家族の広場

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ジブリの絵職人男鹿和雄展を、わが子と見る 第668号

2009-12-13 16:46:22 | Weblog
◆リード:11月29日(日)、ジブリの絵職人男鹿和雄展を、アキコとクニコ、そして私の3人で見た。ショッピングコーナーで、アキコは飛行石のキーホルダーをねだった。買い与えるべきか否か!?

2009.11.30 ジブリの絵職人男鹿和雄展を、わが子と見る 第668号(ここをクリック)

ーキーホルダーを買い与えるべきか否か!?ー


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 ジブリの絵職人男鹿和雄展が、○県立△美術館で開催されることを知って以来、家族4人とも、見に行くことをとても楽しみにしていた。

 結婚記念日の23日に家族そろって見に行く予定であったが、アキコ・クニコが新型インフルエンザにかかってしまい、29日(日)に延期となった。

 妻は都合で観賞できず、父と子塾の番外編ということで、私がアキコとクニコを連れて行くことになった。


【当日の観賞の様子】

 開館時間の10時ほぼちょっきりに、美術館に着いたのだが、既に長い列ができていた。
 おそらくは男鹿和雄展の最終日であったことも、影響したのだろう。



 作品観賞は、DVDなどで見たことのある作品の絵のオンパレードで、3人とも大満足。

 「幻魔大戦」、「カムイの剣」、「妖獣都市」、「はだしのゲン」、「時空の旅人」「夏服の少女たち」、「魔女の宅急便」、「耳をすませば」、「ゲド戦記」、「紅の豚」、「千と千尋の神隠し」、「猫の恩返し」、「ハウルの動く城」「種山ヶ原の夜」、「となりのトトロ」、「おもひでぼろぼろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ」、「もののけ姫」、「崖の上のポニョ」、「第二楽章」、「ねずてん」などの絵がふんだんに展示されていた。
 何と、男鹿和雄の作品が約600点も展示されていたのであった。
 混雑も重なって、観賞には正味1時間30分かかったが、飽きることがなかった。

私「同じ場所を昼間と日没前、日没後と描いているよね。光の感じで全く違う感じになるだろ。うまいよね。」

 私は中学校の美術の教員免許も持っているのだが、大学時代に受けた西洋画実習の授業を思い出していた。午前中の光で1枚、午後の光で1枚、油絵を描くという課題であった。

 アキコ、クニコは、「トトロの○場面の絵だ! 紅の豚の△の絵だ!…」と言っては、喜んでいた。


【ショッピングコーナーで買い物】

 たっぷり観賞した後は、ショッピングコーナーで買い物である。

 映画を鑑賞した場合もそうだが、わが家は決まって、こういう場合には関連した本を買う。

私「『ジブリの絵職人男鹿和雄展』の本を買おう。2,800円か。(ぱらぱらとめくる)これでお母さんにも、この素晴らしい絵を見せられるな。」

アキコ「アキコ、これ(ラピュタの飛行石のキーホルダー)ほしい! ねえ、お父さん買って!」



私「アキコ、自分のおこずかいで買えば。」

アキコ「1,890円もするもん。 ねえ、お父さんほしい!」

私「うーん。ちょっと高いなー。」

アキコ「○○さんがもっている飛行石よりもカッコイイ! ねえ、お父さん買って!」

 実は、今回の展覧会でもしかしたら、飛行石が買えるかもしれないと、アキコは期待してきたのであった。友達の○○さんが飛行石を持っていて、ラピュタを見たばかりのアキコは、うらやましく、絶対にほしいと思っていたのである。


【私の迷い】

 アキコが、最近ずっと飛行石を欲しがっていたのを知っていた私は、買ってやるべきかどうか大いに迷った。

 私のものさしでは、

○アキコに飛行石を買い与えても、賢くならない。

○アキコに飛行石を買い与えても、心も体も強くならない。

○アキコに飛行石を買い与えても、、あたたかい人柄になるわけでもない。

 こう考えると、アキコに飛行石を買い与えることが、アキコにとってプラスになることは何もなく、買い与える価値はないというのが、私の基本的なものさしである。

 一方、アキコがずっと買いたいと思っていたもので、すごく欲しがっていること。
 おそらく後では買いに行く機会もなく、今回が最後の機会だろうこと。
 今の手持ちのアキコのお金では買えるものではないこと…。
 こんなふうに考えていくと、今回は買ってあげた方がいいような気がしてきた。

私(買ってあげたら、すごく喜ぶだろうな。そんな姿を見たいな。感謝するだろうしな。今回は作文で素晴らしい賞をもらったことへのお祝いということなら、買ってあげる一つの言い訳にもにもなるしな。)

