家族の広場

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野口嘉則『鏡の法則』を生活に生かすパートⅡ

2006-09-30 15:57:21 | Weblog
◆リード:野口嘉則『鏡の法則』を生活にどう生かしたか?! この法則を使って、職場での人間関係(居心地)や妻との関係がよくなった感じがしている。その生かし方とは!?

2006.9.30  野口嘉則『鏡の法則』を生活に生かすパートⅡ トップページ

 前記事で紹介した鏡の法則=「わたしたちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」「自分の心の波長にぴったりな出来事が起きる」=与えたものが受け取るもの・出した波動が返ってくるという波動の法則を紹介した。

 実は、その記事は本記事を理解し易くするために、野口嘉則『鏡の法則』から学んだことを書いたものである。

 本題は、今回の記事である。

 今の職場は、昨年4月に転勤してきた職場だ。特別支援学級担任ということで、わずか3人の子供の担任をしている。

 職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がして嫌だった。

 鏡の法則からすると、その原因は「私が誰かのことを、『あいつは楽でいいな。』と思っている」ということになる。

 そこで、そう思っていないか調べてみた。

 まず、職場の管理職の一人Aさん。「この規模の職場にしては、持ち時間も少なく楽でいいな。」と、私は少し思っていた。そして、同じく上司のBさん、Aさんほどでないにしても、「楽だな。」と少し思っていた。
 
 これをもう少しよーく見つめ直した。
 Aさん、確かに少し楽かもしれないが、これはこの小規模な職場全体に言えることだし、管理職であるが故に、毎朝管理士さんと並んでトップで職場に来て、職員や子供たちを迎えることは容易ではない。管理職ならではのいろいろな報告書類や指導監督もあり、おそらくはトップとの間に入ってつらいこともあるはずだ。年を取っている分、同じことでも肉体的にはつらいはずである。それに、そもそも楽な仕事など、まずないのである。学校という職場には……。

 Bさん、よーく見つめるまでもなく、自分の仕事はきっちりされている。責任感も強く、誠実で、人望もある。楽うんぬんなどの観点でそもそも動いていない。ただ、小規模の職場で職場全体に余裕があるだけだ。

 実は、もう一人「楽でいいな」と思っている人がいた。それは、妻である。
 「主婦であり、二人目のクニコも保育園に通い出した。保育園に送り出せば自由な時間があり、職場のあつれきもない。楽だな。」と思った。
 がしかし、「その恩恵を受けているのは、私なのだからー職場のストレスで妻が家庭でイライラすることも、妻が仕事で夕食が遅れることもない。子供の教育に支障をきたすこともない。安心して仕事に専念できるー文句は言えないな。」と思った。

 もう一度、職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がする原因は何か?!

 私自身、仕事を怠けていたり、外面上怠けていなくとも真摯な取り組みの姿勢がなかったりしているか?! 自問自答してみた。

 そんなことはない! 仕事には、真摯に取り組むという価値観をもっている。3人の子供は、親身になって関わる決意でいるし、実際そうしてきたつもりだ。能力的にはまだまだだと思っているが、その分研修に励み、教師として日々成長しようとしている……。

 この段階で、ハッと気づいた。妻と私の価値観、思いは同じじゃないか!と。

 私が真摯に仕事ーつまり3人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばるーをするということは、妻が育児ーつまり2人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばっていることーと同じじゃないか!と。

 この気づきが得られたら、妻は、同じ価値観で生きている同士なんだと思い、今更ながらすごく妻を身近に感じた。(何を今更遅いな……であるが。)さらなる感謝の気持ちが生じ、心地よい気持ちに満たされた。

 しばらくその心地よい気持ちに浸っていると、「確かに子供に対する姿勢や取組は同じかもしれないが、妻はクニコを保育園に送り出せば自由時間があるし、職場のあつれきもなく、ぼくよりも楽かもしれない。」という思いが生じてきた。

 その思いに対して、別な自分が反論を試みた。

1.まったく同じ仕事量など存在しない。能力も適正も違うし、同じ仕事量にできたとしても、それは同じでない。つまり、そもそも無理である。さらに言えば、質の違う仕事(炊事・洗濯など)を単純に比較することすらできない。

2.仮に妻の方が休憩もあり自由時間も多くて比較的楽だったとしても、それは我が家庭にとってゆとりや潤いがあるということであり、いいことだある。それは、私にも返ってくることではないか。こういって、この妻の状況を心から肯定した。

