツ飲料や、仲間との会話がうれしい。

一緒に来た高校生たちも汗を流す。

流行りのドラッガーによれば、長寿命化が進み、会社をリタイアした老人たちが増える昨今、彼らたちによってボランティア人口が急激に増えるだろうという過去の予測があったそうだ。
しかし、今のところその予測ははずれている。
予想したよりもずっとボランティアに従事する老人は少ないのだ。
その理由をドラッガーはこう分析する。
現役時代にボランティ活動を経験してこなかった人々は、リタイアしたのちもボランティアへは参加しないものだと。
彼らには、ボランティアとして社会をつながり、自己実現をしようという発想はないということだそう。
一方では、リタイアした老人たちが社会から孤立していくという問題が今後より深刻化してくる。
その一つの、そしてかなり有力な解決手段がNPOやボランティアセンターを通じたボランティア活動であることは疑いようがない。
今回の震災で初めてボランティアに参加したという人は、僕も含めてものすごい数になるだろう。
阪神大震災の年をボランティア元年と呼ぶそうだが、今回のインパクトはそれを越える。
これが、社会と個人をつなげる、また、会社ではできなかった自己実現の手段という意味でのボランティア活動に対する、日本全体の意識変化になることを期待している。
ただ、もう少し言うならば、その際のボランティアの形式は、黄金浜のようなトップダウン型ではなく、非効率かもしれないがボランティアセンターのようなチーム型がいいのではないかと思っている(効率優先の緊急時では黄金浜型の方が適しているかもしれないが)。
側溝という側溝が全て泥によって埋められ、現在の作業は目下この側溝を復活させることにあるようだ。
側溝を甦らせることで、町の復興を進める。
小さな一歩かもしれないが、確実に必要なことをしている。
この日は特に日差しの強い、暑い日だった。
汗がとめどなく滴る中、夢中で泥をかき出し、土嚢につめた。
頻繁にいれてくれる休憩時間に飲むスポーツ飲料や、仲間との会話がうれしい。

一緒に来た高校生たちも汗を流す。

流行りのドラッガーによれば、長寿命化が進み、会社をリタイアした老人たちが増える昨今、彼らたちによってボランティア人口が急激に増えるだろうという過去の予測があったそうだ。
しかし、今のところその予測ははずれている。
予想したよりもずっとボランティアに従事する老人は少ないのだ。
その理由をドラッガーはこう分析する。
現役時代にボランティ活動を経験してこなかった人々は、リタイアしたのちもボランティアへは参加しないものだと。
彼らには、ボランティアとして社会をつながり、自己実現をしようという発想はないということだそう。
一方では、リタイアした老人たちが社会から孤立していくという問題が今後より深刻化してくる。
その一つの、そしてかなり有力な解決手段がNPOやボランティアセンターを通じたボランティア活動であることは疑いようがない。
今回の震災で初めてボランティアに参加したという人は、僕も含めてものすごい数になるだろう。
阪神大震災の年をボランティア元年と呼ぶそうだが、今回のインパクトはそれを越える。
これが、社会と個人をつなげる、また、会社ではできなかった自己実現の手段という意味でのボランティア活動に対する、日本全体の意識変化になることを期待している。
ただ、もう少し言うならば、その際のボランティアの形式は、黄金浜のようなトップダウン型ではなく、非効率かもしれないがボランティアセンターのようなチーム型がいいのではないかと思っている(効率優先の緊急時では黄金浜型の方が適しているかもしれないが)。