◆リード:机の角に眉間の下をぶつけたしまった我が子。顔に傷跡が残らないように必死で手当をした。その甲斐あって傷が残らないで済んだ。 <対象>子どもから大人まで。
2006.9.1 残らないで済んだアキコの傷跡! トップページへ
今から1年ほど前のこと。家族4人で川の字で寝ようという夜9時頃のことである。たまたま私が腕を軽く回したとき、私の薬指がほんの少しアキコのほお(鼻の左脇)をかすめた。
ほんの少し体液がにじんだかな? というくらいで、気にもとめなかった。
ところが、4、5日してかさぶたのようなものができ、1週間してよく見ると、少しだがしっかりと傷跡が残っていたのであった。
当時小学校1年生のアキコは、少しも困ったふうもなく(しゃれ気がまったくない)、平然としていた。だが、父親の私としては、「私の不注意で娘の大事な顔に傷を残してしまった!」と、大いに後悔したのだった。
「アキコの体質は、私と同じだ! 傷跡が残るタイプなんだ!」
そして、およそ1年後。丁度シュレッダーに幼児が指を挟まれるという事故を報じていた翌日のこと。アキコが机(私のパソコン用のもの)の下の何かを拾おうとして頭を下げ、そのまますっとあげて机の辺(近年は角を取り丸みを持たせているものが多いが、この机は違っていた。)に部分に眉間のすぐしたをぶつけてしまった。
アキコ「いて~!」
私「どうした?!」
アキコ「ここにぶつけちゃった。」
私「どれどれ。」
よく見ると、眉間のすぐしたがほんの少し傷ついていて体液がにじんでいた。
私には、1年前のあの残った傷の件がありありと思い出された。
私「アキコ、絶対傷を手で触っちゃダメだぞ!」
「アキコは、お父さんに似ているから、傷跡が残りやすいんだ。その傷を触ると、絶対 に傷跡が残るよ!」
アキコ(……)
こういった後、打撲に効く「まむし酒」(打撲の治療効果は抜群。我が家では打撲にはまむし酒である。)を脱脂綿に浸け、アキコの眉間のすぐ下をそっと軽く触れるようにしてまむし酒を塗った。
私「こんなところに傷跡が残ったら大変だ!」と言い、
「アキコ、顔を洗うときも、そこに手を触れてはダメだよ。」と厳命した。
そして、朝晩、まむし酒を塗っていた。
そうして、2、3日後の夕食時、アキコの眉間の下をじっと見た。0.2ミリぐらいだろうか。うっすらとかさぶたのようなものができていた。
私「そのかさぶたを絶対取ってはダメだよ。 それを(無理して)取ったら、傷跡が残るから。」
アキコ「うん。」
私「絶対に傷跡を残さないぞ!」
妻「それは分からないよ。(だぶん残るよ。)」
客観的にみれば、妻の方が正しいというか五分五分であった。
そこで、寝る前にアキコの傷跡が残らないように祈った。
そして、1週間。無事傷跡が残らないで済んだのである。
私「やった~! 傷跡が残らない。」
女の子で、眉間の下という目立つ場所に少しであれ傷が残ったら大変(今は気にしなくとも、年頃になったら気にするに違いない。)と思っていたが、傷跡が残らないで本当によかった。
前の教訓が生きたのである。
もしぶつけた後、アキコが何度か傷口をいじっていたら、傷跡は残っただろう。
すぐに優しくまむし酒をつけなかったら、傷跡は残ったかもしれない。
できたかさぶたを無理矢理取っていたら傷跡は残っただろう。
もし祈らなかったら傷跡は残っていたかもしれない。
シュレッダーの事故ではないが、子どもはどう行動するかわからない。やっぱり机など家具類の辺は丸みをつけておくべきだろう。そして、未然に事故を防ぐのがベストだろう。
それにしても、事故というものは起きるものだ。問題は、その後の対応である。できうる中で最善を尽くそうとするのが、親なのだろう。
◆キーワード:1 打撲の手当 2 安全 3 親の思い・構え
◆留意点・その他:
・まむし酒は、打撲には本当によく効く。ちなみにやけどの場合は、アロエやバーユがよく効く。 よく起こりがちなケガについての知識をもっていることは、家族の健康を守るうえで重要である。