3.かりにたくさん仕事をしているのであったら、その分成長できる機会を与えられているのだから、むしろその方が恵まれているという見方も出来ると思い、感謝した。

 私が妻に対して真摯に取り組んでいる育児や、家事の仕事に敬意を感じ、感謝し、妻のゆとりもある状況を心から肯定したら、不思議なことに「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」という感覚が消滅した。

 やはり因は、ここにあったのだ。

 鏡の法則は、確かに存在している。それは、自らに気づきと成長の機会を与えてくれる。うまく活用したいものだ。



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◆キーワード:1 鏡の法則  2 夫婦関係を改善する  3 職場での人間関係を改善する

◆留意点・その他:
・今の職場は全体にゆとりがある。前3年間過ごした職場は、今の規模の倍以上で、通常8時頃まで職場にいたし、10時までいることも珍しくなかった。ひどいときは、1週間のうち3回も午前1時まで仕事をしていたことがあった。それでも、日誌には9時30分に職場を後にしたことように書くことになっていた。(8時帰宅を9時30分帰宅にでない!)だから、職場から車で5分のところにアパートを借りていた。それに比べれば、職場全体がずいぶん楽である。おかげでブログも、こうして書けている。以前の職場ならば、このブログは絶対に誕生しなかったことでしょう。

・以前のブログにも書いたように、私は7時50分から子供が帰る3時まで、途中の休憩は一切ない。空き時間もない。私は、3人の子供につきっきりである。

野口嘉則『鏡の法則』を職場の人間関係の改善に生かす

2006-09-30 15:54:30 | Weblog
◆リード:野口嘉則『鏡の法則』を生活にどう生かしたか?! この法則を使って、職場での人間関係(居心地)や妻との関係がよくなった感じがしている。その生かし方とは!?

2006.9.30  野口嘉則『鏡の法則』を生活に生かすパートⅡ トップページ

 前記事で紹介した鏡の法則=「わたしたちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」「自分の心の波長にぴったりな出来事が起きる」=与えたものが受け取るもの・出した波動が返ってくるという波動の法則を紹介した。

 実は、その記事は本記事を理解し易くするために、野口嘉則『鏡の法則』から学んだことを書いたものである。

 本題は、今回の記事である。

 今の職場は、昨年4月に転勤してきた職場だ。特別支援学級担任ということで、わずか3人の子供の担任をしている。

 職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がして嫌だった。

 鏡の法則からすると、その原因は「私が誰かのことを、『あいつは楽でいいな。』と思っている」ということになる。

 そこで、そう思っていないか調べてみた。

 まず、職場の管理職の一人Aさん。「この規模の職場にしては、持ち時間も少なく楽でいいな。」と、私は少し思っていた。そして、同じく上司のBさん、Aさんほどでないにしても、「楽だな。」と少し思っていた。
 
 これをもう少しよーく見つめ直した。
 Aさん、確かに少し楽かもしれないが、これはこの小規模な職場全体に言えることだし、管理職であるが故に、毎朝管理士さんと並んでトップで職場に来て、職員や子供たちを迎えることは容易ではない。管理職ならではのいろいろな報告書類や指導監督もあり、おそらくはトップとの間に入ってつらいこともあるはずだ。年を取っている分、同じことでも肉体的にはつらいはずである。それに、そもそも楽な仕事など、まずないのである。学校という職場には……。

 Bさん、よーく見つめるまでもなく、自分の仕事はきっちりされている。責任感も強く、誠実で、人望もある。楽うんぬんなどの観点でそもそも動いていない。ただ、小規模の職場で職場全体に余裕があるだけだ。

 実は、もう一人「楽でいいな」と思っている人がいた。それは、妻である。
 「主婦であり、二人目のクニコも保育園に通い出した。保育園に送り出せば自由な時間があり、職場のあつれきもない。楽だな。」と思った。
 がしかし、「その恩恵を受けているのは、私なのだからー職場のストレスで妻が家庭でイライラすることも、妻が仕事で夕食が遅れることもない。子供の教育に支障をきたすこともない。安心して仕事に専念できるー文句は言えないな。」と思った。

 もう一度、職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がする原因は何か?!

