昨日、春日部市に住む従妹の葬儀があり出かけました。
家族葬で執り行うということですが、是非にと押しかけました。
血縁では従妹になりますが、親族の中では妹分になっています。私の家族は
戦中に沼津で奉職していた父が精神を病み、本家を頼ってここに戻りました。
戦後、離婚した父と二人で本家で10年ぐらい世話になった時、大人のいざこざに
挟まれていじけっ子になった私に、いつもやさしい声を掛けてくれたのが7歳上の
従妹でした。『姉ちゃあ~』はたまに帰省した時には我が家にも寄ってくれました。
12年前の父の葬儀の時には普通でしたが、それからしばらくして『アルツハイマー』を
患っていると聞きました。
4年前の本家の葬儀の時にはもう人の顔の見分けはできませんでした。ただ昔のままの
本家の建屋を見上げ「ああ、家だあ・・あそこで遊んだ、なつかしい~」と言ってました。
旦那さんが「徘徊に困りGPSを付けていた」と言ってましたが、
「ウチに帰る」と言って家を出て行った従妹はこの家を探していたのでしょうか?
娘さんが住む東京のお寺さんに納骨されるんでしょうが、私は手を合わせながら
道林寺(家の寺)の親の入っているお墓に遊びにおいでよと声を掛けました。
富士山須走口に現れる幻の滝を見に行って来ました。
天気は5合目から上はガスが覆っています。
グランドキャニオン入口から5合目を目指して古道を登ります。約1時間半です。
須走口からは大勢の人が歩いています。
30分ぐらい歩いたところがメインの展望地らしいのですが、今日は水流がありません。
しょうがない、ちょっと登るか~とショウスケさんサッサと行きます。
足場はしっかりした岩ですが案内も赤布もありません。
沢を横に見て30分ぐらい登ります。あたりは真っ白になります。
携帯で呼びかけながら45分登り、ちょっとは滝らしい流れのあるところに着きました。
自然現象を見に来たのだから、こういうこともあるさと下山。
5合目からそのまま小富士に向かいました。
ここも真っ白、時々気まぐれの日差しに下界が浮かび上がります。
同じ古道を下りたつもりがグランドキャニオンに出ません。崖の淵を登ったはずが
下山は林の中を下りてきました。分岐を見落としたようです。
でも、ゆっくり下り乍ら貴重な花を見ることができました。
カモメランは登りでカメラに収めて、5合目小屋のおかみさんに
『名前は分かりますか?』と聞いたら
「以前はこの辺りにたくさん咲いていたんだけど盗屈され今は絶滅です。
どこかで咲いているんですね~」と、とても嬉しそうでした。
今日は6時間半の行動時間でした。私たちの最近としてはちょっと長いかな。
明日ショウスケさんに腰痛がでませんように。