『パリ20区、僕たちのクラス』という映画を観た。
神保町の岩波ホールで。
ミニシアターは久々。
名古屋ではシネマテークとかゴールド/シルバーなんかに行ったな。
たぶん関東では初めて。
全盛のシネマコンプレックスとは違って、落ち着いた雰囲気。
まるで図書館のような、はたまた教会のような、静かな空気。
映画が好きな人たちが、純粋に映画を観るために集まるところ。
さて、『パリ20区、僕たちのクラス』。
パリの移民が集まる地区にある、いろんな人種の生徒が通う中学校の、ある国語のクラスの話。
この映画を観て思ったこと。
1) 日本の学校が(学校に限らず社会全体がというべきかもしれないけど)いかに秩序を重んじて、規則でそれを実現しているか。
2) 逆にフランス(に限らず欧米全般)は、日本に比べていかに自由を重んじ、各自の裁量に任せているか。
3) そして、その弊害としての教師の苦悩。
4) フランスは生徒の自由を尊重するがために先生と生徒の関係はドライだと思った。
5) 同じ理由から先生同士もドライな関係。
6) 自由を尊重することはいいことだと思うけど、このシステムを続けている限りこの映画に出てくるような生徒たちの多くは彼らが望んでいるような職業、夢になかなか届かないだろうと思う。
7) だからといって日本がいいというわけではない。日本は規則ずくめで、それに従ってさえいれば進んでいける。自分の責任で決めて行動するという自立の能力の養成が欧米よりも弱いように思う。
加えて、この映画、とにかく落ちがない。
現実を突きつけて、それっきり。
あとは観てる人たちが考えてください、というようなスタンス。
日本やアメリカ映画のようにあとで救いのエピローグがあるわけでもない。
総じてよかった。
ぜひ、多くの人に観て欲しいと思う映画。
特に日本の教師。
あと、学校でも新学期が始まるときにみんなに見せて一緒に考えるというのもいいんじゃないだろうか。
神保町の岩波ホールで。
ミニシアターは久々。
名古屋ではシネマテークとかゴールド/シルバーなんかに行ったな。
たぶん関東では初めて。
全盛のシネマコンプレックスとは違って、落ち着いた雰囲気。
まるで図書館のような、はたまた教会のような、静かな空気。
映画が好きな人たちが、純粋に映画を観るために集まるところ。
さて、『パリ20区、僕たちのクラス』。
パリの移民が集まる地区にある、いろんな人種の生徒が通う中学校の、ある国語のクラスの話。
この映画を観て思ったこと。
1) 日本の学校が(学校に限らず社会全体がというべきかもしれないけど)いかに秩序を重んじて、規則でそれを実現しているか。
2) 逆にフランス(に限らず欧米全般)は、日本に比べていかに自由を重んじ、各自の裁量に任せているか。
3) そして、その弊害としての教師の苦悩。
4) フランスは生徒の自由を尊重するがために先生と生徒の関係はドライだと思った。
5) 同じ理由から先生同士もドライな関係。
6) 自由を尊重することはいいことだと思うけど、このシステムを続けている限りこの映画に出てくるような生徒たちの多くは彼らが望んでいるような職業、夢になかなか届かないだろうと思う。
7) だからといって日本がいいというわけではない。日本は規則ずくめで、それに従ってさえいれば進んでいける。自分の責任で決めて行動するという自立の能力の養成が欧米よりも弱いように思う。
加えて、この映画、とにかく落ちがない。
現実を突きつけて、それっきり。
あとは観てる人たちが考えてください、というようなスタンス。
日本やアメリカ映画のようにあとで救いのエピローグがあるわけでもない。
総じてよかった。
ぜひ、多くの人に観て欲しいと思う映画。
特に日本の教師。
あと、学校でも新学期が始まるときにみんなに見せて一緒に考えるというのもいいんじゃないだろうか。