 私自身、仕事を怠けていたり、外面上怠けていなくとも真摯な取り組みの姿勢がなかったりしているか?! 自問自答してみた。

 そんなことはない! 仕事には、真摯に取り組むという価値観をもっている。3人の子供は、親身になって関わる決意でいるし、実際そうしてきたつもりだ。能力的にはまだまだだと思っているが、その分研修に励み、教師として日々成長しようとしている……。

 この段階で、ハッと気づいた。妻と私の価値観、思いは同じじゃないか!と。

 私が真摯に仕事ーつまり3人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばるーをするということは、妻が育児ーつまり2人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばっていることーと同じじゃないか!と。

 この気づきが得られたら、妻は、同じ価値観で生きている同士なんだと思い、今更ながらすごく妻を身近に感じた。(何を今更遅いな……であるが。)さらなる感謝の気持ちが生じ、心地よい気持ちに満たされた。

 しばらくその心地よい気持ちに浸っていると、「確かに子供に対する姿勢や取組は同じかもしれないが、妻はクニコを保育園に送り出せば自由時間があるし、職場のあつれきもなく、ぼくよりも楽かもしれない。」という思いが生じてきた。

 その思いに対して、別な自分が反論を試みた。

1.まったく同じ仕事量など存在しない。能力も適正も違うし、同じ仕事量にできたとしても、それは同じでない。つまり、そもそも無理である。さらに言えば、質の違う仕事(炊事・洗濯など)を単純に比較することすらできない。

2.仮に妻の方が休憩もあり自由時間も多くて比較的楽だったとしても、それは我が家庭にとってゆとりや潤いがあるということであり、いいことだある。それは、私にも返ってくることではないか。こういって、この妻の状況を心から肯定した。

3.かりにたくさん仕事をしているのであったら、その分成長できる機会を与えられているのだから、むしろその方が恵まれているという見方も出来ると思い、感謝した。

 私が妻に対して真摯に取り組んでいる育児や、家事の仕事に敬意を感じ、感謝し、妻のゆとりもある状況を心から肯定したら、不思議なことに「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」という感覚が消滅した。

 やはり因は、ここにあったのだ。

 鏡の法則は、確かに存在している。それは、自らに気づきと成長の機会を与えてくれる。うまく活用したいものだ。



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◆キーワード:1 鏡の法則  2 夫婦関係を改善する  3 職場での人間関係を改善する

◆留意点・その他:
・今の職場は全体にゆとりがある。前3年間過ごした職場は、今の規模の倍以上で、通常8時頃まで職場にいたし、10時までいることも珍しくなかった。ひどいときは、1週間のうち3回も午前1時まで仕事をしていたことがあった。それでも、日誌には9時30分に職場を後にしたことように書くことになっていた。(8時帰宅を9時30分帰宅にでない!)だから、職場から車で5分のところにアパートを借りていた。それに比べれば、職場全体がずいぶん楽である。おかげでブログも、こうして書けている。以前の職場ならば、このブログは絶対に誕生しなかったことでしょう。

・以前のブログにも書いたように、私は7時50分から子供が帰る3時まで、途中の休憩は一切ない。空き時間もない。私は、3人の子供につきっきりである。

野口嘉則『鏡の法則』で夫婦関係を改善する

2006-09-30 15:50:38 | Weblog
◆リード:野口嘉則『鏡の法則』を生活にどう生かしたか?! この法則を使って、職場での人間関係(居心地)や妻との関係がよくなった感じがしている。その生かし方とは!?

2006.9.30  野口嘉則『鏡の法則』を生活に生かすパートⅡ トップページ

 前記事で紹介した鏡の法則=「わたしたちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」「自分の心の波長にぴったりな出来事が起きる」=与えたものが受け取るもの・出した波動が返ってくるという波動の法則を紹介した。

 実は、その記事は本記事を理解し易くするために、野口嘉則『鏡の法則』から学んだことを書いたものである。

 本題は、今回の記事である。

 今の職場は、昨年4月に転勤してきた職場だ。特別支援学級担任ということで、わずか3人の子供の担任をしている。

 職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がして嫌だった。

 鏡の法則からすると、その原因は「私が誰かのことを、『あいつは楽でいいな。』と思っている」ということになる。

 そこで、そう思っていないか調べてみた。

 まず、職場の管理職の一人Aさん。「この規模の職場にしては、持ち時間も少なく楽でいいな。」と、私は少し思っていた。そして、同じく上司のBさん、Aさんほどでないにしても、「楽だな。」と少し思っていた。
 
 これをもう少しよーく見つめ直した。
 Aさん、確かに少し楽かもしれないが、これはこの小規模な職場全体に言えることだし、管理職であるが故に、毎朝管理士さんと並んでトップで職場に来て、職員や子供たちを迎えることは容易ではない。管理職ならではのいろいろな報告書類や指導監督もあり、おそらくはトップとの間に入ってつらいこともあるはずだ。年を取っている分、同じことでも肉体的にはつらいはずである。それに、そもそも楽な仕事など、まずないのである。学校という職場には……。