2006.9.1 残らないで済んだアキコの傷跡! トップページへ
今から1年ほど前のこと。家族4人で川の字で寝ようという夜9時頃のことである。たまたま私が腕を軽く回したとき、私の薬指がほんの少しアキコのほお(鼻の左脇)をかすめた。
ほんの少し体液がにじんだかな? というくらいで、気にもとめなかった。
ところが、4、5日してかさぶたのようなものができ、1週間してよく見ると、少しだがしっかりと傷跡が残っていたのであった。
当時小学校1年生のアキコは、少しも困ったふうもなく(しゃれ気がまったくない)、平然としていた。だが、父親の私としては、「私の不注意で娘の大事な顔に傷を残してしまった!」と、大いに後悔したのだった。
「アキコの体質は、私と同じだ! 傷跡が残るタイプなんだ!」
そして、およそ1年後。丁度シュレッダーに幼児が指を挟まれるという事故を報じていた翌日のこと。アキコが机(私のパソコン用のもの)の下の何かを拾おうとして頭を下げ、そのまますっとあげて机の辺(近年は角を取り丸みを持たせているものが多いが、この机は違っていた。)に部分に眉間のすぐしたをぶつけてしまった。
アキコ「いて~!」
私「どうした?!」
アキコ「ここにぶつけちゃった。」
私「どれどれ。」
よく見ると、眉間のすぐしたがほんの少し傷ついていて体液がにじんでいた。
私には、1年前のあの残った傷の件がありありと思い出された。
私「アキコ、絶対傷を手で触っちゃダメだぞ!」
「アキコは、お父さんに似ているから、傷跡が残りやすいんだ。その傷を触ると、絶対 に傷跡が残るよ!」
アキコ(……)
こういった後、打撲に効く「まむし酒」(打撲の治療効果は抜群。我が家では打撲にはまむし酒である。)を脱脂綿に浸け、アキコの眉間のすぐ下をそっと軽く触れるようにしてまむし酒を塗った。
私「こんなところに傷跡が残ったら大変だ!」と言い、
「アキコ、顔を洗うときも、そこに手を触れてはダメだよ。」と厳命した。
そして、朝晩、まむし酒を塗っていた。
そうして、2、3日後の夕食時、アキコの眉間の下をじっと見た。0.2ミリぐらいだろうか。うっすらとかさぶたのようなものができていた。
私「そのかさぶたを絶対取ってはダメだよ。 それを(無理して)取ったら、傷跡が残るから。」
アキコ「うん。」
私「絶対に傷跡を残さないぞ!」
妻「それは分からないよ。(だぶん残るよ。)」
客観的にみれば、妻の方が正しいというか五分五分であった。
そこで、寝る前にアキコの傷跡が残らないように祈った。
そして、1週間。無事傷跡が残らないで済んだのである。
私「やった~! 傷跡が残らない。」
女の子で、眉間の下という目立つ場所に少しであれ傷が残ったら大変(今は気にしなくとも、年頃になったら気にするに違いない。)と思っていたが、傷跡が残らないで本当によかった。
前の教訓が生きたのである。
もしぶつけた後、アキコが何度か傷口をいじっていたら、傷跡は残っただろう。
すぐに優しくまむし酒をつけなかったら、傷跡は残ったかもしれない。
できたかさぶたを無理矢理取っていたら傷跡は残っただろう。
もし祈らなかったら傷跡は残っていたかもしれない。
シュレッダーの事故ではないが、子どもはどう行動するかわからない。やっぱり机など家具類の辺は丸みをつけておくべきだろう。そして、未然に事故を防ぐのがベストだろう。
それにしても、事故というものは起きるものだ。問題は、その後の対応である。できうる中で最善を尽くそうとするのが、親なのだろう。
◆キーワード:1 打撲の手当 2 安全 3 親の思い・構え
◆留意点・その他:
・まむし酒は、打撲には本当によく効く。ちなみにやけどの場合は、アロエやバーユがよく効く。 よく起こりがちなケガについての知識をもっていることは、家族の健康を守るうえで重要である。