 かくて、買ってあげることにした。


【予想通りすごく喜んだアキコ、クニコ】

私「よし、作文で素晴らしい賞をとったお祝いに特別に買ってあげよう!」

アキコ「わーい!ありがとうお父さん。」

私「クニコには、(クニコが自分のお金で買う予定だった)トトロのキーホルダーを、お父さんが買ってあげよう。」

クニコ「わーい!ありがとう。」

 私は、アキコに飛行石のキーホルダー、クニコのトトロのキーホルダーを買ってあげた。


【買ってあげたことの振り返り】

 アキコ、クニコが喜び、そして感謝する姿を見て、私は確かにうれしかった!
 その後の車中では、いつもよりずっと私の言うことをよく聞いた。

 よくおばあちゃんたちが、アキコ、クニコに、プリンや菓子パンなどの甘いものを買ってあげるのに、閉口していた(甘いもののとりすぎは体によくないので)のだが、その気持ちがわかるような気がした。

 おばあちゃんたちは、かわいい孫たちの喜ぶ姿が見たいのだ!

 さらに、かわいい孫たちに好かれたいのだ!

 そうした気持ちを理解しつつも、親としては、子供を喜ばせたい、子供に好かれたいという気持ちにのみにとらわれていてはだめだと考えている。

 親は、買い与えたものによる、子供への心身への影響をよく吟味しなくてはいけない。

 今回は特別に買い与えたが、よーく吟味するという冷静な頭は持ち続けようと思う。

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◆キーワード:1 わが子へのプレゼント  2 金銭指導  3 展覧会

◆留意点・その他:

アキコ作文入賞&NHKラジオ出演、新聞掲載…… 第667号

2009-12-13 07:16:19 | Weblog
◆リード:アキコの夏休みに書いた作文が、「たすけ○い作文コンクール」に出品され、「共同○金会長賞」を受賞した。表彰式、NHKでの録音などに向けたわが家の対応は?!

2009.11.28 アキコ作文入賞&NHKラジオ出演、新聞掲載…… 第667号(ここをクリック)

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 以前の記事で紹介したように、アキコの夏休みに書いた作文が、「たすけ○い作文コンクール」に出品され、「共同○金会長賞」というすばらしいを受賞した。

 11月28日(土)午後は、県庁近くのある会場で、表彰式が行われ、私がアキコを連れていくことになっていた。

 その後、近くにあるNHK○県支局に行き、受賞した作文を、アキコ自身の声で録音することになる。
 
 さらに、そこから車で1時間余り離れたある会場で、ヤマハ音楽教室のエレクトーンの発表会に参加する。こういう過密スケジュールであった。


【授賞式に向けて】

妻「ヤマハ音楽教室の(グループ)発表は、白い服にジーパンでおそろいなの。着替えている暇ないかもしれないから、ジーパンのままじゃ、やっぱりだめかしらね。」

私「いくらなんでも、ジーパンじゃまずいだろう。」

 妻は、結局、アキコにあれこれ服を着せてみたあげく、新しく服を買いに行くことにした。

妻「いい服がないから、新しく買うわ。作文の音読練習を早くしてね。」

 全く泥縄なのだが、金曜日は服を買いに行っている時間がなかったことも確かで、やむを得ない。


【NHKラジオ録音に向けて】

 予定していた父と子塾は、急遽アキコのラジオ録音のための音読指導となった。

私「じゃあ、(入賞した)作文原稿を読んでみな。」

アキコ「勇気を出して ○市立△小学校 アキコ みなさんは、学校から帰ってきて、自分が『ただいま!』と言うと、返事をしてくれる人はいますか?…<中略>…一人一人が助け合いに向けた一歩をふみ出せば、きっと世の中は変わると思います。大切なのは、一歩ふみ出せる勇気があるかどうかです。勇気を出せば、あなたにもできます。だから、勇気を出して。」

私「全体に早口だね。もっと語りかけるように、ゆっくりと読まなきゃ。 題名と名前を読んだ後、本文に入る前は、間を2拍取るんだよ。……。」

・文末を読む声が小さくて、聞き取りにくい。
・会話文は前後間を取り、やや大きい声で読まなければならないのに、地の文と同じ大きさで読んでいる。
・やや棒読みで、語りかけるような感じじゃない。
・そもそも、嫌々練習している……。