 Bさん、よーく見つめるまでもなく、自分の仕事はきっちりされている。責任感も強く、誠実で、人望もある。楽うんぬんなどの観点でそもそも動いていない。ただ、小規模の職場で職場全体に余裕があるだけだ。

 実は、もう一人「楽でいいな」と思っている人がいた。それは、妻である。
 「主婦であり、二人目のクニコも保育園に通い出した。保育園に送り出せば自由な時間があり、職場のあつれきもない。楽だな。」と思った。
 がしかし、「その恩恵を受けているのは、私なのだからー職場のストレスで妻が家庭でイライラすることも、妻が仕事で夕食が遅れることもない。子供の教育に支障をきたすこともない。安心して仕事に専念できるー文句は言えないな。」と思った。

 もう一度、職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がする原因は何か?!

 私自身、仕事を怠けていたり、外面上怠けていなくとも真摯な取り組みの姿勢がなかったりしているか?! 自問自答してみた。

 そんなことはない! 仕事には、真摯に取り組むという価値観をもっている。3人の子供は、親身になって関わる決意でいるし、実際そうしてきたつもりだ。能力的にはまだまだだと思っているが、その分研修に励み、教師として日々成長しようとしている……。

 この段階で、ハッと気づいた。妻と私の価値観、思いは同じじゃないか!と。

 私が真摯に仕事ーつまり3人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばるーをするということは、妻が育児ーつまり2人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばっていることーと同じじゃないか!と。

 この気づきが得られたら、妻は、同じ価値観で生きている同士なんだと思い、今更ながらすごく妻を身近に感じた。(何を今更遅いな……であるが。)さらなる感謝の気持ちが生じ、心地よい気持ちに満たされた。

 しばらくその心地よい気持ちに浸っていると、「確かに子供に対する姿勢や取組は同じかもしれないが、妻はクニコを保育園に送り出せば自由時間があるし、職場のあつれきもなく、ぼくよりも楽かもしれない。」という思いが生じてきた。

 その思いに対して、別な自分が反論を試みた。

1.まったく同じ仕事量など存在しない。能力も適正も違うし、同じ仕事量にできたとしても、それは同じでない。つまり、そもそも無理である。さらに言えば、質の違う仕事(炊事・洗濯など)を単純に比較することすらできない。

2.仮に妻の方が休憩もあり自由時間も多くて比較的楽だったとしても、それは我が家庭にとってゆとりや潤いがあるということであり、いいことだある。それは、私にも返ってくることではないか。こういって、この妻の状況を心から肯定した。

3.かりにたくさん仕事をしているのであったら、その分成長できる機会を与えられているのだから、むしろその方が恵まれているという見方も出来ると思い、感謝した。

 私が妻に対して真摯に取り組んでいる育児や、家事の仕事に敬意を感じ、感謝し、妻のゆとりもある状況を心から肯定したら、不思議なことに「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」という感覚が消滅した。

 やはり因は、ここにあったのだ。

 鏡の法則は、確かに存在している。それは、自らに気づきと成長の機会を与えてくれる。うまく活用したいものだ。



【関連記事】あったかい家族日記

よかったらnice! ブログを書く意欲はあなたのnice!に支えられています。ーonly nice! commentは、気のすすむままにー


◆キーワード:1 鏡の法則  2 夫婦関係を改善する  3 職場での人間関係を改善する

◆留意点・その他:
・今の職場は全体にゆとりがある。前3年間過ごした職場は、今の規模の倍以上で、通常8時頃まで職場にいたし、10時までいることも珍しくなかった。ひどいときは、1週間のうち3回も午前1時まで仕事をしていたことがあった。それでも、日誌には9時30分に職場を後にしたことように書くことになっていた。(8時帰宅を9時30分帰宅にでない!)だから、職場から車で5分のところにアパートを借りていた。それに比べれば、職場全体がずいぶん楽である。おかげでブログも、こうして書けている。以前の職場ならば、このブログは絶対に誕生しなかったことでしょう。

・以前のブログにも書いたように、私は7時50分から子供が帰る3時まで、途中の休憩は一切ない。空き時間もない。私は、3人の子供につきっきりである。



ベストセラー野口嘉則『鏡の法則』を読む!

2006-09-30 13:47:04 | Weblog
◆リード:野口嘉則『鏡の法則』を読んだ。与えたものが受け取るもの・出した波動が返ってくるという波動の法則は知っていた。しかし、実際の現れ方は、与えたその相手からすぐに返ってくるという単純なことではなく、かなり複雑な現れ方をする。今月読んだ本の中で、家族を幸せにするために最も役だった本である。

2006.9.30 ベストセラー野口嘉則『鏡の法則』を読む!   トップページへ

  ー鏡の法則を生活に生かすパートⅠー

 今月読んだ本の中で最も役立った本である。9月14日にアマゾンから届き、一気に読み終えた。そこでは、帯に「25万部突破のベストセラー」と書いてあったが、一昨日(28日)書店に寄ったら、帯に「55万部突破のベストセラー」と書いてあった。

 同書は、実話を紹介しながら、分かり易く鏡の法則=「わたしたちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」「自分の心の波長にぴったりな出来事が起きる」(同書68p.)について紹介している。

【実話のあらまし】
 41歳になる主婦の栄子は、小5の息子がいじめられて、そのことで悩んでいた。いじめられているこの自体もつらいのだが、息子の力になりたいのに、いじめられていることを相談もしてくれず、「ほっといて!」と拒否されてしまう。

 そこで、藁にもすがる思いで、心理学に詳しい矢口氏に電話で相談した。

 矢口氏は、「大事な息子さんが人から責められて(いじめられて)悩んでいること=結果は、あなたが誰か感謝すべき人に感謝せずにその人を責めて生きているから=原因」と言われる。

★矢口氏の質問1「感謝する必要がある人、それも身近な人を、あなた自身が責めているのではないですか?」
 
 これに対して、栄子さんは、感謝はしているが、尊敬はしていないことに気づく。教養がないことを理由に、軽蔑してしまっているのだ。

 矢口氏は、栄子さんがお主人を受け入れられない根本的な原因を探し、解決する必要があることを見抜く。そして……。

★矢口氏の質問2「ご自分のお父様に感謝しておられますか? 『ゆるせない』という思いを、心のどこかに持っていませんか?」

 この質問で、栄子さんは自分の父を感謝はしているが、許していないこと、好きになれなかったことに気づく。

 しかし、ゆるすことのできない父も、かわいい我が子のいじめを解決できるならばと、矢口氏の処方箋に従うのである。

★矢口氏の処方箋1「お父様に対する『許せない』という気持ちを存分に書き殴る。」

 栄子さんは、2時間近くもかけて、思いっきり泣きながら、怒りを込めた文章をかきなぐっていた。その後、矢口氏へ電話する。すると、次の処方箋をもらった。

★矢口氏の処方箋2「用意した紙に、『父に感謝できること』というタイトルを書き、感謝できることを書いていく。」

 栄子さんは、「現場監督のきつい仕事を続けて、家族を養ってくれた……。」と書いていった。

★矢口氏の処方箋3「『父に謝りたいこと』というタイトルを書いて、謝りたいことを書いていく。」

  栄子さんは、「こんなにも愛してもらいながら、私は父に何もしてあげていない。……父親の現場監督の仕事に対して、『品がない』とか『知的でない』とか思っていた……。」と書いていった。

★矢口氏の処方箋4「今から、お父様に電話をかけて、感謝の言葉と謝る言葉を伝える。」

 この最後の処方箋について、「あなたの人生で、一番勇気を使う場面かもしれません。 一生に一度の勇気を使う価値はあると思います。」と、矢口氏は言われた。

 栄子さんは、息子にいじめについての悩みの解決に役立つならと勇気を出して電話をかけ、感謝の言葉と謝る言葉を伝えたのである。

 その言葉を聞いたお父さんは、泣き崩れ、さらに娘の栄子さんに「言い父親じゃなかった。お前にはずいぶんいやな思いをさせた」とわびたのだった。さらに、母には「70年生きてきて、今日が一番うれしい日だ」と言ったという。

 栄子さんは「息子がいじめられていることが、最大の問題だと思っていましたが、長年父をゆるしていなかったことのほうが、よほど大きな問題だったという気がします。息子のおかげで父と和解できたんだと思うと、息子の問題があってよかったのかなという気すらします」と、矢口氏に語った。

 この後、矢口氏の話で、栄子さんは、自分の「息子の力になりたいのに、いじめられていることを相談もしてくれず、「ほっといて!」と拒否されてしまう」このつらさは、自分の父親が20年以上も味わい続けてきたことだと気づく。

 そして、自分が父に対して抱いていた「口うるさい父がイヤ」「もっと私を信頼してほしい」という思いは、我が息子の私(母栄子)に対しての思いであることにも気づいていく。