 直したいところが山ほどあったが、気分を悪くしても困るし、指導する時間も余りない。
 
 結局、私が一文ずつ範読(お手本となる音読)をし、その後でその声の大きさやリズムをそっくりまねて読む「追い読み」をさせることにした。

範読「…私は、そんな時には 例えばペンと紙を持ってきて、コミュニケーションを なんとかとろうとするような人が、たくさん増えるとうれしいです。…」

私「(句点。は一拍、読点、は半拍休むのが基本だけど)読点がなくても、意味の切れ目で休んだ方が、聞き手が聞きやすい場合は、休むんだよ。」

 こんなふうに、時折説明しながら、2から3回追い読みをさせた。

 最後に、一人で音読させたかったが時間がない。

 アキコは、妻と一緒に表彰式に着る服を買いに出かけた。

 アキコと妻が、帰ってきたのは、出発前ぎりぎりの時間であった。

 10分足らずで昼食を取り、私はアキコを車に乗せ、表彰式の会場に向かった。
 自宅から車で1時間の所である。


【表彰式】

 表彰式次第を見てびっくり。「3 お祝いの言葉」として、県知事の名前が載っているではないか。
 県知事賞をはじめ、小学生3名(アキコはそのうちの1名)、中学生3名の受賞なのだが、中学生は学生服を着ていたし、小学生もきちんとした服装であった。引率の保護者も、正装であった。
 
 地方紙の社長さんをはじめ、表彰する側も背広を着るなど、きちんとした服装であった。(県知事は所用のため、部長級の方が替わりに出席していた。)

私(ジーパンをはいてこなくて良かった。)

 私は、心底そう思った。

 当日は、地方紙の新聞記者、NHKの放送局の人も放送カメラを回していた。



 賞状と立派な盾、おまけに副賞として5千円分の図書券と、なぜかPILOTの「クレオロール」という16色のクレヨンをいただいた。

 アキコは、5千円の図書券に大喜びだった。


【NHK○支局でのラジオ録音】

 表彰式後すぐに、NHKラジオ出演のための録音のため、県庁近くにあるNHK○支局に車で移動した。

 アキコは、その後すぐにヤマハ音楽発表会に参加する必要があったので、トップでの収録となった。

 アキコは、NHKラジオ放送局の録音指導担当の女の人と一緒に録音室に入った。私も、入室可だったので、離れた後ろでその様子を聞いていた。

録音指導担当の女性「生放送じゃなくて録音だから、リラックスしていいんだよ。向こうに見えるドアに向かって言うつもりで音読してごらん。…」

 こう促されての音読・録音。
 アキコは、私がびっくりするぐらいの上手な声、語りかけるような張りのある声で、はじめから音読していた。



私「すごい! でも、練習の時から、このように読んでくれたら良かったのに…。」

 おそらく録音指導担当の女性もそう思ったのではないだろうか。全体の文章を、4回ほどに区切って音読していたのだが、ほとんどやり直しなしであった。
 一人10分ほどの練習を含めた収録時間であったが、予定した時間の半分ちょっとで収録を終えた。

録音指導担当の女性「はい、おしまい。とっても上手だったわよ。」

 こうして、ラジオの録音が終わった。

 その後、担任の先生(休みなのにもかかわらず、わざわざ来てくださっていた。)と一緒にNHKの会場で写真を撮り、すぐに私の車でヤマハ音楽発表会の会場に向かった。


【今後の予定】

■12月□日のNHK(○県)ラジオに、今回収録した作文の音読が流される。

■12月□日付けの○△新聞(県内普及率60%以上でトップシェアの地方紙)新聞に、アキコの作文が載る。

 こういう予定になっているそうだ。

 ちなみに、翌日の○△新聞には、アキコが賞状を受け取る姿が、写真入りで報道されていた。(6名が順番に賞状を受け取ったのだが、たまたまアキコの姿が載っていた。テレビ局の人もカメラを回していたので、ほんのちょっぴりだろうが、地方版に放映されたはずである。(※アキコは、複数の友達から、<地方版の>NHKのニュースにアキコが出ていたと後日聞かされた。)
 きちっとした服装でなければ、絶対こうはならなかったはずである。

 泥縄ではあったが、きちっとした服装にしてよかった!

 音読練習もきちっとしておいてから出かけてよかった!

 表彰式も、新聞に載ることも、NHKラジオ録音も、親子共にすべて貴重な体験となった!

 すべてひっくるめて、アキコの大きな自信となったに違いない。

 当日のラジオ放送、新聞紙上での発表が楽しみである。


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◆キーワード:1 NHKラジオ収録  2 作文コンクール  3 表彰式

◆留意点・その他:

・表彰状会場までの旅費まで支給があった。

・今回の作文、アキコが夏休みに読んだ本の感想を中心にまとめたもので、私は全く指導していない。事前に読んではいたが、まさかこんな賞を取るとは、夢にも思わなかった。

・私としてはむしろ、点字や手話の講座(3日間連続)に参加し、それを大洋紙にお友達とまとめていたことの方を高く評価していた。

・写真はあとで載せるつもりである。アキコの受賞作文は迷っている。

・話は変わるが、今年はTV東京に家族で出演するなど、何かとマスコミに縁がある年である。