 さらに、主人のこと尊敬できず、主人の意見を受け付けられないというスタンスは、自分の父親に対して取ってきたスタンスに似ていることに気づく。

★矢口氏の処方箋5「先に紙に感謝できること、謝りたいことを書き足すと同時に、父に対してどのような考え方で接したらよかったのか?」を新しい紙に書く。

 栄子さんは、「父の言動の奥にある愛情に気づくこと」「愛してもらうだけでなく、自分から愛すること」……(是非本書を購入されて読まれることを薦めます。)と書いていく。

 そして、このことはこれから夫に対して取るべき考え方だと気づいていく。

 さて、冒頭に矢口氏が指摘した原因と結果は、次の通りである。

◆「大事な息子さんが人から責められて(いじめられて)悩んでいること=結果は、あなたが誰か感謝すべき人に感謝せずにその人を責めて生きているから=原因」

 この原因である栄子さんの父に対する責めーこれは現在の夫に対する責めの根本原因ーが消え、夫に対する責め(軽蔑)が消えた。

 そこで、結果である息子さんのいじめはどうなったか!? なんといじめっ子が「いつもいじめててごめんな」といって謝ってくるのである。

 栄子さんは、口やかましい母親から、息子を信頼する親になると、息子に伝えた。さらに「お母さんが間違っていたのよ。お父さんは、優しくて男らしくてたくましくて……男の中の男よ」とも。

 かくて、「勉強しないと、お父さんのような仕事ぐらいしかできなくなちゃうよ」と言われ、お父さんへの尊敬を禁じてられていた息子さんは、「お父さんを尊敬してもいいよ」と許可をもらい、うれしくなる。

 ……以上が、紹介されていた実話のあらましである。是非一読を薦めたい。総合法令から952円+税の割安である。しかも、実話をもとに鏡の法則を説明しており、読みやすいばかりでなく大変説得力がある。

 さて、私自身の学びをまとめてみる。

1.与えたものが受け取るもの・出した波動が返ってくるという波動の法則(鏡の法則)は知っていた。しかし、実際の現れ方は、与えたその相手からすぐに返ってくるという単純なことではなく、かなり複雑な現れ方をするということがわかった。

 今回の実話で言えば、「父親に20年以上もさせてきたさびしい親の思い」(与えたもの)を、「いじめられている息子の力になりたいのに、拒否されてしまうさびしい親の思い」(受け取るもの)として受け取ったこと。

 「父親をゆるさず責めてきたこと」(与えたもの)を、自分自身ではなく「我が子がいじめられる」(受け取るもの)という形で受け取ったこと。

2.親の犯した責めは、我が子に返ってくる場合があること。これは、「親の因果が子に報い」という言葉の通りであること。

3.幸いなことに、因果応報の世界にあって、それはその因つまり原因を取り除けば、果つまり結果もよくなるということ。

4.我が子がいじめられるという一見悲しいこと・つらいことも、因があって起こっており、それによって気づきーこの場合では、感謝すべき父をゆるせず責めている……ーが得られるならば、かえってよいこととなる。まさに災い転じて福となる。

【関連記事】あったかい家族日記「父の感謝する子」

「革ジャンに込められた母の愛」

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◆キーワード:1 鏡の法則  2 夫婦関係を改善する  3 親子関係を改善する

◆留意点・その他:
・この事例は、いじめの解決法としては、むしろ例外的なものである。この事例では、いじめられる原因は、父親をゆるせず責めていた母親になってしまう。それだけがいじめの原因ではないはずだ。それでは、解決策も、父親をゆるし和解するという方法しかなくなってしまう。
 原因もいろいろあり、もっと多様な解決方法があってよい。
 信頼できる人に相談する。担任に知らせ、対処してもらう。いじめっこと話す。いじめっこの親と話す。いじめられないように、我が子に格闘技を学ばせる。我が子の仲間に頼む……。いろいろな方法があってよい。

・両親や配偶者などと和解していく有力な方法に、内観法と呼ばれるものがある。父母などとの関係について、お世話になったこと・お返ししたこと・迷惑をかけたことの3点について振り返っていくものである。野口氏の方法は、基本的には内観法によるものである。
全国に内観道場があり、この鏡の法則で紹介されてような(それ以上の)事例が日常的に起こっている。
 また、私が丁度10年前に受講した原久子氏の内観法・止観法および対人関係調和の瞑想法も、似た方法(さらに詳しい)をとっている。